「#世界はジャズを求めてる」 2021年3月第3週(3月17日)選曲リスト(DJ 柳樂光隆) #鎌倉FM
第3週の柳樂光隆の時間には”出張ジャズ喫茶なぎら 鎌倉編”というサブタイトルがあるように、柳樂が考えるジャズ喫茶的な選曲でお送りしたいと考えています。
「ジャズの旧譜のみ」
「プロモーション無し」
「選曲テーマなし」
「喋りは最小限」
「台本なし」
という縛りは設けて”時代に捉われずDJっぽくいい感じのジャズを選んでかける”番組にしようと思います。
3月は少し捻り気味の選曲で。フュージョンのイメージも強いドラマーのハーヴィー・メイソンが1曲ごとに異なるピアニストを起用して作った純アコースティック・ジャズ・アルバムからスタート。
ゴスペル的なムードがかっこいいデトロイトのマイナーピアニストのファーザー・トム・ヴォーンから、ソウルジャズのオルガン奏者としてだけでなく、マーヴィン・ゲイ人脈としてもソウル・ファンからも知られるオーデル・ブラウン、ホレス・シルヴァー的なハードバップ・テイストもあるラテンジャズ系ピアニストのエディ・カノ、そして、レアグルーヴ感満載のロビン・ケニヤッタのアルバムからまさかのガトー・バルビエリのメロウ・グルーヴなカヴァーまで、ジャズDJ的な選曲を入れてみました。
スティーブ・コールマンにより再発見されたアルトサックス奏者バンキー・グリーンやジョン・ゾーンが敬愛したオルガン奏者ジョン・パットンとジャズ喫茶に映える隠れた名手も織り交ぜつつ、フィル・ウッズが残した数あるジャズ喫茶的人気盤のひとつへと。
最後はレイ・ブライアントの渋いアルバムで締めました。僕はレアグルーヴやクラブジャズも通過してきた世代なので、そんな楽曲もかけていこうと思います。
4月もこんな調子でいきます。引き続き、お聞きいただけると嬉しいです。
”出張ジャズ喫茶なぎら 鎌倉編” Vol.03 選曲リスト
1. Harvey Mason, Hank Jones & George Mraz - Tess 『With All My Heart』(2003) Videoarts
2. Father Tom Vaughn - Motor City Soul 『Motor City Soul』(1967) RCA
3. O'Dell Brown & The Organizers - Tough Tip『Ducky』(1967) Cadet
4. Eddie Cano & His Quintet - Louie Louie『Brought Back Live From P.J.'s』(1967)Dunhill
5. Robin Kenyatta - Last Tango in Paris 『Gypsy Man』(1973) Atlantic
6. Bunky Green - It Could Happen to You『Another Place』(2004) Label Bleu
7. John Patton Quartet - Minor Swing『Minor Swing』(1995) DIW
8. The Phil Woods Six - Superwoman『Live From The Showboat』(1977) RCA
9. Ray Bryant Trio - Blue's Changes『All Blues』(1978) Pablo
※”出張ジャズ喫茶なぎら 鎌倉編”でかけた曲は放送後に以下のSpotifyとAppleMusicのプレイリストに随時追加していきます(ストリーミングには無い曲もあります。ご了承ください)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「世界はジャズを求めてる」は鎌倉FMで毎週木曜午後8時から1時間(再放送は毎週日曜昼の12時から)、週替りのパーソナリティが、さまざまなジャズとその周辺の音楽をご紹介するプログラムです。
進行役は、第1週が村井康司、第2週が池上信次、第3週が柳樂光隆、第4週がeLPop(伊藤嘉章・岡本郁生)、そして第5週がある月はスペシャル・プログラムです。
鎌倉FMの周波数は82.8MHz。
鎌倉エリア以外の方は、JCBAインターネットサイマルラジオ
https://www.jcbasimul.com/radio/768/
またはTuneIn Radioでリアルタイム聴取ができます。
鎌倉FMのウェブサイトはこちらです。トップページ右の「今すぐ聴く!」バナーをクリックしても聴くことができます。
※お願い
この番組はJAZZを愛する出演者たちが自らスポンサーとなり、各自の手弁当で運営されています。
スポンサーとしてご協力をいただければとてもありがたいです。番組のスポンサーとなることをお考えの方は、下記にご一報頂ければご連絡さしあげますのでよろしくお願いします。
sekaijazz@gmail.com
また、このサイトの各記事に投げ銭でサポート頂くこともできます。
記事の最後に300円を任意でお支払いいただく購入ボタンがあり、それとは別にお好きな金額を選んでいただけるサポートボタンもございます。
「世界はジャズを求めてる」を長く存続するために、ご助力いただければうれしく思います。(「世界はジャズを求めてる」出演者・スタッフ一同)
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?