Adoのライブに行ったら脳天シビれた、って話を少しだけ。
ーーかっこいい。
ライブが終わって、つい「かっけぇ」なんて言葉が漏れた経験は、生まれて初めてだった。
2023年9月17日(土)。
雲間から太陽光が雷のように差し込んできて、「ひっ」と出した右足を日陰に戻した。
秋を忘れてしまったのか、天から突き刺すような日差しは9月になった今でも続いている。
一度雲間の雷を睨みつけてみるも、とくに収まる気配はない。「はぁ」と少しため息をついて、淀む気持ちに鞭を打ち、右足を一歩前へ進め、左足も後を追わせる。
インドアを愛しているわたしだけれど、今日は太陽に負けている場合ではないのだ。
なぜなら今日は、歌手・Adoの全国ツアー「マーズ」の千秋楽ライブなのだから!
千秋楽の舞台は、横浜アリーナ。
最大で1万7000人を収容する大きなステージで、全国ツアーのラストが飾られる。
灼熱の太陽に刺されようが、ジリジリと肌が焦げようが、"一生に一度しかない今日という日のAdoのライブ"のためなら、(インドアへの)百年の恋も冷めるというわけだ!
入口でプレゼントを受け取り、早速横浜アリーナへ。
セットリストはこんな感じ(たぶん)。
Adoさんの歌声は、一音一音に力がこもっていって、すごくパワーがある。
ストリーミングでさえ、その力強さに魂を揺さぶられることが少なくないのに今日はダイレクトに力の籠もった雨を浴びてしまって、良い意味で「疲れた!」という気持ちだ。
低音と高音の波が心地よくて、時折とびだす美しい裏声にまた悶絶する尊さがあって、なんとも言葉では表現しがたいエネルギーを感じた2時間だった。
こんなに力強いパフォーマンスは生まれて初めてで、ビリビリと脳天を刺激されて何度、「かっこいい」と言葉が漏れたか分からない。
素晴らしい舞台を魅せてくれたAdoに感謝!
女性ソロ初となる国立競技場ライブも、世界に羽ばたいていく旅路も、ずっと応援してる!