IELTS リーディングスコア 7.0 以上を目指すための学習方法
IELTS リーディングで7.0以上を目指すために
(本記事は断りがない場合、IELTS Academic版を想定して記載しています。)
リーディングで7.0以上を目指す場合、30−32問以上の正解が必要です。40問のうち、75%-80%以上の正答数が必要かつ時間も60分間と長くはないため、入念な準備が不可欠です。
今回は7.0以上を目指すときの学習方法をまとめました。
使用する参考書
IELTS ケンブリッジ公式問題集
https://cambridge-university-press.jp/material/ielts_pt/
公式問題集のみを最新版から3つ用意しましょう。(現在の最新は17なので、16、15を用意)
※2023年7月に18が出る予定のため、7月以降は、18、17、16を用意
リーディングに限っていえば、本公式問題集のみで問題ありません。本書がリーディングの問題内容、レベルが最も本番に近いためです。
さまざまな参考書に手を出すよりも一つの参考書、とくに本番のテストに近い内容、レベルのものをやり込んだ方が成果は上がりやすいです。
リーディング問題でよく問われる問題形式、頻出する単語や類義語(IELTSでは言い換えが重要)、問題のレベルに慣れるためです。
学習方法
公式問題集を使い倒して、リーディングで7.0以上を目指すための学習方法を下記します。(7.5までは取れました。)
1. リーディングPassage・問題を印刷
復習、解き直しができるように、テキストへ直接書き込むことを避けるためです。
また印刷した紙で練習しておくと、IETLS ペーパー版/コンピュータ版のいずれで受験する場合でも、対応できるという利点もあります。
というのも、
ペーパー版は、本番の試験ではめくる時間が必要となります。紙に印刷して近い環境で練習することが効果的です。
コンピュータ版は、文章と問題を同じ画面に表示できるため、あえて負荷をかけて練習することが可能です。
2. Passageごとに時間を測る
1 Passageに対して、何分で解けたのか、を把握します。Passage 1 レベルの文章を解くのにどれくらい掛かっているのか、2、3も同様に確認するためです。
リーディングは3つの文章で60分間のため、単純計算すると20分間/1 Passage で割り振る方法があります。
ただ、IELTSのリーディングの難易度は、1 Passage < 2 Passage < 3 Passage です。先に進むに従って難易度が上がります。
9.0に近い得点を目指す場合は、Passage 1, 2 は20分よりも短い時間で解く必要があります。
ただ、7.0 であれば30問解ければよいため、Passage 1, 2 に時間をかけて、できる限り正答数を増やすという戦略を立てることもできます。
どれくらいの時間でそれぞれのPassageを解くことができるのか、回答完了までの時間は改善されているのか、を確認することが肝要です。
3. 答え合わせの前に自信のない問題を解き直す
練習で重要なことは、正答数が期待スコアに達しているかよりも、解けなかった問題、解けたが自信がなかった問題、を取り去ることです。
そのために、1 Passage を解き終わった後に、自信のない回答を再度解き直すことをお勧めします。
何が原因で解けなかった、もしくは自信がなかったのかを答え合わせの前にチェックすることです。
単語の意味がわからなかった、焦って読み飛ばしてしまった、など必要な対策を立てることに役立ちます。例えば、きちんと読めば解けた場合には、読む時間をいかに確保するかといった対策を検討することもできます。
4. 答え合わせ
正答チェックを行い、間違えた問題、合っていたけど自信がなかった問題の不正解の理由を確認します。
公式問題集の with Answers 版を購入すれば、オンラインで回答と簡単な解説(英語のみ)を取得できるので、必ず確認しましょう。
5. 不明な単語、表現、文章等を調べて、理解する
わからなかった単語、表現、文章等に下線を引いて、意味を調べて書き込んでおきます。
その時に、一度理解しておけばOKです。一回で覚えられなくても気にする必要はありません。
リーディングでの頻出単語は、何度もいろいろな文章で出てきます。そのため、リーディングで出てきた時に、何度も何度も目にすることでいずれ覚えられるはずです。
一方で、頻出単語ではない難しい単語は、覚えなくても7.0以上を目指す障壁になることは少ないので、下線を引く程度で十分です。
6. 意味を考えながら、音読する
解いた文章を、意味を考えながら、音読を繰り返します。黙読ではなく、声に出して読みましょう。
一つの文章に対して一度ではなく、毎晩寝る前など決めて継続することをお勧めします。意味を考えながら、わからなかったところを重点的に音読しましょう。
最初のうちは、一つの文章の音読にも時間がかかるかもしれませんが、慣れてくるとさらっと音読できるようになるはずです。
※高校で、英語の先生からのアドバイスで、なぜこれがリーディングのスコアに影響を及ぼすのかは、正確にはわかりません。
おそらく、意味を考えながら音読することによって負荷をかけ、文章理解の高速化、実際に解く時は黙読で負荷が下がる、などが複合的に影響しているのでは、と推測しています。
さいごに
IELTS リーディングで7.0以上を取得するための学習方法として取り組むべき6つのことをまとめました。
リーディングのスコアメイキングに苦労されている方にとって、一つでも参考になる情報があれば幸いです。
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