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持続可能なエネルギー利用

・ミドリムシが地球を救う?
 今や生活になくてはならないものとなった電気やガス。地球環境問題解決の過程で、エネルギーの見直しは大きな課題となっています。しかしなんと、二酸化炭素を多く排出する石油や石炭に代わって、ミドリムシが活躍するというのです!
 ミドリムシを使った製品を展開し、バイオマス発電に活かしている企業、ユーグレナの方にお話を聞き、これからのエネルギーについて考えました。
※10/25(日)のオンラインプログラム「日本をバイオ燃料先進国に」by 木村 健さん(株式会社ユーグレナ 経営企画室)に参加しました。


Q1.バイオマス発電って?
バイオマス発電とは、植物などのCO2を吸収する生物を燃やした時に生まれるエネルギーで行われる発電のことです。とうもろこしやサトウキビが有名ですが、ミドリムシを使った発電も可能になっています。


Q2.なぜミドリムシが選ばれたの?
ミドリムシは、環境に対する適応力に優れています。水分と太陽光、そして酸素があれば、どんなところでも生息できるのです。また、とうもろこしやサトウキビは、「食べもの」という認識が強いので、食糧難の国々のことを考えた人々からの批判を浴びやすいのです。そういった「イメージ」の面でも、ミドリムシは適しているのです。(ミドリムシを使った食品を展開するユーグレナ社からすると、ちょっとしたジレンマなんだとか)


Q3.植物を燃やしたらCO2が出るんじゃないの?
バイオマス発電では、燃やす植物が育つ時に吸収した二酸化炭素によって、燃やす時に排出される二酸化炭素の量が相殺されることで成り立っています。


まとめ
天候に左右される太陽光発電や、山林の環境に負荷をかける水力発電などに代わって、バイオマス発電は再生可能エネルギーの中でも大きく期待されています。しかし、その発電量は未だ全体の2.7%にとどまっています。ミドリムシの製品から、バイオマス発電の世界を、ちょっとのぞいてみませんか。


大阪教育大学附属高等学校(大阪) 藤山さゆり
#せかい部 ×SDGs探究PJ高校生レポーター(気候変動に対策を)
#せかい部sdgs

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