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小雨の日に僕は浮く

だってなんか恥ずかしいじゃないですか、1人だけ傘さしてるのって。

僕は周りの目を人一倍気にして生きているので、小雨で周りの人達がちょい濡れしていても傘をさしているあの人を見て、どんな心をしているんだろうと思います。

傘持ってるのも恥ずかしいです。
母親が「今日雨だから持ってき」と傘を渡します。自分でも一応天気を調べます。
よし、まあ降水確率40%は降るやろ、と傘を持って駅に向かうあの朝のことです。
いや、みんな傘持ってないやん!!
誰や嘘ついてるんは!
結局その日雨降んないし。いや、正確には降る。降るけどその時間は室内にいる。帰るときには止んでる。
荷物だけの役割になった、ただただ片手を塞ぐあの棒が本当に嫌いです。

ちなみに僕は傘をささないことがかっこいいと思っています。あ、もちろんそれなりに降ってたらさしますよ。濡れるのは一番嫌いなので。小雨程度で傘をささないことがかっこいいんです。濡れたいわけじゃないけど、なんか俺大丈夫だぜアピールをしたいんです。さっきも書いたように、周りの目を人一倍気にしてるので、イキリ散らかすこともあります。周りがさしている中、ちょっと余裕に歩いている僕を見て、人は何を思うでしょう。何も思わないでしょう。その前に僕のことなんか見てもないでしょう。

みなさんここまで読んで何か思いませんか?

「折り畳み傘持てばよくね?」

そうです。その通りです。だから今僕は傘は折り畳みしか持っていません。
折り畳み傘は最強です。カバンにしまえるし、小雨程度なら手に持って歩いてもスマートに見える。

でもやっぱり、強風に煽られるとパタパタなって恥ずかしい。

人生で最も解決策が見えないのが小雨の日だと僕は思うわけです。

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