「となりのハト」読書メモ2
・ピジョンミルクは、そ嚢の壁が分厚くなって、剥がれ落ちたやつ。
ヒナが生まれてるとオスもメスもピジョンミルクを出せる。便利。しかし内臓の壁が分厚くなって剥がれ落ちるって、月経みたいだ。疲れそう。
でもこれのおかげで年中ヒナを育てることができる。植物の種を主食にする鳥はそこそこいるけれど、種はヒナには消化しづらくて、だからこそヒナの間だけ昆虫食って鳥も多いらしい。でもそれだと虫のいる時季しか子育てできない。その問題をピジョンミルクはクリアする。でも親鳥の負担エグそう。
なのでハトのヒナは、多くても一度に2羽くらいなんですってー。
・カワラバトは、子育てする巣と子育てオフシーズンの巣が同一という、わりと珍しい鳥。
崖に住んで、崖で子育て。だからこそ崖っぽい感じの構造物を作れば家畜化できちゃう。エジプトのハトタワーが、まさにそれ。家畜化は紀元前3000年頃らしい。
日本には崖っぽい建物は仁者やお寺の五重塔的なやつ以外あんまりなかったけれど、1950年代に高いマンションやビルがずんずん建ったので、ドバト大歓喜。いいなぁ、庭にハトタワーほしい。
・キジバトは樹木でも人工物でも地べたでも、どこでも巣を作る、の?
キジバトは人がいるところからいないところまで、どこにでもいる。どこにでも巣を作る。らしい。ふむ…… ドバトに比べてちょっと内容が薄い気がする。キジバトについて何か別の本を探してみるのもいいかもしれない。
うちの近所にはドバトはいないけれどキジバトはいる。でもにゃんこのごはんとして以外は、とくに関わりがない。畑をつついているのかもしれないけれど、集団で来るわけでもないので大した被害もないので、気にしない。
たまーに見かけるドバトは、大抵足環をしている。