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それは誰のつけた星ですか?

他の人と違うと感じると、どっちが正しいのか測る自分がいる。

他の人が間違ってる時もあるし、測らなくていい時もあることを忘れてる時があって、混乱する時がある。

大学2年生の甥っ子もそのようだ。
先日、甥っ子に彼の通う大学を「いい大学じゃん」と言ったら、
「いい大学か?」と返ってきた。

聞くと、第二志望の大学だったそうで、行きたい大学は他にあったらしい。
「今のところでは学びたかったことは勉強できないの? 授業はつまらない?」と尋ねると、面白い教授がいて授業は楽しいと言っている。
私は「じゃぁいい大学じゃん!それは良かった!」と安心した。
ら、

『え?それでいいの?』と甥っ子が言った。
「え?それじゃダメなの?」と私が聞くと、

『あ、それで良いのか…うん、なら良い大学だよ』
と、自分に納得するように、彼は呟いた。


彼は誰の付けた星を見ていたんだろう、誰の口コミでそう思ったのだろう、
と思った。


便利な世の中は、気付かぬうちに居心地を悪くしているのかも知れない。


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