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ガタカ 映画のはなし
出生数秒後に推定寿命と死因が判る近未来の時代。
心臓疾患の発生率99%、30歳で早死にの可能性ありと
診断されたビンセントの夢は、宇宙飛行士になることだった。
DNA操作で優秀に作られた“適正者”は優遇されるが、
ビンセントは自然出産で生まれ劣性遺伝子を持つ“不適正者”だ。
そんなビンセントには、DNA操作で生まれ1000人に1人の
傑作DNAを持つ弟のアントンがいて、二人はよく度胸比べで海に
繰り出し、岸辺から遠くまで恐れを感じず泳いでいけるかを
競い合っていた。
いつも勝つのは、体力の優秀なアントンだった。
大人になったビンセントは宇宙飛行士養成所「ガタカ」にいた。
ガラス窓をピカピカに拭きながら、近くで打ちあがるロケットを
見上げ思う。「かなわぬ夢だ・・・」と。
数年に1度ふと見たくなる作品。夢見るビンセント(イーサン・ホーク)と
元エリートのジェローム(ジュード・ロウ)の表裏一体な存在と
淡い色調に統一された映像、マイケル・ナイマンの音楽とが絶妙に
溶け合ってなんともいえない。
本作は、アメリカ航空宇宙局NASAによって、現実的にありえる映画の
1位に選ばれている。
■ NASAが選ぶ現実的にありえるSF映画ベスト7( )内は公開年
1位、ガタカ (1998)
2位、コンタクト (1997)
3位、メトロポリス (1929)
4位、地球の静止する日 (1952)
5位、Woman in the moon (未公開)
6位、遊星よりの物体X (1952)
7位、ジュラシックパーク (1993)