【問題】中国が指定された為替操作国って?
【問題】トランプ米政権が5日、中国を25年ぶりに「為替操作国」(総合2面きょうのことば)に指定した。貿易、ハイテク覇権と続く米中の歯止めなき応酬は、ついに為替問題にまで発展した。為替操作国について正しいのは下記のうちどれか?
①為替操作国とは、米財務省が経常収支や貿易で自国の優位性を得るために為替を操作していると判断した国を指定するものだ。
②指定された国には2国間協議を求め、問題が解決しない場合は輸入を拒否する。
③1980~90年代にかけてロシアや中国が指定された。
④(1)米国に対する貿易黒字が年200億ドル(約2兆1千億円)以上(2)為替介入による外貨購入が1年で6カ月以上かつ国内総生産(GDP)の2%以上(3)国内GDPが昨年対比150%以上――のうち、原則として2つに該当すれば「監視リスト」に、3つすべてに当てはまると為替操作国への指定を検討する。
⑤「監視リスト」には中国やドイツ、韓国、ベトナムなど9カ国が指定されている。日本は非指定だ。
(問題はここまで)
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【答え】
①が正しい。
【解説】
②指定された国には2国間協議を求め、問題が解決しない場合は輸入品への関税引き上げなどの制裁措置を検討する。
③1980~90年代にかけて韓国や中国が指定された。
④(1)米国に対する貿易黒字が年200億ドル(約2兆1千億円)以上(2)為替介入による外貨購入が1年で6カ月以上かつ国内総生産(GDP)の2%以上(3)経常黒字がGDP比で2%以上――のうち、原則として2つに該当すれば「監視リスト」に、3つすべてに当てはまると為替操作国への指定を検討する。
⑤「監視リスト」には中国や日本、ドイツ、韓国、ベトナムなど9カ国が指定されている。