僕が水瀬いのりを推す理由

 僕は水瀬いのりさんが好きです!!!(唐突)
僕はいま大学2年生で声優志望者でもあります。

そんな僕がなぜ水瀬いのりさんを推すのか、そしてなぜ水瀬いのりさんの職業でもある声優を目指しているのか。そんなことについて僕の人生を辿りながらお話していきたいと思います。どうかお付き合いください。

水瀬いのりを知ったきっかけ

 僕が水瀬いのりさんを知ったきっかけは、高校3年の夏になります。年月日で言うと2022年7月26日です。どうして日にちまで覚えているかというと、水瀬いのりさんを知った瞬間に一目惚れしてしまい、Yahooで画像を調べまくってスクリーンショットを大量に残していたからです。普通に考えてすごくきもいことをしているなと今考えたら思うのですが、当時はそんなことを言っている余裕なんてありませんでした。

そうです。高校3年生。受験期だったのです。心に余裕なんてありませんでした。受験勉強をしなきゃという焦燥感に毎日駆られ、でも受験勉強できない。ついついAPEXをやってしまう。僕はゲーム依存症でした。

アニメ?なにそれオタクの見るやつじゃん

 僕はアニメが嫌いでした。いや、正確にいえばアニメを見るようなオタクにはなりたくないと思っていました。それがいつからいつまでそう思っていたのかというと、小学生高学年辺りから高校1年生の夏まで思っていたのです。

 まず小学生低学年、中学年の頃はアニメも漫画も全く知らず、せいぜい区民館に置いてあるドラゴンボールが棚に並んでたな〜という記憶しかありませんでした。当然漫画なんて読んだことない。アニメなんてもってのほかでした。

 高学年になると、漫画やアニメの話をする同級生の姿、テレビに映し出されるアニメオタクの姿を見て、こうはなりたくないと心から思っていました。平面を越えることができない2次元。そんな存在を好きになることなど考えられなかったのです。そんな平面でしかないものを愛している人たちは頭がおかしいとさえ思っていたのです。

なぜ過去の僕がそこまで2次元に対して嫌悪感を抱いていたのか。それはおそらく家族の影響もあるのだと感じています。親はもちろん、自分の姉もオタクを毛嫌いしていた人で、僕が中学生になって卓球部とサッカー部を選ぶのに悩んでいたとき、「お卓球部だけはやめて。サッカーとかバスケとか、かっこいいのにして。」と言われたくらいです(笑)。テレビでオタクが映し出される度に親は「せいやはこうはならないもんね。かっこいい大人になるもんね!」と言われていた記憶があります。こんなことを言ってはいますが今も昔も家族はずっと好きですし、今のアニメをいっぱい見る僕を普通に認めてくれているし、アニメの話もよくします。

アニメの存在を忘れていた中学生時代

 そもそも中学生になると、アニメなんて忘れていました。小中高サッカー部で、あまりサブカルチャー文化に触れる機会もなかったです。中学生時代を思い出しても、そこに2次元が関わることなんてありませんでした。当時ハマっていたものとしては、ただひたすらゲームでした。なかでもFPSと呼ばれるゲームの種類がありまして、簡単にいうと銃で殺し合うゲームです。

 FPSは小学校3年生のときから今現在までずっとやり続けています。APEXもFPSに含まれます。
こう考えてみると、アニメと漫画はだめなのにゲームはいいのかーい!とつっこみたくなりますね(笑)

 当時の僕はゲームと他のサブカルチャー文化を全く違うものとして見ていたのだと思います。一応お話ししておきますが、今の僕はアニメも漫画もゲームも大好きです!!

水瀬いのりとの出会い

 さて、ついに高校3年生の夏。
水瀬いのりさんと出会います。
初めての出会いは『アイマイモコ』。
珍しいかもしれませんが、水瀬いのりさんを最初に知ったのは"アーティストとしての"水瀬いのりでした。YouTubeを見ていた7月26日、おすすめに可愛い人が映っていました。
 歌か。僕はあまり歌を開拓する人間ではないので今回もスルーかな。いや、聞いてみよう。なんか気になる。なんでか分かんないけど。

聞いた後

 これはすごい!なんだこの感じ、曲調が好き、頭に残る、初めて聞いた曲とは思えない親しみやすさ、突き抜ける歌声、そしてその中に垣間見える"優しさ"。

衝撃。ビビッときました。これはもう他の曲も聴いてみるしかない。まずはwikipediaでこの人を調べてみよう。

"水瀬いのり"

 声優?へえ、あんまり知らないな。アーティストとしては、2015年からか…結構前から活動してるんだ。でも声優という職業は2010年からやってる…声優って、なんだ?

 ここで、声優というお仕事を知ることになりました。俳優の一種で、アニメや外画吹き替え、ナレーションを主な生業としているという。曲も気になるし、この人の声優としての活動も気になる…なにか見てみるか。

Re:ゼロから始める異世界生活

 なんだこれ、面白すぎる!!そして話が進むにつれてレムが登場。このキャラの声が水瀬いのりか…かわいい。おっとりしてる。しっかりものだ。すっかり見入ってしまいました。レムに魅了されていく自分がいました。

 そしてレムが声を荒げるシーンがいくつか流れてくる。これ、演技上手すぎないか?この人、やっぱり凄い人なのかもしれない。もっと他のアニメも見てみよう。いや、まずはこの人の曲を全部知ろう。

"アーティスト"水瀬いのり

 曲ありすぎ!声優としての活動がメインだと書いてあったのに、もう普通のアーティストと同じくらいじゃん!!まあ、とにかく全部聞いてみよう。

 『アイマイモコ』『Ready Steady Go!』『ココロソマリ』『コイセヨオトメ』『アルペジオ』『Starry Wish』…やばい、無限に聴ける♾️

 そして水瀬いのりさんを調べていくうちに、なんだかそろそろライブがあるらしいということが分かりました。ライブ自体はback numberのライブに参加したことがあるので、どういうものかは大体わかります。

2022年10月1日、横浜アリーナ『glow』

 !!!!俺の誕生日じゃん!!!!
何これ運命??行くしかないじゃん!
すぐ一般応募しました。そして当選!

 ライブ当日、電子チケットをスタッフさんに見てもらって入場。ほお、初めて1人でライブ行くし、会場がでかい!!どこが僕の席だろう…
めっちゃ遠い!!これだと豆粒くらいにしか見えない。まあでもいっか!ゆったり聴けるし!

『僕らだけの鼓動』
『Step Up!』
『Catch the Rainbow!』

 立て続けの三曲に圧倒され、涙が溢れまくる。タオル買っておいてよかった。そしてそのまま流れていく時間。ほぼ全ての曲で泣いた記憶しかないので、トークはあまり覚えていませんでした。
でも、この言葉だけは深く心に刺さったのを覚えています。
「またみんなで、一緒に素敵な時間を過ごせるように、私もまたなんとなく頑張っていきますので、みんなも辛いこともあるかと思いますが、ね!大丈夫です大丈夫です。こうやって楽しい日がまた待ってますから、ぜひ皆さんも頑張りすぎないようにがんばりぼんしてください。そして私のライブでね、たくさん羽を伸ばしてもらって、ここではダラーっとしながら楽しんでもらえる場所だったら嬉しいなと思います♪」

 ライブの大きな多幸感と喪失感を両手に抱えて家路を辿りました。人生で最高の誕生日プレゼントでした。ありがとう。ありがとう。…

将来の夢

 glowのライブ後、僕はいろいろ考えました。将来のことについて。もちろん受験勉強もしていたので、大学は行くことになるだろうと思いました。でも、ライブとアニメの影響で声優というお仕事をするという夢が、だんだんと現実味を帯びてきました。

 養成所について、専門学校について、たくさん調べました。今の自分の状況に合う通い方はないのか、お金は大丈夫なのか、学業と両立できるのか。

 今は受験に集中しよう。大学に受かってから、また頑張ろう。そう決めました。

【いつか、水瀬いのりさんと一緒にお仕事をする】

この思いを常に胸に留め、今は養成所に通いながら大学の演劇も並行で行っています。

声優を目指していると、本当に厳しい世界なんだと常々思います。養成所にも演技が上手な人がたくさんいて、本当に僕はこれで大丈夫なのか、このまま声優になれるのだろうかと杞憂してしまいます。でも、そこにいるから。水瀬いのりさんがいるから。頑張れるんです。がんばりぼんできるんです。

 夢を見ることは何も悪くない。ひたすらそこに向かって走り抜ける。前を見て、時には後ろを振り向いてしまう時がある。足を止めてしまう時がある。でも、また少しずつ戻って、ゆっくり歩き出す。
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ここは歩き始めた旅の途中
まだまだ先は長いけど
そこに辿り着いたなら
最後に笑っていれるかな
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さいごに

 最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!僕が伝えたいのは、一つ。

 水瀬いのりには、生粋のアニメ嫌いの者でさえも惹き寄せてしまうものがある。そんな水瀬いのりを好きになった人たちは、幸せ者なんだと思います。僕も幸せだし、みんなも幸せ。だからその幸せを、その幸せを与えてくれたいのりんに、たくさんの幸せを返しましょう♪幸せで溢れる町。そんな町をみんなで作っていきましょう!

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