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クルマでまるっと欧州一周30日【Day-4】

8/30/2019 Valençay-Saintemillion

シャンポール城へ

朝は6:30に目覚めた。散歩がてらジョギングに出かける。小川に睡蓮が浮かぶ風景はモネの絵画のようである。いつもの習慣で水面を注視して魚をさがす。結構でかいやつがいたが鱒系なのかはわからなかった。
ホテルへ戻ってきてクルマを見た。初日が雨であったことと、これまで3日間ですでに1000km以上を走行しているため、かなり汚れていた。驚いたのは、日本で夏の田舎を走った後のようにフロント周りに蚊などの虫の亡骸がこびりつき、中には血を吸った蚊などが潰された血の跡が無数についているではないか。かなりのスピードで走ったからだろうが、人でもひいているのではという様相であった。そういえば昨日ヴァランセ城に近い車道パーキングに停めた私のクルマをしげしげと眺めている人がいたことを思い出した。これだったのか。そういえばこちらはみんなクルマが汚れている。ここまで日本のような洗車スタンドを一つもみなかった。クルマはどこで洗っているのだろうかと疑問をもった。
バケツを貸して欲しいとホテルに頼んだらあるはずなのに無いと言われたので、ミネラルウォーターの空ボトルに部屋でぬるま湯を入れてクルマにかけながらタオルで汚れを落とした。1本1リットルで2本しかなかったので、4往復くらいするはめになった。これからは定期的にこれをやってやらないとダメなんだと学んだ。このホテルはチェーン展開してるようだが、エアコンもドライヤーもなく、おススメしない。

この日は9:30にホテルを出発。ロワールの古城のなかでもヴァランセからアクセスが良く、最も美しい城のひとつでロワール川流域で最大のシャンボール城を訪れることにした。森の中の一本道を北へ進んでいくと突如現れる巨大な城は圧巻である。昨日ヴァランセ城を見ていたので城に対しての感動は少し薄れてはいるだろうが、日本で言えば松本城と姫路城のようなインパクトの違いかもしれない。ここもガイドがついていればさらにいろいろなことがわかったであろう。後に調べたのだが、高さ56m、282の暖炉、462の部屋という数字がいかに桁外れの大きさであることがわかるであろう。                  

小腹がすいたのでここでランチもしていくことにした。食後に近くのワインショップを除き、この地区ならではのロモランタン100%のクール・シュヴェルニがあったので買い求めた。店員とこの旅のことを話し、スペイン北部で三ツ星レストランを食べた後にどちらへ進むべきか迷っていることを相談してみた。マドリッドかポルトガルか。すると店員は躊躇なく、ポルトだ答えた。何故ならマドリッドはまた行こうと思えば飛行機ですぐに行けるが、ポルトはアクセスが悪くなかなか行けないからだと。あと素晴らしいワインもあるよと!御意。ポルト行きだ。

ボルドー、サンテミリオンへ

今日の宿泊地はボルド―の中の美しい街、そして世界遺産でもあるサンテミリオンだ。




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