フィリピン不動産ツアーで確認すべきポイント8選

フィリピンの不動産を購入したいと考える日本人は多いですが、現地を視察せずに決めるのは危険です。というのも、不動産サイトに掲載されている写真は加工されたものや、新築時のものが使われていることが多く、実際の不動産とは大きく異なる場合が多いからです。

また、フィリピンで不動産を購入する際には、立地や利便性、周辺環境、水のきれいさ、不動産の耐震性など、確認すべきポイントが多くあります。そのため、自分の目で実際に確かめることをおすすめします。

その際に便利なのが、不動産会社などが企画してくれるフィリピン不動産ツアーです。狙い目の不動産をいくつも視察できるため、自分に合った不動産選びができます。

本記事では、フィリピン不動産ツアーの際に、ぜひ確認してほしいポイントについて紹介します。

フィリピンの不動産ツアーとは

フィリピンの不動産ツアーとは、不動産関連会社やエージェントが、フィリピンで不動産を買いたい人のために特別に組む見学ツアーです。ツアーというと、大勢の人数が一緒になっていくつもの不動産を巡るイメージがありますが、フィリピンでは、1組の不動産購入希望者の要望に合わせて独自に作ることが一般的。要件にあった不動産を複数確認できますので、フィリピン不動産の初心者であれば、ぜひ利用したいところです。

不動産ツアーには、フィリピン人向けに行われる一般的な不動産ツアーと、日本人向けに行われる不動産ツアーがあります。前者は、比較的値段が抑えられる一方、会話はもちろんすべて英語になります。日本人向けのツアーは少し高くなる傾向がありますが、日本語でのコミュニケーションが可能なことに加え、日本人の特性や日本人が重視することをよく知るスタッフが担当してくれますので、より細かな情報を得ることができます。必要に応じて使い分けるとよいでしょう。

フィリピン不動産ツアーで確認すべきポイント8選

フィリピンの不動産ツアーにて、ぜひ確認してほしい点について紹介します。

不動産の耐震性
フィリピンは、日本と同じように地震大国であり、地震が頻繁に発生します。日本と比べると地盤の弱いエリアが多く、また、建設資材のクオリティが低いため、震度5程度の地震であっても大きな被害が発生します。

近年では、マグニチュード6を超える地震がさまざまなエリアで発生しており、いつ大地震が起きてもおかしくない状況です。フィリピンの不動産を選ぶ際には、見学した不動産の耐震性を質問するとともに、現在、ひび割れや傾きなどが発生していないかどうかを、自分の目でも確認することが望ましいでしょう。

不動産の水害危険性
フィリピンは毎年、水害による甚大な被害を受けています。大雨が降ると川が氾濫したり、道路が冠水したりすることがあり、住宅内にまで水が入ることがあります。また、台風などで大雨が降ると、エリア一帯が水につかってしまうこともあります。

水害被害を予防するためにも、不動産があるエリアの標高を確かめるとともに、低地になっていないか、川のそばに位置していないかなどをチェックする必要があります。このあたりは担当者であってもすぐには答えられない場合がありますので、ツアーの前に確認するように依頼しておくのもよいでしょう。

毎月の管理費や修繕費
フィリピンで不動産を購入するとなると、まず第一の候補に挙げられるのが外国人でも購入できるコンドミニアムかと思います。フィリピンのコンドミニアムは、日本のタワーマンションと同じように、購入後に毎月の管理費や修繕費が発生することがほとんどです。

投資目的で買い、まったく住まなかったとしても、部屋を所有している以上、毎月の支払いが発生します。これらの費用がどのくらいになるのかについても、しっかりと確認しておくとよいでしょう。

不動産費用の支払い方法
不動産購入には多額の費用を支払う必要がありますが、どのような支払い方法が選択可能かについても確認しておくとよいでしょう。

一括で支払いをするにしても、日本円をフィリピンペソに両替するだけでも大きなストレスがかかります。支払い期限が短ければ短いほど、急いでお金を準備する必要もあります。

また、フィリピンの不動産は、事前にローンが組まれた状態で売りに出ていることも多くあります。その場合、ローンのために通常の価格よりも高くなっていることがあります。

フィリピン人ベースの支払い方法は、日本人にとってわかりにく場合もありますので、安心して購入したいと考えるならば、日本人向けの不動産会社やエージェントを利用するとよいでしょう。

周辺の安全性
フィリピンで生活するにあたっては、安全性に関して特に重視する必要があります。不動産の周辺地域は安全かどうか、また、不動産自体のセキュリティは万全かどうかを、しっかりと確認してください。

残念ながら、フィリピンでは外国人を狙った窃盗なども頻発しています。セキュリティがしっかりと確保された不動産を選ぶようにしてください。

インターネット回線
フィリピンは、インターネットの回線が非常に遅いことで有名です。これは、契約するプロバイダや契約プランにもよりますが、不動産があるエリアにも大きく影響を受けます。

インターネットを主に利用する仕事の場合、インターネットが急に遅くなったり、切断させてしまうことで仕事ができないこともあります。すでに利用している住民に聞くことで、インターネットスピードに関するある程度の情報が得られます。

水のきれいさ
生活する上で水のきれいさは欠かせません。フィリピンでは、日本と比べると水のきれいさがまだまだです。飲料水として飲めないのはもちろん、場合によっては濁った水が出てきたり、小石などが混じったりする場合もあります。

水のきれいさは、エリアごとに決まっていることがほとんどですので、周辺に住む人々から情報をもらうとよいでしょう。

アクセスのよさ
フィリピンの都市部では、非常に激しい渋滞が毎日発生しています。近場まで移動するのに、何十分、何時間もかかることがあります。地図上では目的地まで近かったとしても、実際に道路を使うと、予想よりも何倍もの時間がかかることがあります。主要道路の交通事情についても事前に確認しておくとよいでしょう。

まとめ

今回は、フィリピンの不動産ツアーの際に、ぜひ確認しておいてほしいポイント8選について紹介しました。フィリピンの不動産は非常に狙い目ですが、外国人投資家を狙った過大広告なども目立ちます。よりよい物件をみつけるためには自分の目で確かめることが重要であり、複数の不動産を一気に確認できる不動産ツアーを効果的に活用することをおすすめします。

弊社においても、フィリピンのおすすめ不動産に限定した不動産ツアーを企画しております。フィリピン不動産に興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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