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二輪MT免許|取得までの道程レポート

先日、二輪MTの免許を取得しました!
免許取得までの道のりをレポートとしてここに記録します。

(事前の保険をかけておく)
あくまで、初心者が取得するまでのレポートなので、プロ並みのテクニックやノウハウは期待しないでください!笑
また、自動車学校により違いがあると思いますのであくまで参考として見ていただけたら幸いです。

(今回は、K自動車学校の普通二輪MT取得コースです)

取得時間と入校までの諸々

普通自動車(MT)免許を持っていたため、
普通二輪MTの教習時間は、
・技能実習17時間
・セット教習1時間(学科)
の合計18時間

MTにした理由は、「かっこいいと思ったから。」

技能実習は、自動車と同じで二段階構成
一段階|二輪のみが走るコースが9時間
二段階|四輪も走ってるコース(四輪でいう所内コース)が8時間(+セット教習1時間

二輪は路上コースがなかった。
四輪と違い、何かしら危機があっても教官がブレーキを踏んで止めることができないことが理由だと思われる。

二輪MTについて

二輪MTの構造は原付とは違う

原付は、フロントブレーキ右手リアブレーキ左手
二輪MTは、フロントブレーキ右手に対して、リアブレーキ右足

一方で、左手はクラッチになっていて、左足にシフトチェンジのペダルがある。

最初僕はこの構造になれず、ブレーキをかける気持ちで左手を握っていた。
自転車の癖を抜かないとちょっと危険。

服装に注意

二輪の教習は長袖長ズボンが原則
怪我をするといけないので肌を出さないようにとのことだ。

あと、ヘルメットと手袋は持参だったので事前に用意が必要。

課題について

四輪同様に二輪にもコース内で実施する課題がある。

【二輪コース】S字・クランク

四輪同様にS字とクランクのコース。
四輪と違い、二輪は体全体を使うため、体を傾けて曲がる。

大きく曲がる時にはクラッチを握って曲がり、徐々に左手で半クラ状態にして速度を上げていった。(四輪もそうだけど、半クラがめっちゃ大事!)
S字はコースに沿って曲がるので簡単だった。

クランクは少し慣れが必要で、バランスを崩して足をついてしまう人も多くいた。個人的には最初の角を曲がり切るまで速度を出しすぎないようにすることが大事だと思います。半クラリアブレーキをうまく使い、速度調節をすることで切り抜ける。

リアブレーキはバイクを止めるためじゃなくて、バイクの速度を緩めるために使うということを教習で初めて知った。二輪型の乗り物で足でブレーキをかけるという感覚が慣れないが、他の課題でもリアブレーキがめちゃくちゃ役に立ったので最初の方にブレーキをかける感覚を身につけると楽だと思った。

【二輪コース】一本橋

二輪独自の課題の一本橋。その名の通り、一本橋を渡り切る課題。

橋といっても落ちたらドボンではないよ

この課題はバランスを保ってスピードを出して渡っても意味はない。バランスを崩さずゆっくり進むことができるかを見ている。
具体的には、普通二輪7秒以上、大型二輪10秒以上かけて渡り切ることが目標。(それより早いく渡ると、検定では減点される)
実際の路上では、渋滞している時などにゆっくりと進むために使う技術だそうです。

渡るときは、右手のスロットル、左手のクラッチ、右足のリアブレーキを使う。
スロットルでエンジンを回転、クラッチ半クラ状態にしてわずかに速度を出す、リアブレーキで上げすぎた速度を落とすといった具合にコントロールする。

速度調節よりも大事だったのが、一本橋から落ちないようにバランスを保つことだ。
これは、ニーグリップをしっかりとして課題を支え、ハンドルでバランスを微調整することでいける。ニーグリップとは、太ももでバイク(具体的にはガソリンタンク)を挟む状態のこと。
あとは、倒れそうでもギリギリまで粘ってバランスを取るように練習する。
本番は落ちたら一発で失格なので、落ちない練習をする。本当に危ないと思ったら速度を上げて渡り切れば減点で切り抜けられる

余談だけど、気温が高い日はガソリンタンクが熱を持ってめちゃくちゃ熱くなっているので、太ももが低温やけどした日もしばしば。。
厚手の長ズボンのがいいかも。

【二輪コース】スラローム

僕が最も苦労した課題であるスラローム。並べてあるパイロン(とんがりコーンみたいなやつ)を避けながら普通二輪8秒以内、大型二輪7秒以内に通り切る。検定では、遅ければその時間分減点、パイロンに当たれば一発で失格

スロットルリアブレーキ、そして体重移動が鍵となってくる。
特に、自転車の癖でハンドルを曲げて曲がろうとするとスムーズにいかない。
体を傾けて曲がることを意識すると曲がりやすい。(これは言語化難しい。。)

なかなかできずにYoutubeを色々と参考にしてイメトレを繰り返した。

検定までの教習の最後まで練習してなんとかできるようになり、検定本番では検定員の方に「久しぶりにあんな綺麗なスラローム見たよ〜」と褒められたのがちょっとした自慢。笑

【四輪コース】坂道発進

四輪でもお馴染みの坂道発進。リアブレーキでバイクを静止させ、スロットルを回して、半クラでゆっくり進む。半クラ状態の感覚は掴んでおいた方がいい。バイクが若干沈むタイミングがあるのでその状態になったら、リアブレーキを話すと進める。

ちなみに検定時に僕は一回エンストした(多分半クラがしっかりできていなかった)。K自動車学校は二回までセーフなので、落ち着いて二回目にクリア。(めっちゃ焦った)

【四輪コース】踏切

四輪とほとんど変わらない。ローギアで進めばOK!
発進前の左右確認忘れんように。

【四輪コース】急制動

二輪で最も危険な(らしい)課題の急制動
ギアを4速にして、速度を40km/hまで上げ、その状態から急ブレーキをかける。普通二輪11 m以内(雨の日は+3 mされて14 m以内)に止まれたら合格。

しっかりと止まるため、フロントブレーキをメインにして、リアブレーキも使いつつ止まる。

検定時に、
・ブレーキをかけるラインまでに40 km/h出せていない
・ブレーキをかけるラインより早くブレーキをかけている
・ブレーキをかけるラインより早く右手がブレーキする構えをしている
と、やり直しになる。
そして、やり直しを2回すると失格

これがとてもシビア。

さらに、急激にかけすぎるとタイヤがロックして怪我をしてしまうので、徐々に、しかし、しっかりとかけることが大切。
慣れるしかない。あとは本番に挑むのみ。

ブレーキを構えているブレーキをかけるのが早いことが多かったので、タイミングが本番で合うのかとても心配だった。

動画でタイミングを掴む練習もした。


卒業検定

卒業検定の時は、検定を受ける人以外に、教習を受けている他の四輪・二輪の人がいた。
そのため、普段の交通ルールで間違ったことをした場合にも、減点・失格になりかねない。

同じ日に検定を受けた人には、以前の卒業検定で失格していた人もいた。(優先道路への侵入時に優先車を譲らなかったことで失格を受けたらしい)

しかしなんと、僕が検定を受けている時は、教習時間との間の休憩時間だったので、誰一人所内コースを走っていないタイミングだった。
良いような悪いようなタイミングだったけど、合格は合格なので、よかった。

終わりに

二輪免許を取ったあとは、普段見向きもしなかった路上を走っている二輪に目が向くようになった。
今のところ予定はないが、そのうち二輪を購入して、峠でも攻めてみようかな。

おしまい。


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サカナ / Sakana
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