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【シティS4】バシャーモ解説【クレイバースト/スノーハザード環境】

どうもこんにちは、せいやです。

ポケモンexが本格的に勢力を伸ばし、混沌を極める環境の中駆け抜けていった我が推しバシャーモのデッキを紹介していきたいと思います。
※2023.4.29㈯開催のシティリーグ参戦時点のものとなります。

【現在の環境】

2023年4月末現在。新弾「クレイバースト」「スノーハザード」が発売され、いよいよポケモンexが本格始動といった様相を見せています。対戦環境は、新弾の顔そのものであるパオジアン軸とディンルーコライドン、地位を確かなものにしたサーナイト系、全盛期を過ぎてなお影響力の大きいロストギラティナとロストバレット、鬼初動のミライドン系のほか、安定のミュウ、爆発力のルギア、汎用のアルセウスが立ち並んでいます。この他にも草の新星マスカーニャ、ダークホース的立ち位置のディアルガ、更に選択肢の拡がったゾロアークバレットにレジ系、そしてカビゴンLOと、かつてないほどの入り乱れ具合。正に群雄割拠と言えるでしょう。

【一方炎は...】

パオジアン、セグレイブの登場により水が活気を取り戻し、更にアローラロコンが特性ばかりの環境に待ったをかけてきました。上記いずれも弱点が雷でなく鋼なのも拍車をかけています。もちろんパルキア、かがやくゲッコウガもまだまだ現役バリバリ。おかげで炎は強烈な圧を受けることとなり、ラウドボーンやイーユイも中々顔を出せません。それでも希望が見出せるのは、去年同時期の裏工作パルキアほどシェアを独占されていない所でしょうか。

【新たなバシャーモ】

それだけ炎…つまり我がバシャーモも苦境の真っ只中ではあるんですが、逆を言えば水以外なら対抗し得ると思っています。2~3か月前にあったシティリーグのシーズン3においても、ギラティナのロストインパクトやスターレクイエム、ヤミラミのロストマインによるダメカンばら撒きといったように、弱点と関係なく攻め立てるのが多い感じでありました。そして現在。サーナイトに代表されるように序盤は盤面を整える形が多く、どうにか出し抜けやしないかと思う次第です。
そんなこんなで、環境を見渡した上で今回もバシャーモを再構築し、シティリーグへ突撃してきました。デッキシートは以下のとおりです。

【今回使用】バシャゼラタイレーツ【シティリーグS4】
【比較用】バシャゼラエンペルト【シティリーグS3】

まずは前回のS3から変えたものを一個ずつ解説。

◎タイレーツ
S3に比べてロストは減少傾向にあり、逆にロスト以外ではほぼ負け筋でしかない上にサイド2枚取られるエンペルトは重過ぎるということで、より軽量なアタッカーとしてタイレーツを採用しました。連撃エネ1枚で動けてアルセウスやミライドン、ヒスイゾロアークには圧になり、小物退治としても優秀でやられてもサイド1枚と非常に扱いやすいです。後述のれんげきの書との相性も良く、ex、VSTAR、VMAXすら一発に持っていける可能性を秘めています。

◎ロストスイーパー
意識するは、新弾の勇気のおまもりはじめ、学習装置やツールジャマー、こだわりベルト、森の封印石のほかスタジアムの除去。正直ここは凄く悩んだ1枚で、これを入れるかあなぬけのヒモを2枚に増やすかと、なんとシティリーグ前日まで揺れていました。結果的にキーカードとなったので良し!

◎れんげきの巻物 天の巻
去年の前スタンダード、つまりシティリーグS2の時に対ルギア、アルセウス、ハピナス等で活躍を見せた天の巻が復活。環境におけるexの割合が増え、こだわりベルトが腐りやすくなってきたので2枚そっくり交換です。
今はサーナイトによるエネ加速やミライドン、コライドンといった3エネ技も多く、刺さる場面が多いです。まさしく奇襲。主にタイレーツとゼラオラに付けていきます。

◎ナンジャモ
序盤、最終盤ではある意味ジャッジマンを超える逸材。博士の研究の7枚ドローもしくはこのナンジャモの6枚ドローで流れを作っていきます。たとえ劣勢であっても後述の頂への雪道と合わさることで逆転の目が出てきます。
なお、ポケモンVが減ってきたことを鑑み、セレナは抜きました。

◎頂への雪道
前回S3はロスト勢があまりにも多かったため、エンペルトVとの合わせとしてみずの塔を3枚入れていましたが、今はどこもかしこも特性持ちのex、VSTARだらけ。自分自身はかがやくゲッコウガしか影響がないため基本入れ得と考え、3枚そっくり交換しました。

【主な動き】

先攻バシャーモVスタートで2ターン目から進化してダイブレイズ、そしてベンチへのエネ加速が定石となります。各exに対してつくづく物足りなさを感じさせる打点130ですが、exへの進化前のたね及び1進化、それとかがやくゲッコウガを倒すには十分なもの。一応、たねのexも二発圏内ではあります。逆にこちらへの一発圏内になりえないワザにはモミで耐久しつつダメージを重ね、ダイブレイズを繰り返すことでエネを盤石なものとしていき、勝ちを狙っていきます。また葉隠れポンチョを入れているため、VMAXを2~3体並べてぐるぐる回す形も取りやすいのが特徴です。後述するゼラオラへの繋げとして基本雷エネルギーを採用し、間接的にシンオウ神殿への対処をできるようにもしています。バシャーモ自身が無色2個でダイブレイズを放てるので基本エネでも腐りにくいのが強みですね。

そして影の主役であるゼラオラV、VMAX。一本調子なダイブレイズからの変化球としてはこれ以上ない奇襲性です。クロスフィストでのベンチ狙撃は、今だとセグレイブやイキリンコexへの楔となります。それだけに、マナフィの入ってるデッキはゼラオラを見た瞬間ほぼ100%マナフィを置いてきます。何なら2積みやクララで再利用すらあります。しかし、それこそが第2プランであり、裏をかく形でVMAXが輝きを見せてくれます。
リアクトパルスによる特性持ち×60は、特性ゲーと呼ばれる今だからこそ活きます。クロスフィスト対策に置いたマナフィがまさかの打点補助と知ったら、相手は頭を抱えることでしょう。かつて隆盛を誇ったルギア一つとっても、ルギアVSTAR、アーケオス、マナフィ、ノコッチ等5匹並んでる時点で打点300。サーナイト系、パオジアン軸、ロスト系もまた特性だらけで一気に押せます。ただし、VMAX自身は連撃ではない点に注意です。(進化した瞬間、ついている連撃及びスパイラルエネルギーはトラッシュされる)

ダイブレイズで進化前のゼラオラVに基本雷エネを1個つけておくと、そのまま連撃エネをつけてクロスフィスト、進化して2枚目の基本雷エネをつけてリアクトパルスと二方面で攻めることができるので、場の状況に応じて臨機応変に対応していくようにします。

【シティリーグの結果は…】

シティリーグの結果は以下のとおり。

◎予選
【1回戦】パオジアン軸      ⭕6-4
 《先攻》 初手:テッポウオ
  初手にたねを出せず、山札を引き直す事なんと4回。そしてテッポウオ
  スタートと、負けしか見えない対面に内心泣きそうになりましたが、2
  ターン目の雪道とナンジャモでパオジアン側の動きを止めることに成
  功。ネオラントVについてた森の封印石をロストスイーパーで消せたの
  も大きく、最後は相手のアロコンVSTARをいづなおとしで倒し勝利。

【2回戦】アルセウスマスカーニャ ⭕4-1
 《後攻》 初手:タイレーツ
  相手はビッパスタートでアルセウスVがベンチに。その瞬間全力で山を
  掘ることを考え、ボールと博士を駆使して後1れんげきのじんでビッパ
  を取る。その後の流れは完全にこちら向きになり、最後はゼラオラVの
  クロスフィストでアルセウスVとニャオハを倒し勝利。

【3回戦】アルセウスバレット   ❎4-6(投了)
 《先攻》 初手:ゼラオラV
  事故ってるわけではなかったが、それ以上に相手のアルセウス側が早
  く、あっという間にギラティナ、アロコン、空ピカに十分なエネがつい
  て終始劣勢に。そこにきてオクタンのれんげきサーチで取るべきカード
  を間違える痛恨のプレイミス。残り時間が少なかったこともあり投了。

【4回戦】パオジアン軸      ⭕後6ー3
 《後攻》 初手:バシャーモV
  やっと初手バシャーモ!と思いきや相手はこれまたパオジアン軸。しか
  も後攻。頭を抱えるしかない事態になりつつも、雪道が大いに刺さりま
  ごついてるとこでダイブレイズからのゼラオラ準備。返しのパオジアン
  exのヘイルブレードでバシャーモは即きぜつするも、ゼラオラ2体並
  べてのクロスフィスト連打で押し切って勝利。

【最終結果】3勝1敗 47人中11位
  やはり3回戦の負けが響いており、無念の予選落ち。それでもCSPの
 対象となる11位は、パオジアンだらけだったことを踏まえてもよくやっ
 たと思いたい。

【推しで行くこと】

推しのポケモンで環境に殴り込む。
常に悩ませるのはその環境上位のデッキ達。練習しながらいつも頭によぎります。
(素直に環境握ればいいんじゃないか?ただの逆張りと自己満でしかないのでは?)

今回も、バシャーモとメタグロスのどっちで行くか非常に悩みました。パオジアン、セグレイブ、アロコン等鋼弱点の水勢力が伸びてるのは既に知ってたので、そういう意味ではメタグロスの方が良かったような気もします。ただ、より拡くデッキを見れるという点でバシャーモに軍配が上がり、一番の推しを信じてやった結果今回の11位にまでこぎつけられました。願わくば、他の推しを握ってる皆の励みになれば幸いです。

以上、バシャーモの解説でした。思ったことを走り書きで追記修正はあるかもですが、とりあえず紹介してみたくなったところ。デッキ作りの参考としてもらえれば何よりです。ではでは。

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