【ダブルバガー狙いの注目銘柄】【GMOインターネット】
最近、投資論みたいな記事が多かったので、
今回は、私が注目しているウォッチ銘柄について書こうと思います。
上場企業は3ヶ月に1回、決算を発表するのですが、
ウォッチ銘柄は、決算を楽しみに待ちながら、
何か良い変化があれば、投資を開始したり、追加投資をしています。
本記事は、個別銘柄への投資を推奨しているものでもありませんし、
投資は自己責任でお願い致します。
【注目企業】
注目銘柄とは「GMOインターネット」です。
投資歴の長い方は、今更GMO。。
投資初心者の方は何かGMOってCMで見たことある、何となく知っている、
という反応だと思います。
ご存知ない方のために、何をしている企業か書きますね。
書きますね。
書きますね。
書きますね‥
書ききれない‥
そう、簡単に全部、書けないくらい多くの事業を行っています。
それもそのはず、GMOインターネットは、驚くべきことに、グループ企業130社※の親会社です(汗)
※連結企業は103社。。
そして、その内、上場している子会社も9社あるのです‥
何となく雰囲気的に10年後、グループ企業1000社になってそうですね‥
ちなみに上場子会社が沢山ある企業のランキングは以下となります。
同率2位ですね。
1位:イオン:14社
2位:ソフトバンクグループ:9社
2位:GMOインターネット:9社
130社もグループ企業があれば、当然、色々な事業をしているのですが、
主な事業は、ネット関連の以下の4事業です。
・インターネットインフラ
・インターネット広告、メディア
・インターネット金融
・暗号資産事業
中核事業のインターネットインフラ事業は、
ドメイン・レジストリ 、ドメイン・レジストラ 、
クラウド・ホスティング 、ASPカート 、SSLセキュリティ 、
インターネット決済 、インターネットアクセス
でシェアNO1、もしくは圧倒的にNO1です。
会社説明によると、Googleの検索結果で表示される日本のWebサイトのうち、90%のドメインがGMOグループ経由で登録済み、
Webサイトの50%以上も、GMOのデータセンターが預かっているとのことです。
日本のネットインフラほぼほぼ全てを裏で牛耳っていると言って良いでしょう。。
なぜここまで、ネットインフラの各部門でトップを張っているかですが、
熊谷社長のインタビュー記事を読むと、最初から、
「フロー・ビジネス」より「ストック・ビジネス」
で起業したいと考えていたそうです。
「フロー・ビジネス」とは、飲食店や小売店のように、買ってくれた都度、売上が計上されるビジネス。
「ストック・ビジネス」は、通信・電力・ガス・水道事業のように、最初に顧客と契約を結べば、継続的かつ安定的に、売上が計上されるビジネス。
一方で、急に、一般人が、ガス事業のようなストック収入が稼げる、インフラ事業を起業できませんよね。
そこで、当時、自分でも始めることが出来る、ストック・ビジネスは何かないかと、考える中で、黎明期のネットインフラに狙いが定まっていったそうです。
ネットインフラは、当時「ストックで1番になれそうな領域」がゴロゴロしていました。まさにブルーオーシャン金脈、ゴールドラッシュ。
現在では、多くの企業がSaaSという形で、ストック収益を目指していますが、流石、一代で大企業を作りあげるだけあって、かなり先見性ありますね。
現在は、EC決済代行、ネット銀行、ネットFX、仮想通貨マイニング、仮想通貨売買、電子印鑑の事業等、ネット金融の部門で、シェアトップを取るため、積極的な投資を行っています。
エンジニアが社員の45%を占めており、50%まで高める計画を公言しています。
旧態依然の文系社会の金融機関出身の私からしたら、末恐ろしやです。
【熊谷社長】
以前にも、まず株式投資をする上で、決算書などの前に、社長をチェックすると申しましたが、記事やインタビュー、書籍など一通り目を通しました。
最近はTwitterのマトメが多いですが、社長のblogもあります。
ちなみに、熊谷社長は、サラリーマン社長じゃなく、オーナー社長です。
ここは、かなり重要なところで、サラリーマン社長より、オーナー社長の方が、多くのケースで、会社を圧倒的に成長させます。
(例)
日本:ソフトバンク、キーエンス、ファーストリテイリング、日本電産など
米国:アマゾン、フェイスブック、テスラ、アップルなど
中国:アリババ、テンセント、バイドゥ、ファーフェイなど
当然ですよね。
オーナーは、基本的に会社の株の大部分を持っている訳ですから、会社の業績がアップすれば、株価も同時に上がり、オーナーも豊かになります。
株主とオーナーの利害が一致しやすいですね。
更に、自分が産んだ、子供のようなものですから、可愛いですし、子育て方針(企業の成長戦略)も自分で決めることができます。
サラリーマン社長の場合、調べてみると分かるのですが、ほとんど自社株を持っていない人も多いです。
更に、少々、業績悪くても、決まった給料貰えます。
一定の期間勤めたら終わりですし、モチベーションは、そこまで上がりませんよね。
方針を決める際も、オーナーではないので役員間で、合議制になることが多く、スピード感の欠如や、責任転嫁、無責任ということが生まれやすいです。
子育ても、両方の両親や、育児アドバイザー、TV、ネットの情報を全部聞いて進めるとブレブレになりやすいと思います。
最後は、謎の子育て論になってきた。やめます。
まず、熊谷社長で、注目したのは、アートが大好き。という点。
イギリスの現代アーティスト、ジュリアン・オピーの作品のNO1コレクターを目指してます。
ジュリアン・オピーの作品です。
極限までシンプルに落とし込んだ、人物画で有名ですね。
オピーは、日本の浮世絵のコレクターでもあり、輪郭線を強調した特徴的な作風も浮世絵から着想を得ているそうです。
私も現代アートが好きです。
コロナ前、日本と往来が自由だったあの頃が懐かしい。
今のところの日本最終日、日本の現代アーティストの絵を、麻布で開かれていた個展で買いました。
コロナで帰国できないので、最近は、ベトナムのアートをチェックしてます。
創業社長のような高額な絵は変えませんが、若い作家の絵は数万〜数十万円で購入できます。買わなくてもいいので、興味が湧いた方は、お近くの個展に行ってみてください。
アート好きな社長、個人的にはGOOD!!
話が、すぐ投資から脱線するので、戻しますと、
私が社長凄い!!と思っている点は、2点に集約されます。
【壮大な計画と管理能力】
書籍や、インタビューを読むと、手帳を使って、夢や、目標を管理しているこが繰り返し書かれています。
1日に来るメールの件数は1000件?!!を超え、会食、会議なども多いことから、週末に、じっくり手帳と向き合うそうです。
アマゾンでも、社長監修(恐らく)の「夢が、かなう手帳」が販売されています。
有名な話ですが、21歳の時に、「事業家として圧倒的なナンバーワンの会社をつくり、35歳で会社を上場させる」という人生計画を立てたそうです。
結果、15年後、計画から40日間だけ遅れましたが、36歳で会社を上場させています。
仕事を5年以内に辞めたいなんて、考えている私とは志が違いすぎる。
現在は、35歳のころに立てた「55年計画」で、2051年に、売上高10兆円、利益1兆円を目指しているとのこと。
達成に向けて、それまでのプロセスも細かく設計し、日々実現に向かって行動しているようです。凄い計画性と努力ですね。
是非、前倒しで達成して、株主にも夢を見させて欲しいです!
【株式投資でもあっさり成功】
そもそも、父親も事業家で、お金持ち、高校中退後は父親の会社に入社してます。
でも、お父さんが、お金に厳しく超薄給で、超長時間労働を課せられ、風呂なしボロアパートに住んでいたそうです。本当なら凄い話、どんだけスパルタ。。
更に20歳の時に、結婚してお金もなかったことから、自分で増やさなければと思い立ち、20万円ほど貯金ができたところで、株式投資を開始したそうです。
最初は、東芝株や、NTT株などで、着実に資産を増やし、当時インターネット事業を起業して、ヤフーの凄さに気づいていたことから、最終的にヤフー株に数百万円投資し、それが億単位になったそうです。
普通、そこでアーリーリタイア するでしょ‥何故、そこから上場を目指す‥
熊谷社長の投資法の要点をまとめると
・少ないお給料の中から毎月こつこつ貯金をし、元手を作りながら株式投資の勉強をする。
・日経新聞の株価欄を切り取って、方眼紙に手書きのチャートを作って毎日記録をつける。
→今はそんなことせずとも、すぐ分かるので幸せな時代です。
・何年も切り抜きを続け、山のような束ができる。
・何かをやると決めたら徹底的に勉強。
・企業研究はもちろんのこと、日本経済や産業のしくみを知るための本、人々の投資行動を学ぶ心理学の本まで読みあさり、投資のポイントを学ぶ。
・学んだ上で、迷いなく一直線に投資する。
投資に近道はないし、コツコツ元金を貯めて、コツコツ投資をして、その裏ではしっかり勉強する。というのが大事なんですね。
凄い社長だ、さあ株を買ってみよう!!!は、ちょっと待ってくださいね。
2月3日現在、記事執筆時点で、GMOインターネットの時価総額は3607億円で、日本の上場企業の中で、340位です。
この時価総額でも、十分凄いのですが、インターネット時代のど真ん中の企業で、ネットインフラを独占しているのに、私は、少し過小評価されていると考えています。
市場から同じ評価を受けている時価総額3600億円台の企業は、キューピー、TBSテレビ、福岡銀行、JR九州などです。
いずれも凄い企業ですが、まだ成長中のGMOグループに比べて、既に成長しきっている感は否めないですよね。
ついでにいいますと、GMOインターネットの子会社、GMOペイメントゲートウェイの時価総額は1兆1572億円と、親会社を超えているのです。
次回の記事では、何故、過小評価されていると考えるのか、日本の親子上場企業の問題点などについても書こうと思います。
私のnoteでは、中学生の姪っ子に教えるつもりで、投資、金融用語を、例えを用いて分かりやすく説明して行きたいと思います。
暇な時に、順に読んで行って頂くことで、読者の皆様の金融リテラシーが少しでも向上すると嬉しい限りです。
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