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自由?ー読書感想文1
"21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考"(ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田裕之 著)
http://a.co/e1l4cvx
今読んでいる本です。
まだ読んでいる途中なんですけど、特に気になった点、印象的だった点をまとめます。
○ この本は現代のさまざまな課題を『明確化』するためにかかれた本
的外れな情報であふれ返る世界にあっては、明確さは力だ -本文より引用
○ 自由主義への信頼を失いつつある
まず、これの意味がよくわからなかったので、自由主義ってなんだろうを調べてみた。
個人の諸自由を尊重し,封建的共同体の束縛から解放しようとした思想 -コトバンクより引用
調べていくと、これまで束縛されていたことから解放される、国民は自由の権利を与えられたー見たいな意味にとれるので、『自由主義の信頼?』ってやっぱり思ってしまいました。
本文より、
あなたも自問してみるといい。
人々はやみくもに王に従うのではなく、自ら政権を選ぶべきだと思うか?
生まれでカーストが決まるのではなく、自ら職業を選ぶべきか?
誰であろうと親が選んだ相手と結婚するのではなく、自ら配偶者を選ぶべきか?
もしこの三つの質問にすべて「イエス」と答えたのなら、おめでとう。あなたは自由主義者だ。
これを読んでいるときこの3つの質問に対してやっぱり「イエス」と思ったので、私は自由主義者なのでしょう。自覚はなかったけどそうだったんだな、という感想。
この○○主義みたいなことの変革がありました。ここ最近では自由主義一択の物語で進行していたが、自由主義ももうそろそろ限界が来ている、というのが課題だそうです。
○確かになぁ…
自由主義を破壊していくもの、技術的破壊。近年発展が目覚ましい分野は、AIとバイオテクノロジー。この2分野によって人間は神の能力を手に入れようとしている。(これは『ホモデウス』で言及しているらしいのでこの本読み終わったら読んでみよう)
大人になって思うけど、専門外の人って専門の人に口出しするの難しいんですよね。近年急速に進みに進んでいった分野って専門の人たちがものすごく先端いってるんですけど、専門外の人はあんまりよくわからないからそれが利用できるかどうかもよくわからない。例えば自動運転(これはAIの発展による)っていまいちどんな仕組みで動いてるかわからないので、もしそれで事故したら、って思うとよくわからないから避けがちなんですけど、うまいこと利用できればとても便利な技術ですよね。でも自動運転車を国道で走らせていいかーって法律を決めている人は専門外の人たちだし、法律決める人を選ぶ人って国民だから、その国民の中で『自動運転』に詳しい人っていったいどのくらいいるんだって言う話になってきますよね。そんな何でもかんでも最先端のことを知ってる超万能な人って滅多にいないと思うから、専門外の人がテクノロジーに関する法律を決めなくてはならないって言う事態になってきます。これが本書で言う、うーん、困ったなって状況かな、と。確かに選挙の時だれに投票するかって考えるとき、政治の専門の人に意見聞いて勉強してから投票したいなって思ったことありますわ。
うん。確かに納得したわ。明確になった。
もっと思ったこといっぱいあったけど今日はこの辺で(^_^)/
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。