相手に「聞く負担」をかけないためのオンライン会議用USBマイクの選び方【これからの必須ビジネスマナー】
こんにちは、イベントアクセラレーター 西舘聖哉(nisei_86)です!
オンラインミーティングやオンラインイベントなど、オンラインで話を聞く機会が増えてきた昨今ですが、そんな中で最近こんな記事が話題でした。
僕自身、個人からスタートアップから大企業まで、様々な立場の人達とオンラインミーティングを行いますが、どこにでも一定数いるのが「マイク環境が悪くて話が聞き取りずらい人」です。
例として挙げると、
・声がこもっていて聞き取りにくい
・音声のノイズが酷い
・マイクとの距離が離れていて声が小さすぎる
など
最近のオンラインミーティングツールには、ノイズ除去、音量の最適化など非常に優秀な機能がありますが、とはいえ酷過ぎる音声を補助しきれるものではありません。
相手に聞き取る負荷をかけるのは、ビジネスの観点で見てもマイナスでしかなく、「相手に聞こえていれば別に良い」という風にいい加減な認識でいると知らず知らずのうちに相手からの印象を悪くしてしまうこともあります。
そうならないためにも、音声環境を整える必要があり、オンライン時代に必須のビジネスマナーだと思っています。
Zoomのテストページなど、音声チェックを行える場所はありますので、自分の音声が気になる方は必ずチェックしましょう。
前提を整理したところで、本題としてよく聞かれる「どのようなマイクを使ったら良いのか?」をこのnoteでまとめていきたいと思います。
マイクの種類
マイクには主に一人で話す時用の「単一指向性マイク」と複数人で話す時用の「無指向性(全指向性)マイク」があります。
単一指向性マイクだとマイクが向いている一人の声しか聞こえないので会議には向いていない、無指向性マイクだと周りの環境音が大きい場所だとうるさすぎる、などそれぞれのシチュエーションによるメリット/デメリットがあります。
そのため、使うシチュエーションに応じた適切なマイク選択が必要になります。
マイクの選び方
最近のノートパソコンには、ほぼ必ず内蔵マイクが搭載されています。
Macbookに搭載されているマイクは非常に優秀で(余談ですが、カメラ映像もとても綺麗)そのまま使っても困らないのですが、Windowsマシンではそうはいかないことが多いです。
内蔵マイクを使うと、こもった音になる、ファンの音などが入ってしまう、上手く集音できない、などのことが起こりやすいため、可能であれば外部接続(主にUSBで接続する)マイクを使った方が良いです。
マイクアームで浮かせる、画面の上にクリップで挟む、横に置く、など様々なタイプがあるので、自身の作業スペースの大きさによって選択してください。
マイク付きイヤホンを使うのは避けた方がよく、マイクが付いている位置が口元から遠く、非常に小さい音になることが多いです。
(使うなら、常にマイクを口元に近づけるように意識してください)
オススメのUSBマイク(入門編)
「いきなり高いものを使うのはちょっと。。」という方にはまずはこのマイクがオススメ。
Marantz(マランツ)M4U
これは僕が一番最初に使ったマイクで、普段のオンライン会議で十分な音質を確保できます。
単一指向性なので、ある程度狙って声のみを集音でき、職場用のマイクとしてもしっかり使えます。
「持ち運びしやすいものが良い」「置く場所が無い」という方はこちら。
サンワサプライ 400-MC016
小型な分、音質は他のマイクに劣りますが、どこでも使える手軽さがメリットであり、出先でのオンライン会議で重宝します。
また、単一指向性/無指向性を切り替えることができ、複数人の会議で使用することもできます。
オススメのUSBマイク(1万円以上)
「とにかくこだわりたい」「最初から良いものを使いたい」という方にはこちらの二つ。
ロジクール G Blue Yeti USBマイクロフォン
配信や動画投稿をしている人も使っている定番マイクです。
オンライン講演やプレゼンテーション、司会などの機会が多い方に特にオススメ。
会議室ではスピーカーフォンがオススメ
複数人で同じ部屋で話す場合は、普通のマイクでは対応が難しいので無指向性マイクとスピーカーが一体になったスピーカーフォンを使います。
Jabra、Anker、eMeetなどのメーカーから、必要なスペックに合っているものを選びます。
集音範囲が広いので、野外や人が集まる場所で使う場合は要注意。
(音声テストで聞こえ方を確認してください)
ヘッドセットを選ぶ場合
ヘッドセットを使いたい場合は、ノイズキャンセリング付き単一指向性マイクの付いたヘッドセットを選ぶのがオススメ。
最近話題の骨伝導イヤホンにも「Shokz OpenComm」というマイク付きのモデルがあり、通常モデルと違って非常にクリアな音で音声を届けることができるので、骨伝導イヤホンを選ぶ場合はマイク付きがオススメです。
マイクを接続した後は設定を忘れずに
たまにあるミスとして、
「マイクは接続したけど、別のマイクを使う設定になっていた」
ということがあります。
オンラインミーティングツールの設定で、マイクの選択や音量調整を忘れないようにしましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
上記以外でオススメのマイクやオンラインで気をつけていることなどがあれば、ぜひコメントで教えてください。
より専門的なオーディオミキサーやXLR接続のマイクについても、今後のnoteで書こうと思っていますので、noteやTwitterのフォローを宜しくお願いいたします。
「自分が話している音声が相手にどう聞こえているのか」
というのは、しっかり確認しないと自分で認識することはできません。
「良いマイクを使え」「音響のプロになれ」
というのを強制する気はありませんが、最低限相手に負荷をかけない、迷惑をかけない、理解してもらいやすいようにする、そのためにできることを怠る人は、オンラインで何かを伝える人としては失格です。
「たかがマイク、、」
と思うかもしれませんが、そのたかがマイク一本でオンラインミーティングの効率やオンライン講演での伝わり方は大きく変化します。
自分の話を聞いてもらうための努力をすることは、結果として自分やチームのためになります。
これからは、よりオンラインが当たり前になっていくと思いますので、そこに取り残されないためにもできることから始めていっていただければ幸いです。
気になることがあれば相談に乗りますので、気軽にご連絡ください!
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