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「子どもは小さいうちから厳しくしつけないと!」という方へ。気が楽になる秘訣 2/3

本日は、「しつけ」についての第二弾です。
今回のテーマは、「子どもの立場で考える」です。

前回同様、「しつけが必要!」という方も、「しつけは不要!」という方も、どちらでも取り組める形にしています。「不要!」の方は、それぞれの項目を反対にして読んでみてください。

今回のワークは、人によっては(僕もですが)耳が痛い話かもしれません。ですがここを通らないと、「しつけ」の鎖の奥に立ち入ることができません。きっとその鎖の奥に、お子さんの”本当の気持ち”が隠れています。そこがみつかると、あなたとお子さんとの絆はいまの何倍にも深まることでしょう。

子どもの立場に立ってみよう!

とてもシンプルであり、そして大事なこと。
それがこの「子どもの立場で考える」です。

昨日の話だと、
「自分で出したものは片付けなさい」
「靴は揃えなさい」
「ほら、ありがとうは?」
「それはやっちゃだめでしょ!」

とか、「自分でやりなさい!」とかもかな。
まず、あなたはどんなふうに伝えていますか。しつけていますか。
そして、それをオウム返しで自分に言われたとしたら、あなたはどんな気持ちがするでしょう。

あなたの幼少期に、大切な鍵がある!?

あなたと、あなたのご両親との関係。ここに「しつけ」に関する大きなヒントがある可能性があります。

なぜかというと、ご両親との関係が唯一無二の「子育て」の体験であり、それ以外の子育てを見たことがない(保育士さんを除いて)からです。『ご両親と幼少期のあなたとの関わり』が、『いまのあなたとお子さんとの関わり』に大きく影響しているかもしれないのです。

「しつけ」をしても(何度言っても)変わらない。どうして??

しつけようとすればするほど、何度も同じことを繰り返したり、明らかにできるはずなのに「やって~」と言ってきたりして、げんなりしたことはないでしょうか??

たとえば「片付けなさい」なんて、頭ではすぐに理解できるはずです。
なのに、やらない。できない。さて、なぜでしょうか??

何度も伝えても変わらないのに、それでも何度も伝える必要がある。そう思うのはどうしてでしょうか?もし自分がそれを言われたら、あなただったらどんなふうに感じるでしょうか?

ワーク①
まず、あなたが普段お子さんに「しつけている」ことを書き出してみてください。小さいこと、大きいこと、なんでも構いません。

そして、
・あなたはいま、お子さんに言っていることを実現できているか?
・あなたは過去に、お子さんに言っていることを実現できていたか?
・いま、上司やパートナーに同じことを指摘されたら、どんな気持ちがする?

これらを書き出してみてください。
誰も見ることはありません。ありのままに、そのままに書いてみてください。
ワーク②
もしあなたが、しつけることは「当たり前」だと感じているとしたら。
あなたは、それをどこで。いつから「当たり前」だと考えるようになったでしょう?

あなたの幼少期を振り返ってみましょう。あなたはご両親にどうしつけられてきましたか?そこに対して、本当はどう感じていたでしょう。
ワーク③
お子さんに何度も何度も言っている「しつけのことば」ですが、なぜお子さんはやらないのでしょう。できないのでしょう。

また同じように、あなたもパートナーや上司に何度も同じことを言われているのにできないことはあるでしょうか。それは、できないのでしょうか。やらないのでしょうか。やりたいのでしょうか。やりたくないのでしょうか。
何度も言われるあなたは、どんな気持ちを感じるでしょうか?

いかがでしたでしょうか。
だいぶ辛い方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)

重く捉えず、そして捉え方が軽すぎても意味はなく、
ほどよく「考える」「感じる」ことが大事です。
自分を責めず、ここまで真剣にお子さんと向き合ってきたご自身を褒めてあげてください。


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