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「恋の顛末」を聴きながら
「図書係山と川」を一緒にやっている藤川さんがレコードを贈ってくれた。
ハンバートハンバートの「恋の顛末」。
大好きな曲なので、うれしくて毎日のように聴いている。
タイトルどおり恋の終わりを歌った曲なので、聴く人によってはとてもさびしい歌に聴こえるかもしれない。
そういえば、藤川さんは山と川の活動をする根底には「さびしさ」があるのかもしれない、といつか話してくれたことがある。
最近は、新しいことが始まるときの高揚感よりも、大切にしていたものが終わっていくときのさびしさのほうに、なんだか引き寄せられているような気がする。
楽しい時間を過ごしていても、ついつい別れるときのことを考えてしまう。
つい先日も、好きな本屋を聞かれた時には必ず名前を挙げていた、ちくさ正文館の閉店のニュースに愕然とした。
漠然と予想はしていたけれど、いざ現実になってみると「さびしい」以外の言葉が出てこない。
こんな時間はいつか終わる
始めた日からわかってたから
それでも、そんなさびしさがこうやって美しい音楽になることには救いがあると思う。
仕方ないね仕方ないわ。