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最近おじさんが「国を出ろ」ってあまり言わなくなった気がする。

こんにちは、ピネアルの徳原です。

5-6年ぐらい前までは、50才オーバーくらいの世代のオピニオンリーダーの方々が、「日本を出て世界で活躍しろ」と主張する言説が結構合ったように思います。最近ふと思ったのですが、それがかなり減ってきたように思う。


幸運なことに、私は前職の会社からインドネシアの企業に出向する機会を頂き、またその時のご縁もあって退社してからインドネシアにフリーランスとして活動の拠点を移したりと海外で仕事をするチャンスに恵まれた。でもそれは、やはり当時はそういった言説が多く盲目的にそれを目指していたことが、チャンスを掴むきっかけにもなったのかなと思う。


ただ、もちろんコロナの影響もあるが、大人が「海外に出ろ」とあまり言わなくなった気がする。なんとなくこの三年ぐらいで国力の低下(というか中国やアメリカと比較した場合の停滞感)が顕在化して、人材流出に対する危惧が大人の間に広がっているからではないか、と勝手に思っている。


私は、やっぱり若いタイミングから積極的に海外に出ていくべきだと思う。カルチャーも違うし、ワークライフバランスの考え方も違うし、なんとなく感じる日本の閉塞感を言語化して理解できるようになるので、自分の向かうべき道を定める20代の過程においてはとても大切な経験だと思うからだ。


現在は海外にブランチを出したりして活躍しているIT起業家の方々も多く、そういった人たちは皆さん声を揃えて「海外に出ろ」と言っている。見ていただいた若い方には、海外に出たほうがいいんだなと頭の片隅で思っていただきつつ、あまり年の離れた声の大きい人の意見ではなく同世代かちょっと上のオピニオンリーダーの意見にアンテナを立ててもらうのがいいのではないかなと思う。

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