「ユナイテッド93」 [映画の話し]
「9.11」
2001年9月11日に起きた4機の旅客機がハイジャックされたアメリカ
同時多発テロ事件でハイジャックされた93便の離陸前から悲劇の瞬間まで
を再現した映画。
当時自分は、レンタルビデオ屋で働いていて、店に入ってきた顔見知りの
お客さんに「今、アメリカが攻撃されて大変な事になってるテレビ付けて
みて!!」と言われTVを見て1機目の飛行機がビルに突入した後で高層ビル
が黒煙をあげている映像が映し出され、非常に驚いたのを憶えている。
映画は、離陸する前から坦々とテロ実行者たちや管制センターの人々、乗客
達を映し次々にハイジャクされ混乱していく大国の姿を浮き彫りにする。
当時の大統領ブッシュは小学校視察中で、アメリカが攻撃されている可能
性があると補佐官に伝えられても混乱を避ける為そのまま何分も小学生の朗
読を聞いていたそうです。
劇中、危機迫る中アメリカ人は自らの神に祈り、テロ実行犯たちも自らの神
に祈る。国と国の様々な裏事情に翻弄される人々の姿が物悲しい。
身内の叔母は姪をつれて、911から数年後アメリカに旅行に行って911の現場
グラウンドゼロを見てきたそうです。大きな穴が開いたままでショックだっ
たと言ってました。