「人間は一人だけで生きていけない」by 阪本桜 / 立命館高校(京都) #生物多様性を守ろう
人間は「人」と言う漢字は誰かに寄りかかってできている話は有名だ。それと同様で、私たちは他の生物に頼って生きている。これこそが今回の話の核心なのだ。
プラスチックの本当の姿
近年、プラスチックの使用が問題視されています。プラスチッはとても便利な材料です。硬くて丈夫で壊れにくい容器や物を組み立てるときに必要な複雑な形の部品などを安く簡単作れるからです。ですが、便利な反面、太陽の光を浴びると簿とぼろに壊れやすくなります。プラスチックの大きさが5㎜よりも小さくなったものを
「マイクロプラスチック」
と言います。
一つの例として、東京農工大学が東京湾で64匹のカタクリイワシを調べると8割の魚からマイクロプラスチックが発見されました。それほど、プラスチックが私たちの生活に進出してきています。
みなさんに問題です。1950年から2015年までに生産されたプラスチックはどのくらいだと思いますか?
(a)20万トン
(b)83億トン
(c)5トン
正解は、(b)の83億トンです。
83億トンはアフリカゾウの体重は6トンくらいなので、アフリカゾウで考えると14億頭!になる重さです。
このままの2050までに、合成繊維を含めて
300億トン以上
ものプラスチックを生産することになると予想されています。
海に面した192か国から2010年の1年間でプラスチックのごみは2億7500万トン排出されたうち、480万~1270万トンが海に流れ出たことがわかっています。
(ゴミが多い国ランキング:1位中国、2位インドネシア 3位フィリピン)
プラスチックの中で最も問題なのが、分解されないところです。
プラスチックはもともと自然に存在しない物質なので、それを分解してくれる生物が存在しません。なので、プラスチックを土に埋めておいても分解されてなくなることはありません。
日本のリサイクルの現状
4分の1はプラスチック製品に作り直ししてリサイクルにされています。
2016年には899万トンのプラスチックごみのうち206万トンがリサイクルされました。
リサイクルするうえで難しいのは、
EX)水では汚れが落ちにくいのでお湯を使ったとする。お湯を沸かすにはエネルギーが必要で、そのエネルギー源に石油を使うと、プラスチック商品を石油から新しく作るよりも石油を多く使うという見方がある。
ジュースを売るとき、ペットボトルの代わりに繰り返し使えるガラスの便を使ったとしたら、プラスチックの節約にはなるが、重たくなるので、トラックのガソリンをより多く使うことになってしまう。
→こういった矛盾も生まれる。
今日からできる私たちがすべきこと
ならば、どういった行動をして私たちは他の生物たちを守っていけばいいのか、
それは三つの場合に分けて心掛けてもらいたいです
(個人の場合)
・ポイ捨てをしない
・エコバッグをもって買い物に行く
・海岸の世相活動委に参加する
(学校や職場でできること)
・使い捨てプラスチックカップをやめて紙コップを使う。
・使い捨てプラスチックを持ち込まない
・会議や打ち合わせでプラスチック容器のお弁当は出さない
(地域でできること)
・集会やイベントでペットボトルの飲み物は出さない
・町内会等で周辺のプラスチックごみを拾う
・町内会等で海岸漂着物の清掃活動を企画する
この9つを心掛けて生活してもらうだけでも、少しずつ変わっていきます。
私たちの未来のために、頑張っていきましょう
立命館高校(京都) 阪本桜
#せかい部 ×SDGs探究PJ高校生レポーター(生物多様性を守ろう)