『神宮外苑地区まちづくり』HPでの《秩父宮ラグビー場の収益は”明治神宮のもの”》という”大嘘!”
A
『神宮外苑地区まちづくり』公式サイトによれば、「内苑の社や森、外苑のみどり」は、外苑の諸施設の収益(秩父宮ラグビー場を含む)によって100年間維持されてきたと記されています。特に秩父宮ラグビー場については、老朽化に伴う「スポーツ施設の建て替えの必要性」に言及され、再整備を通じて収益を確保し、その収益が緑地保全に活用されると述べられています。
秩父宮ラグビー場の収益は、「内苑の社や森、外苑のみどり」の維持において重要な役割を果たしているとされています。
(”神宮外苑ちくまちづくり”《計画について》のページ)
https://www.jingugaienmachidukuri.jp/planning/
B
三井不動産鈴木専務は『NHK 首都圏情報 ネタドリ!』(2024年4月5日の放)
で次のように述べています。
②「秩父宮ラグビー場の収益は、神宮外苑全体の緑地保全や維持管理のための重要な資金源です。再整備によって老朽化した施設を改善し、その収益を活用して神宮外苑の自然環境を守り続ける計画です」
番組リンク https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20240405a.html
C
②伊藤忠は、2024年7月3日に発表された『神宮外苑再開発について』のリリースで、次のように述べています。
「秩父宮ラグビー場の収益が、神宮外苑の『緑を守る資金』として活用されています。秩父宮ラグビー場は他の施設と同様に老朽化しており、再整備を通じて得られた収益が緑地保全のために大きく貢献しています。」
要するに、秩父宮ラグビー場の収益は、神宮外苑の自然環境を維持するための資金源の一部として重要な役割を果たしていることが強調されています。(【老朽化している】には異論ありますが、ここではそのままとしています)
(リリース参照)https://www.itochu.co.jp/ja/news/news/2024/240703.html
A,B,Cで一致している内容
秩父宮ラグビー場の収益が神宮外苑全体の緑地保全に使われているという点で、すべての情報源(A、B、C)が一致しています。これらの収益が、神宮外苑の環境保護にとって重要な資金源であることが共通して述べられています。
【重要な事実】
秩父宮ラグビー場の収益は、神宮外苑の緑地保全には関与していません。
その理由は、秩父宮ラグビー場はJSC(独立行政法人日本スポーツ振興センター)の所有地であり、その収益はJSCが管理しています。収益はスポーツ振興や施設の運営・維持のために使用されており、神宮外苑の緑地保全には直接的には寄与していません。
神宮外苑の緑地保全に使用される資金は、主に神宮球場やその他の施設の収益から得られます。したがって、秩父宮ラグビー場の収益がこの目的に使われることはありません。
(この事実は、2023年9月26日にJSCに電話で確認済みです。必要であれば「公文書開示請求」によって関連書類の有無を確認することも可能でか)
なぜ【三井不動産】と【伊藤忠】は、あえて“間違ったこと”――いや、『嘘』を書いているのでしょうか? そして、なぜ【JSC】(日本スポーツ振興センター)は、それを**「放置」**しているのでしょうか?
【三井不動産】【伊藤忠】はともに“日本を代表する”大企業であり、【JSC】は自立した公共機関である独立行政法人です。
「ただのラグビーファンでしかない私が気づく
ようなことを、なぜ無理に押し通そうとするのか、
全く理解できません!」
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