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世界のイベント事情!世界中の父の日を調査してみました!

外国に移住して海外生活をしていると、「同じイベントなのに、日程やお祝いの仕方が日本と違う!」という体験をすることがあります。

国や地域によっては、イベントの名称は同じであるのに、意味や内容は全く異なるという場合も珍しくはありません。

今回は、世界に存在するイベントの中でも、様々な国の父の日について調べてみました!

日本では父の日に、お父さんに日頃の感謝を伝え、プレゼントを贈ることが一般的ですが、海外ではどうなのでしょうか?

父の日についておさらいしよう!

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まずは父の日はどのような日であるのか、改めて説明致します。

日本では、毎年6月の第3日曜日が父の日です。

母の日の1カ月後と思っている方もいるようですが、母の日は5月の第2日曜日、父の日は6月の第3日曜日です。

そして日本以外でも父の日をお祝いする国は多いですが、日程やお祝いの仕方は世界共通ではありません。

ただし、お父さんに感謝を伝える日ということは、どの国も同じですね。

父の日の起源はアメリカ?

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国によって父の日の由来は様々な説があります。

その中でも、一番多く伝えられているのは、アメリカが起源になっているというものです。

1900年初頭、アメリカのワシントン州に暮らすソノラ・スマート・ドットという女性は、ある日教会で神父の説教から母の日があることを知り、「母の日があるのになぜ父の日はないのだろう」と疑問に思いました。

男手ひとつで6人の子どもたちを育てた父親をとても尊敬していたソノラさんは、牧師教会へ「父親へ感謝する日も作って欲しい」と嘆願し、翌年のソノラさんのお父さんの誕生月である6月に初めて父の日のお祝いを催したことが始まりと言われています。

その後徐々にその活動は広がっていきましたがなかなか定着せず、父の日の祝日が制定されるまで60年もかかったそうです。

また、父の日にバラを贈る習慣は、ソノラさんが父親の墓前に白いバラの花を捧げたことが由来といわれており、亡くなった父親には白いバラ、存命の父親には赤いバラを贈ることが一般的です。

父の日のテーマカラーは黄色?


日本では、父の日の宣伝やディスプレイに黄色が使われることが多く、父の日のテーマカラーは黄色というイメージがあるのではないでしょうか?

これは、父の日を国民的な社会行事に発展・定着させるために、一般社団法人日本メンズファッション協会が設立した日本ファーザーズ・デイ委員会が、「イエローリボンキャンペーン」に黄色を用いたことが始まりのようです。

父の日の花に黄色いバラを贈る習慣も、前途で述べたソノラさんのストーリーからバラと黄色が結びついたものとされています。

「父の日のテーマカラーは黄色」というのは日本独特のもので、近頃では黄色いバラのほかに、にひまわりも父の日の花として用いられています。

世界各国・父の日のお祝い方法は?

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日本のようにアメリカと同じ6月の第3日曜日を父の日に制定している国は、イギリス、カナダ、フランスなどがあります。

それぞれどのような父の日を過ごすのでしょうか。

まずは父の日の発祥地アメリカと、イギリス、カナダの父の日をご紹介します。

父の日発祥の地「アメリカ」

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アメリカでは様々なシーンでカードを贈る習慣があり、父の日が近づくと、父の日のメッセージの入ったたくさんのカードが売られます。

様々な種類のカードの中には、孫から祖父へ、母親から息子へ向けたカードなどもあります。

父の日のギフトは、お父さんの趣味に関連した物が人気で、カードを添えて贈ります。

また、子供達が学校で作った父の日ギフトを渡す習慣もあります。

スポーツ観戦やブランチに出かけたり、インドアのお父さんは家で映画を観たりするなど、お父さんの好きなことをしながら家族で過ごすことが一般的です。

父の日は家族で過ごす日「カナダ」


カナダの人々は、いつも忙しいお父さんと一緒に過ごすことを重要視しています。

家族でピクニックやキャンプに出掛けるなど、お父さんとアウトドアを楽しむ習慣を大切にしている人も多いようです。

カナダでも、ネクタイや財布などの小物類や趣味に関連した物を、カードと一緒に贈ります。

贈り物に意味を込める「イギリス」


イギリスでも父の日が近づくと様々な店舗で父の日コーナーが設置され、父の日を盛り上げます。

父の日の当日は、父の日にちなんだプレゼントやカード、花を贈り、食事をしながらお祝いするのが一般的です。

感謝の気持ちやユーモアのあるメッセージが書かれたカードの中からぴったりくるものを選び、花を贈る場合はお父さんの好きな花、もしくは花言葉にこだわる人が多いそうです。

独自の日程と由来がある国も

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ここからは、国独自の父の日の日程や祝い方をする国を紹介していきます。

特徴的な由来のある「台湾」


台湾の父の日は8月8日。8は「パ」と発音するため8を2つ並べると「パ パ」となることが、父の日の日程を定めた由来になっています。

ちなみに、「爸爸(パパ)」は、父親への呼びかけに使う言葉です。

父の日は家族や親戚が集まり、食事をしながらお祝いします。

食後のデザート用に、父の日のケーキを準備する習慣もあるそうです。

同じ中華圏でも、中国や香港は日本と同じ6月の第3日曜日が父の日です。

父の日には家族でアウトドアを「オーストラリア」


オーストラリアは、9月の第1日曜日が父の日。

公園でピクニックをしたり、ビーチへ行ったりと、家族でアウトドアを楽しむことが一般的すが、教会や映画にでかけるお父さんもいるようです。

子供が作ったカードやプレゼントを父親へ渡し、感謝を伝えます。

プレゼントは工具や車用品などが人気です。

宗教に関連「イタリア」

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イタリア語で父の日は「Festa del Papa(フェスタ デル パパ)」。

カソリックの国であるイタリアらしく、聖母マリアの夫であり、イエス・キリストの養父である聖ヨセフ(イタリア語はサン・ジュセッペ)の祝日である3月19日が父の日となっています。

父の日には「ゼッポレ」と呼ばれるお菓子を食べながら、聖ヨセフを祝福する風習があります。

イタリアの他にスペインやポルトガル、クロアチアなど、カソリックの影響を受けているいくつかの国は、3月19日を父の日としています。

男同士で楽しむ日「ドイツ」


ドイツの父の日は「キリストの昇天祭」にお祝いします。

ドイツではイースターから数えて39日後の木曜日をキリストの昇天祭と設定されているため、父の日は日程は毎年変わります。

この日のドイツのお父さん達は、他の国のように家族で過ごすのではなく男だけで集まり、好きなことをして過ごすそう。

ビールを飲みに行ったり、自然の中でバーベキューをしたりしながら、夜遅くまで盛り上がるお父さんも多いようです。

ユニークな理由で父の日は11月に「フィンランド」


フィンランドの父の日は11月に祝日がないという理由から、11月の第2日曜日になったそうです。

父の日のプレゼントにはカードや手作りの物を贈ることが多く、朝食をベッドでゆっくり食べるような風習もあるよう。

ちなみに、北欧ではアイスランド、エストニア、スウェーデン、ノルウェーも11月の第2日曜日を父の日としていますが、デンマークだけはデンマークの憲法記念日である6月5日に父の日をお祝いしています。

まとめ

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海外には日本と同じように父の日をお祝いする国もあれば、特徴的な由来や祝い方のある国もありますね。

もし、外国に住むチャンスがあれば、その国に習ったお祝いの仕方をしてみてはいかがでしょうか?

お父さんにとっても、きっと忘れられない思い出となるでしょう。


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