海に小石を投げてる　🌕8

仕事おわりの車中
目の前の信号機の3色
その上に月
星も見たくなって
キョロキョロする
でも見つけられない
止まるために赤信号を待つ
しかし高架が空を塞ぐ
車列に流され
そのうちに星のことを忘れてしまう
家に着く

創作
文章をつくって送る
地面に落書きをする

時折むなしくなる
海に行く
沖に向かって小石を投げる
見える範囲に小さな飛沫が上がる
波が押し寄せる
波が来る
空を白い雲が行く
波が来る

何もなかった？
いや、僕の目にはちゃんと残っている
小石、その形
宙を動いたときの空、海、青
今、
小石は海底の砂の上で揺れている

この日々が、
何かにつながっているんだろうか
何を望んでる？
認められたい？
できれば誰かと共有したいんだと思う
生きている
こんな時間、あったねと

全てのことは所詮
小石が一瞬海に跳ねただけかもしれない

今の僕にはわからない
まずは誰かの目にとまるように
遠くに　綺麗に　小石を投げられるように
一人で何度も何度も
海へ小石を投げます

いつの間にか２０２４年が終わりますね
体調を整えて、あたたかくして、おだやかに
みなさま、良いお年をお迎えください
ありがとうございました🌱