クルマでまるっと欧州一周30日 【Day-1】
8/27/2015 Pari-Avize シャンパーニュ地方へ
ほぼ定刻にシャルルドゴール空港に到着、イミグレーションも混まずに抜けてフランスへ無事入国、Avisレンタカーへ向かう。
今回の欧州旅行の起点は白洲次郎がスタートしたロンドンにしたかったが、ドーバー海峡をフェリーにクルマを載せて渡る必要があり日本でも一苦労なのに海外では自信がなかったこと、時間に縛られること、また当時はEU域内であるがパリで乗り捨てると10万円くらい高くなることから、パリで借りてパリで返し、ロンドンへはTGVで往復することにした。
ヨーロッパのカーナビ事情
今回のドライブ旅行の秘密兵器はカーナビである。オランダのTomTom社のGPS搭載カーナビを行きつけのワインバーのソムリエ、林さんが貸してくれたのだ。イタリアで修行時代に使っていたナビを、私がプランを打ち明けたところ貸してくれることになった。この旅では何度こいつに助けられたことか!まさに命の恩人だ。
広いヨーロッパにおいては、ナビの目的地インプットで便利なのは緯度、経度をダイレクトに打ち込むことである。住所は〇〇ストリートとかアバウトなところが多く、市街地ではこれが命取り、???状態なのだ。また声もアイルランド系の女性とか選択肢も広く、これだけで楽しめる。もちろん女性の声に設定した。
素晴らしきかなGoogle Map
また今回の殊勲賞2位はGoogle Mapである。
何が素晴らしかと言えば、世界のどこにいるかが分かるのだ。これがどれだけありがたいか。特にcityでの威力が凄まじい。マルセイユやリスボンなどの旧市街地の迷路で迷子にならずに済むのである。さらにヨーロッパはラウンドバウト、信号のない円形交差点をぽこぽこ作って古いナビにない新しい道ができたらかなり早く反映されるし、いまでは通行止め情報までわかる。クルマでナビとして使用すれば案内音声は日本語である。日本に帰ってきてからのマイルで案内されるのは参るが。
シャンパーニュ地方へ
TomTomのカーナビに初日の宿、「Les Avises」の住所をインプットして、一路シャンパーニュ地方を目指す。宿はこの初日と2泊目のみ日本で決めた。一日の移動距離がどの程度行けるのか不明なのであまり先の予定まで組めないと思ったからである。
雨の中の高速道路はトラックの飛沫を避けながらのドライブで約170km。初めてのラウンドアバウトも経験した。のどかな田園風景だが初ヨーロッパ、初ドライブ、クルマは左ハンドルのマニュアルときていて、緊張しっぱなしであれよあれよという間に到着した。
この「Les Avises」はかのアンセルム・セロスが経営するホテルで、ワイン友達のN氏が勧めてくれた。もちろん夕食に合わせるのはジャック・セロスで旅の最高のスタートが切れた。