どうして今、リーダーシップを座学で学ぶ必要があるのか?
こんにちは、ミライフのせじまです!2023年もあっという間に3か月たちました。3月は卒業シーズン、なんだか節目を感じます。
みなさんは、何か今年から学び始めたことはありますか?最近はChatGPTがえぐい盛り上がりを見せていて「人は新たに何か学ばないといけないのでは…」という雰囲気を感じることもあります。
ミライフではこの3か月、マネジメントミッションを持つメンバーで、【Managing Complexity(複雑系のマネジメント)研修】というものを受けさせてもらいました。
とにかく変化が激しい世の中なので、「Aの時にはBをやればよい」が通じなくなっています。今の正解は明日の不正解になっている可能性があり、常に適応が求められます。変化への適応をするためには、思考や行動様式のアップデートが必要です。そのアップデートをするべく作られたのが、この複雑系のマネジメント研修です。
週2時間×10週間のコースで、毎週課題(中間・最終課題含む)がありました。
Unit1 複雑系のリーダーシップ
・システムシンキング
・行動科学とモチベーション
・パーパスドリブンのリーダーシップUnit2 対人・感情知性
・エモーショナルインテリジェンス
・効果的なチームダイナミクス
・影響力あるコミュニケーションUnit3 イノベーションと意思決定
・常に変化するシステムにおける課題分析
・アジャイル型イノベーション
・意思決定のリーダーシップ
・コースのまとめ
受けてみての感想
まず課題で出されるテキストの量と3分の1が英語なのはしんどかったです笑
というのは冗談で、毎週ものすごく学びの刺激がありました。
本研修では、一切「答え」は学びません。変化において正解はないからです。覚えてきたものを答えるという従来型の座学ではなく、新しく知った概念を実践的に学ぶということを繰り返します。(授業の中でも頻繁に「実践でどう使えそうですか?」「自分だったらどうしますか?」という問いかけを出されました。)
システムシンキング、EQ、デザイン思考など、「知ってるけど、中身はよく知らない」事柄ばっかりだったので、事前課題の文章を頭に入れるのはかなり苦労しました…笑
授業の中では、たくさんの実在する企業のケースを扱い、クラスメンバーとディスカッションをすることで、事前課題の時によくわからなかった概念を具体的に深めていきました。
どう実践で活かされるのか?
一番最後の授業で、私が学びとしてシェアしたのはこんなことでした。
授業を受ける前の私:
「なんとなくこれ変だな~」⇒「こう変えたらいいんじゃないかな」
授業を受けた後の私:
「なんとなくこれ変だな~」⇒「これはどんな構造から、どんなパターンで出現しているんだろう?」⇒「考える時にバイアスかかってないかな?」⇒「解くべき課題はなんだろう?パーパスにそってるかな?」⇒「変えたあとの影響範囲は?」⇒「こう変えたらいいんじゃないかな」
これくらいの差があります。笑
なんとなく良さそうな案に飛びつくのは良くない、と誰もが知っています。でも、後から振り返れば「よく考えればわかるじゃない~」とわかる意思決定ミスも、複雑な中にいると気づけないものなんだなと改めて気づきました。(歴史上、変な制度っていっぱいありましたよね。)
世の中の難しいところは、複雑なだけじゃなく動的に変化していくこと。なんとなく今は良さそうに見える解決策が、実はのちのち自分たちを苦しめるということもあります。(今は良さそうに見えるルール、は特に要注意です。)
「よく考える」ためには、様々な視点や思考ツールを持っている必要があります。この研修全体を通して、物事の捉え方自体をアップデートさせてもらったなあと感じます。それにより、MTGや壁打ちの際の論点だしに広がりがでたように思います。
リーダーシップを座学で学ぶ必要性
リーダーシップって、なんとなく、「生まれ持った資質」「カリスマ性」みたいに捉えられることがあるなと思います。
それも勿論あると思うのですが、「リーダーシップは効果的・意識的に発揮するもの」という考え方が私の中で強くなりました。つまり、資質だけでは不十分だと感じました。変化に適応するリーダーは、自分自身で違和感に気づき、現状の前提を疑うことから始めることが求められます。そして目的に沿って行動し、自分自身を変えて、周りとも協働します。言葉にするのは簡単ですが、これ、難しすぎるんです。笑
リーダーシップを捉えなおすことで、自分の従来の強みや弱みとリンクさせることが出来ます。そして段々と「自分自身のリーダーシップ」というものが開発されていくのだと思います。成功に導くリーダーとしての道のりは私自身まだまだ長いですが、なんとなくではなく、自覚的に発揮するところから始めていきたいなと思っています。
むすび
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