製作が思っている「声優にしてほしい演技」を声優自身が見分ける方法
こんにちは。
声優・webライターのきままです。
今日は、「声優にしてほしい演技」を製作側の視点でお伝えします。
突然ですが、アニメで「絶対食べてはいけない思う不味そうな料理」が出てきたとき、皆さんは何色を思い浮かべますか?
・・・・
そうです、「紫」ですよね。
もちろん、青、黒、茶色、などもあるかもしれません。
そういったシーンって、ヒロインや美少女などの可愛い子が、主人公の男の子に「できたよ〜♡」と言って持ってくる料理、というイメージがあります。(私だけ?)
その料理をみた主人公の演技は
「あ、ありがとう」とか
「うっ・・・」という感じだと思うんです。
「うわあああ!なんだこれー!!」
ではないのかなと思います。
それはなぜか?既に紫の料理が出てきて、視聴者は「不味そうな料理だな」と認識できているからです。
そんなときに主人公が「うわあああ!なんだこれー!!と演技すると情報過多になり、くどい演技になってしまいます。
だから、「うわあ」というセリフなら
「うわあ・・・」にするのか
「うわあ!!」にするのかは、役者の力量になるわけです。
そんなとき、「うわあ!!」にすると、アニメの絵を理解する能力、台本の読解力がないなと製作陣に思われてしまうかもしれません。
なので、アニメの絵を見るときは「なぜその表現なのか?」
を全てのカットで考えると、製作者側が声優に何をして欲しいのかを理解することができます。
是非、お試しください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?