自己紹介

初めまして。現在ソフトウェアエンジニアをしていますToshikiと申します。

先日ずっと興味のあったWebデザインの学習を始めたので、お仕事に関する内容やデザインに関すること、また仕事や日常と通して感じた事を投稿していこうと思います。

経歴紹介

小売業界
大学卒業後、新卒でお洒落デザイン系雑貨メーカーに入社しました。新卒はまず店舗勤務からという決まりがあり、そこから個々人の希望のキャリアを鑑みて1,2年後に配属を考える(かもね)的な感じでした。素敵なインテリアや小物がイイな〜と言う浅はかな同期で入社したのですが、意外と肌に合って楽しく働けました...と言うのは嘘で、新卒カードというウルトラスーパーデラックス貴重なカードを見頃にゴミ箱に捨ててしまったことを後々大変後悔することになりました(笑)→ここは別記事で書きます。
色々合ったのですが、大阪から東京へ異動になった後、業務効率改善とスキルアップのためにVBAを独学した事がきっかけで29歳の時にIT業界へ飛び込みました。

IT業界へ
「IT業界で俺はエンジニア王になる」と息巻いて飛び込んたは良いものの、ノースキルの業界未経験者がすぐに開発のお仕事にありつけるわけもなく、簡単な研修でLinuxやSQLについて学習した後は、暫くキッティングやコピー機の印刷テストなど、IT機器には触れるけど全然開発じゃないよね案件をこなしながら、自宅で勉強する日々を送りました。
ちなみにワンピースは合わず、数巻で挫折しました。

今はプログラミングスクールが結構メジャーになり、フリーランスで稼ごうという情報商材も出回るくらい、エンジニアという職種がある意味市民権を得てきていますが、当時はスクールなんてメジャーな存在でもなく、多くの開発志望者は仕事が終わったら家でシコシコと自宅学習を進め、アピール材料を作る感じでした。これは今思うとマジで時間無駄でした。調べればスクールの1つや2つは絶対にあったはずなんですが、自分の情弱っぷりが嫌になります。

1年半くらいしてどうにかこうにか開発の現場に入れたのですが、これがまぁ当時の僕のレベルではどうしようもなく理解不能でした。C++を使った金融の現場だったのですが金融の仕様って意味不明。加えて業界特性上ミスが許されない、仕様は1回聞いたら覚えてね、みたいなカルチャーで討死状態でした。

そして、次にアサインされた現場はなんと組み込みの現場。C++をやっていたと書けてしまったことが仇となりました。(スキルシートのスキルは自信を持ってできるものを書こう...!)
組み込みとは洗濯機や炊飯器や電話やプリンターなどの電子機器のチップに書くプログラムで、機器のボタンを押したらこう動く、とかを制御します。ここもまぁ理解不能で金融よりも討死です。最悪の時期を過ごしました。(この辺も別途記事書きます)
組み込みは基本的に理系を出た人間のフィールドだと思い知りましたね。。
いかにボロボロぼキャリアだったかここまでで数個note書けそうです。

さてこの時点でスキルと言えるのはVBAだけ。
正直VBAは純粋に好きなので、そういうのを駆使する感じで飯の種を見つけていけたらイイなぁ〜なんてと思っていたけど、
・前職を辞めて2年経つのにまだ「プログラマー」というキャリアを歩めていない自分
・同い年や前職の同期と比較して、圧倒的にボロボロのキャリアと給与
・ここで引き下がれないという意地
から、どう次のステップを踏もうか考えていました。
(最近のフリーランス案件を見ているとエンジニア不足なのかVBAとAccess VBAで結構な単金になっていた...。VBAからBI分析方面にキャリアの軸足を移す、なんていう選択肢は今でこそ考えられるが、砂嵐の中にいる当時では難しかった...)

そう思って転職サイトを巡っていると、運良く未経験でもWeb開発現場に入りながら、ちょっとづつステップアップしていけるという稀有な会社からスカウトがあり、他に幾つか候補がありましたが、最終的にそこに決めました。

その後はJavaの業務システムやRailsなどいくつかの現場でWeb開発経験をさせていただき、3年程在籍したのち、転職して現在はSaas開発で主にフロントエンドを担当しています。


デザイン

こんな何時でマイナスを0に引き上げるために20代を費やした自分ですが、最初にデザイン雑貨企業に入った通り、元々デザインに興味がありました。学生時代はゲームの背景グラフィックに興味を持ったり、音楽に興味を持ったり、絵に興味を持ったりとどちらかというとアート寄り?な志向だった気がします。しかし「デザイナーは食っていけない職業」という周囲の大人の意見や、当時少しプログラミングを勉強していて面白いと感じていたこともあり、結果としてITエンジニア方面で転職をしました。

その後エンジニアとしてやってきましたが、仕事で関わった業務系のお世辞にも使いやすくも見やすくもない画面を見ていると、元々デザインに興味があったこともあり「周囲のエンジニアは何故そこまでデザイン性を気にしないのか...」とモヤモヤしていたのと、やはり自分で納得のいくデザインを作ってみたいと思うようになり、2020年10月に短期のWebデザインスクールに通いました。

エンジニアリング x デザインについて

デザイナーやエンジニアがそれぞれ越境して学習するとbetterという考えは、Atomic Designが流行りだしてから特にネット記事で見るように感じます。主だった理由としてはコミュニケーションコストが減る、つまりコスト削減という側面が大きいのではないかと思います。

エンジニアがデザインを学ぶ必要性に関してはまだ自分の中で明確な解が出せていませんが、実際に仕事をしていても、ユーザーにとってより良いUIやUXの設計を自分からももっと言えたら...とデザイン的考え方や経験値を積む必要性を感じることはあります。また、エンジニアによって吸収したいWeb技術に好みが出るように、自分はそれがデザイン方面ということもあります。(デザインといっても見た目の綺麗さだけではなく、優れたUXを引き出すための情報設計も含みます)

エンジニアという生き物は、当たり前ですが非常にエンジニアリング的視点で物を作ろうとします。(今でも中々抜けません)
しかしエンジニアリング的視点だけで物を作ると、システム要件は満たせていても「欲しい」「心地良い」と感じるデザインには程遠いことがあり、実際toB向けの業務システムなんかはまだまだそうだと個人的に思います。それはWebの世界だけではなくハードもそうで、代表的なもので言えばApple製品でしょう。ジョブスが超ワンマン方式で、PCの内部の見た目など、エンジニア的には工数をかける必要のない部分まで徹底的にこだわったからこそ「上手く言語化出来ないけどなんかかっこよくて欲しいスマホ」になったのは有名な話です。
他には、性能は日本の方が優れていたとしても、外車の方がカッコよくて「欲しい」と喚起させるのもそういうことだと思います。

裏で動いているIT技術が恐ろしく高度で難易度が高くエンジニア的に凄いと胸の1つでも張りたいことでも、悲しいかなユーザーには関係のないことです。
オーバースペックで高価で操作性の悪いものよりも、欲しくなって使いやすいものがビジネスでは必要です。そして、Webが仕事や生活の隅々まで広がり続けている潮流は果てしなく続くと思います。
この点においてエンジニアとしてデザイン性を考慮したアウトプットを高めることは、(個人的主観ですが)今後の時代において求められてくる要素の1つではないかと考えています。

と、真面目に書きましたが、僕個人において前々からやりたいかったからやるってだけの話なので、これから先それがキャリアにおいてどう出るかはわかりません。しかし、何事もconnecting dotsなので、より良い方向にいくと信じています。

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