15秒で行動するのはなぜ?を分析する
鴨スピーチ研究所を開設して衝撃だったことがあったんです。それこそ本当にヤバいなこれ。。。と感じたことです。
YouTube講演家・鴨頭嘉人に鴨スピーチ研究所の存在がバレたこと。
Facebook投稿に載せたものをシェアした人が一人。
鴨さん。
ヤバいですよね。。。本気で、内容の質も、投稿の継続も、分析の精度も上げないといけないじゃないですか。。。
ヤバい。。。絶対に成長できる。
皆さんお気づきですよね。人とは異なる思考をしていると、挑戦が怖くなくなります。勇気を持って逃げれない状況に身を置くを、そんな挑戦をワクワクしながら続けることができます。オススメします。※よい子はマネしないでね♪
YouTube講演家・鴨頭嘉人のスピーチを分析する第5弾は、聴いている人に何かをオススメするときや、行動を促す時に最強に効果的な【問題解決型】のスピーチを分析していきます。
これは繰り返しお伝えしてますが、スピーチ分析を十分理解できたとしても、日常の中での【お願いすること】に対しての申し訳なさがあると依頼を【引き受けにくい】と感じていくものです。また相手が喜んで【お願いを引き受けてくれる】ような言葉を選んだり、相手に何かをお願いされた時に【気持ちよく引き受けたり】また逆に【相手を信じてお願い】した先に【人にオススメする】は、伝わるようになっていきます。例えば、普段人からオススメ映画の話をされた時に「えーそんな映画よりこっちの映画の方がさぁ」と話し出したりしていませんか?そんな「こっちの映画」のオススメのされ方をすると、その映画を観ないどころか、その映画と、オススメしている人の評価まで下がっていると思いませんか?
【オススメ上手】は【受け取り上手】、【話し上手】は【聴き上手】
この両方の振れ幅の分だけ【伝わります】。これを“振り子の原則”と言います。聴く側の振り子が小さければ、話しを聴いてもらえるも小さくなります。普段からのお願い事は、OKまかせてください!と受けとめてみましょう。
問題解決タイプスピーチの展開は
問題(悩み)→解決法→根拠→未来→行動
ちなみに、これを知って見ると楽しくなる15秒の時間があります。
それはテレビCM。
テレビのCMは問題解決タイプの構成を15秒で発信をしているのです。
玄関の置き型脱臭剤のテレビCMの例を見てみましょう。
CMスタート①【悩み】映像で言うと臭そうに顔をしかめる登場人物と緑のモヤモヤ→②【解決法】の提示。脱臭剤の名前やデザインが出ます。映像と音声で言うと商品登場と商品名が読み上げられます。→③【根拠】どのような成分が、どのようにして嫌な臭いを軽減させているかを説明。映像ではCGで描かれた臭気が置き型脱臭剤の中に吸収される演出もあるかもしれません→④そして【未来】を想像させます。爽やかに出勤や通学する姿。→そして最後に【行動】を促すために、この爽やかな未来を手にするための方法、つまりもう一度【解決方法】を提示するのです。ズバリ『商品』と『商品名』。さらに丁寧だと『入手場所・方法』です。
この説明を読んで玄関脱臭剤のCM映像がイメージ出来る方、また確認したくなって「脱臭 CM」「消臭 CM」と検索した人。おめでとうございます。間違いなく成長いたします。もちろん上記の通りでない場合もあります。あれ?脱臭の説明が弱いなぁ。おや?脱臭後の未来がわかりにくいなぁ。ここまで分析できればCMや広告に【フィードバック】ができます。すごいですね。
15秒をこれだけ分解するのが、鴨スピーチ研究所です。
一時期、鴨さんは2時間の広告動画を流してましたね。15秒で意識が変わり行動しようと思えるのに、それが2時間ですよ。それにももちろん理由があります。
それは【プレゼントのサイズ】つまり商品の値段であったり、相手に伝えたいメッセージの大きさだったりします。100円のお菓子を買ってもらうように行動を促すことと、38万円の自己成長の教育コンテンツを買うのではどちらが大きいですか?「早起きっていいことだよ」と「世界の全てを愛で包み込みたい」ではどちらが意識を変えて行動に移せそうですか?ということです。大きなプレゼントを受け取ってもらうには丁寧に、時には時間をかけて、相手の心の【でもさぁ】を【やってみよう♪買ってみよう♪】に変えていく話し方がいるのです。
今回の分析動画はこちらです♪
2019/4/11投稿
【警告】行動できない人に共通する「ヤバい口癖」
https://youtu.be/6iXXL5z1FAQ
まずスピーチを聴いている人の分析からです。
【聴き手】プロ講師を目指している方
【聴き手の状態】良い出会い、良い体験を増やしたい
【スピーチの目的地】『暇』を口癖にしよう
これを、講師目指している人は、暇って言ってると、良い出会いと体験が増えるよだけを聞いて、暇を口癖にしますか?『鴨頭嘉人』が言っているからやる、胡散臭いから口癖にしない、で終わるともったいないですよね。そう、このスピーチを人に考え方意識を変える話し方と捉えたり、時には商品をオススメする時の話し方の設計図、として聞き直すと得られることが多いです。
【問題解決タイプ】のスピーチとして分析・研究していきます。
繰り返しですが問題解決の流れは
問題(悩み)→解決法→根拠→未来→行動、です。
始まりの【オープニング】では、自身の経験から、プロ講師は「良い出会い」と「良い経験」をすることが大切である、と話します。これは鴨さん自身がプロ講演家であるという【事実】を参加者が理解している上で話しています。
まずは聴き手の中にある【問題】を示します。良い出会いと、良い経験を増やしていますか?という問題。そこで聴いた上で、【▼でもさぁ】次に出会いと経験を得る時間がないんですよね、という【悩み】があるのではないかと考えます。
そこで【解決法】として、自分に「暇」だと言い聞かせなさい、と伝えます。
すると次の【▼でもさぁ】本当に忙しいんですよ、という声を聴きます。聴き手の暇なんてないんです、という声です。そこに返す言葉が、年間350回以上の講演をしている自身が『暇』だと思っている、と返します。【数字】や【講師とこれからプロ講師を目指す生徒】という関係から考えれば、どちらが動いている量が多いかは明白です。
この時【▼でもさぁ】子育て中は忙しいよね、のネガティブにはきちんと【共感と同意】を伝えています。ポジティブに変換しきれない時にはきちんとその聴き手を置いていかない、つまり【疑問】が生じた時に、すぐに【回収】することが、聴き手離れを起こさない方法なのです。
そして暇と言うことで得られる価値、【根拠】をきちんと示しています。その根拠が、「忙しいと思っている講師はインプットが減る」という【体験】を根拠として話します。まず、焦っている状況だと「雨の日の緑の綺麗さに気づけない」と話し、余裕がないとインプットが減る状況を想像させます。さらにその日常の気づきが講師のコンテンツ(講演中に話す内容)になると伝えます。プロ講師を目指す人なら、日常に余裕を持てばコンテンツが作れるとなると【◎やってみよう♪】となりますよね。さらに鴨さんのメールマガジンの内容は、日常の気づきで、子どもの運動会、エレベーターでの会話、奥様からの一言と3つの例を並べて伝えます。鴨さんは例を出す時に瞬時に【3つ並べて】言葉の印象を強くする瞬発力があります。そして、心に余裕がないと日常の気づきに気づけない、だから暇を意識して、物理的にも(スケジュールを埋めすぎない、惰性で人に会わないの意味と解釈します)心にもゆとりを持つことでコンテンツが生まれ、講師としてのクォリティが上がる、という根拠を伝えています。
ここまででも十分やってみようかなという気持ちが動くでしょう。ただ【▼でもさぁ】やってみて変わるかどうかわからないよね、という意識の変容が必要になります。そこで【未来】を想像させて【聴き手】を【ワクワク】させるのです。
未来のパートで、業界の一流と呼ばれている人についての話しをします。ここではプロ野球選手のイチロー選手の【エピソード】が登場します。鴨さんがまるでイチロー選手にインタビューをしたかのように話していますが、これはイチロー選手がインタビューされている場面を【セリフを多くして】絵を浮かばせる工夫がされています。イチロー選手が、プロ野球選手になれた理由は「野球を努力してない野球が好きだっただけ」と答える中にある、と話しを続けます。成長する人は努力していないという矛盾です。ここで【▼でもさぁ】努力って忙しいよね、に【カウンターパンチ】を入れるのです。ここからが【聴き手の疑問の回収】です。この一流は努力しない、の疑問に対して、鴨さんの瞬時に疑問を回収する早さは痛快です。さらに矛盾に聞こえる内容を納得させる、このカウンターパンチは説得力もあります。そう、それが【常識、ではなく一般的に非常識】に聞こえる『AではなくB』と言う話し方なのです。
鴨さんは、自分だったらイチロー選手の「野球を努力してない野球が好きだっただけ」をこう話すを、テレビゲームをしていた世代の聴き手が多いと判断したようで、次のように解像度を上げて話します。「ゲームは好きでずっとやる。ゲームを努力して遊んでいたか?楽しんでいただろう。夢中になって遊んでいたのに技術やスコアが伸びていなかったか」つまり、遊んでいる=暇な人ほど一流に成長できる可能性を秘めていると言うのです。ここからは【聴き手の頭の中のイメージ】の中に気づきとして落とし込みます。好きなことを仕事にしている暇な君達と同じだよね。実質、今、暇な状態のプロ講師を目指したての君たちは、成長の可能性の塊なのだ。これから暇と意識すれば「成長できる」未来を想像してワクワクするよね、と思い描かせるように話し続けます。鴨さんは聴き手が【自分で気づいた】ぼくたちもイチロー選手と同じだ、講師の仕事はゲームだ、と自分の中に言葉を浮かばせていくのです。
最後の【行動】は、講師としてインプットを増やすにはそれ(暇=ゆとりを持ってインプットを楽しむ心)を忘れないように、と結びます。鴨スピーチは一貫性のブレがないので、どう意識が変われば良いか、どう行動するかの設計図がわかりやすく、行動しやすいのも特徴です。しかも行動が「暇を意識して、暇と言う」なので【プレゼントサイズがコンパクト】なのです。そして【クロージングがボンヤリしていない】こともポイントです。
鴨スピーチをこのように、分解して設計図を書いていると見えてくるものがあります。
最後の【行動】のパートで「それ」と言わず「暇」という【パッケージ力のあるパワーワード】の言葉で言い換えればもっと動画を見た聴き手は意識変容や行動変容しやすいのではないだろうか、ということです。スピーチの設計図が頭に入ると、日本一のYouTube講演家鴨頭嘉人のスピーチに【フィードバック】がしたくなります。
そしてこのフィードバックの一番学びを得られるのは、鴨さんではなく、自分であるということは間違いありません。自分だったらこう話す、は鴨スピーチを分析すればするほど成長します。
目に入るCM、言葉、スピーチを分析してフィードバックできることから得られる価値に、自分のドキドキが止まりません。ぜひ、この鴨スピーチ研究所のレポートを読んでいる学びを深めたい、意識の高い、分析力の高い皆さんに【自分だったらこう話す】を身につける日常を過ごすことをオススメいたします。
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