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考える力を試してみよう(発想力)回答編 11~曖昧な言葉からわかる「考える」の基本と「考える力」の重要性~

前回まで

まずは問題を自分で考てみる
①考える力を試してみよう!(発想編)
  ↓
考える力を試してみよう(発想力)回答編
②回答編1:「考える」の基本は言葉を定義 しているか?
  ↓
回答編2:現状維持にも「成長」が必要
  ↓
回答編3:「変化が厳しい時代」の
 子どもたちに必要なもの

  ↓
回答編4:「考えるの基本」言葉を定義しよう
  ↓
回答編5:「考え方が逆」?順番があるの?
  ↓
回答編6:「考える」ことに「補助が必要」な人との差は大きい
  ↓
回答編7:視点を変えて、アイデアは
 全て捨てない、潰さない!

  ↓
回答編8:「本当に無理なのか?」を
 追及できているか?

  ↓
回答編9:「行動しない」という選択肢
 が大きな結果の差を生む

  ↓
回答編10:「思い付き」と「考える」の違い
  ↓
⑫番外編:無駄な会議が量産される理由
    (の一つ)は「学校」まで遡る!?

今回

子どもから大人までどんな場面でも、
「考える力」は活躍する。
とても重要なものになるから、
早めに持っておくほうがいい。

考える順番が違うだけで
本当に「考え」は違ったか?

復習
←思い付き | 本来の考え方→

考え方の順番1

考え方の順番6

「順番が違うだけ」でそこまで変わるのか?
と以前問いました。
(参考:回答編6:「考える」ことに
「補助が必要」な人との差は大きい

回答編10を通して、
順番が違うことで起こる結果の違いを
具体的に明らかにしていきました。

上記の「思い付きと本来の考え」が、
今も「同じ」見えますか?

ピクトさん1


例えば会社で使う「提案力」という言葉。
どんな「力」なのか、
具体的なことは誰も説明しないし、
よくわかっていないにも関わらず、
よく使われている言葉です。

じゃあその曖昧な「提案力」について、
説明してきた「思い付きと本来の考え」で、
同等の「力量」になると思いますか?

ピクトさん2

では、
人の話を聞くことが大事と言われる中で、
これも企業で多用される「ヒアリング力」。
いままでの「考え方」の違いで、
「ヒアリング力」にも差が出ると思いますか?

ピクトさん3

「ヒアリング力」の定義

例えば「ヒアリング力」を、
①現状に即した適切な質問をし、
②質問の回答を的確に捉え、
③次(質問や行動)につなげる

と定義します。

①現状に即した適切な質問
と言っても「現状」は人それぞれ。
たとえば・・・

ヒアリング力にも差が出る「考える力」

画像6

相手の年齢、職業、役割、立場、
生い立ち、キャリア etc
人ごとの「現状」があります。
「適切」な質問をするには、
それらを踏まえての質問が必要です。

なので
1:わかる範囲で相手をまず知り(現状把握)
2:相手の事実から分析し(考察・仮説立て)
3:掘り下げたい質問をする(考察・仮説を証明)
ことが必要になってきます。

そうすることで、
「現状に即した適切な質問」
ようやくすることが出来ます。
準備(考える)ことが事前に必要なんです。

逆に言えば、
相手のことを何も知ろうとせず、
自分なりの考えも何もなく、
思い付きで質問をするだけ。

これが「的外れな質問」です。

聞きたいことが特に見当たらない。
けど「人の話を聞け!」って、
世の中的になっているから、
とりあえず思いついた質問をしてるだけ。

そんな質問は相手にとって、
「的が外れた質問」が多くなるので、
鬱陶しい質問が積み重なって、
むしろ嫌がられてしまう。
「モテない人」になってしまう、
典型的な会話パターンと同じです。

いろんな場面で役に立つ
「考える力」

では改めてピクトさんに質問です。
「ヒアリング力」という曖昧な言葉を、
上記のように定義した時、
「思い付きの人」と「考える人」※とで、
「ヒアリング力」にも差が出ると思いますか?
(※参考:「思い付き」と「考える」の違い

ピクトさん4

誰だって「的外れな質問」をされたら、
イラっとしてします。
だから「相手に聞く(質問)」だけでも、
こういう下地が有ると無いとでは、
大きな違いが出てきます。

さらに「ヒアリング力」の定義
②質問の回答を的確に拾いあげ
についても、
相手の「回答」をどう解釈するか?
によって次の質問や行動が変わります。

この解釈についても、
こちらの言ったことに対して、
「的外れな解釈」をされると、
もの凄いイラっとされてしまいます…
言ったことと全然違う、
とんちんかんな答えや行動をしてしまう。
部下が上司に怒られるパターンの一つです。

というように、
「ヒアリング力」にも
「考える力」が重要になってきます。

「提案力」「ヒアリング力」etc
具体的な内容はよく分からない。
にも関わらず簡単に会社に要求される、
いろんな種類の「◎◎力」。

本当は声を大にして、
「それ何なのか具体的に言って」
と言いたい!
けど言えるわけがない・・・

でも
「考える力」を持っておけば、
いろんな「◎◎力」に対しても、
自分なりの解釈を構築し、
対応や応用することが出来ます。

ビジネスのあらゆる場面で、
学生ならもちろん学校で、

いろんな場面で役に立つんです。
大人から子どもまで、
年齢、立場など関係なく、
どんな場面にも適応出来て、
どんな場面でも応用が効く。
だから「考える力」は重要になる。
そう考えています。

そして最初に帰ってきます。

「考える」の基本は
言葉を定義しているか?

おかえりなさい。
回答編1:「考える」の基本は
言葉を定義しているか?にかかっている 

に帰ってきました。

「提案力」や「ヒアリング力」という、
誰もわからないし説明できない、
正体が掴めてはいないけど、
当たり前のように使われる言葉。
でも回答編1で言った通り、
ひとつひとつ定義して行けば、
・どういう理屈や理論(構造)なのか?
・どういう事が必要になってくるのか?
・自分は出来ているのか?
・何をすれば向上するのか?など
自分なりに理解する下地が出来て
ようやく「考える」ことが出来ます
なので「言葉を定義すること」
「考える」ための基本になります。

「考える力」とは?

「考える」ための基本(下地)が出来たら
「答えがないコトに対して、
 自分なりに考えた上での、
 自分なりの答え(結果・行動)を出す」
ことが出来ます。

これが「考える力」の一例です。
頭の中だけにあるものではなく、
「現実に作用する力を伴う考え」
「結果を出すところまで伴う考え」
が「考える力」
だと思っています。

どんだけ良いアイデアも、
現実に還元しないと、
意味ないですからね。

さて次回でようやく最後です。
自分でも思った以上に長くなりました…

折見てダイジェスト版みたいなものも
作れたらとは思いますが、
「こういうことをしています」っていう、
自己紹介を兼ねて詳細に作ったので、
やっぱりこっちを見てほしいですけどね…

皆様の「スキ」!
それを励みにしています!

今日も世開塾に来ていただき
ありがとうございました!


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