アルグロス解説
どうもこんにちは、せいやです。
前々から下積みを重ねていて、やっと形になったかな?って思って記事にしてみました。今回は前説が少し長いので、気長にお付き合いいただければと思います。それではさっそく。
【現在の環境】
2022年4月現在。タイムゲイザー・スペースジャグラーが発売され、前評判通り頭角を表したパルキア、爆発力を秘めしディアルガ、草の新勢力ドレディア、非Vの新星レジギガスと様々なデッキが殴り込みをかけています。直近のシティリーグでも実績を残しており、その強さは正に保障されたもの。もちろん既存のデッキも負けておらず、相変わらずミュウゲノセクト、裏工作アルセウス、ヒスイダイケンキ、アルセウスジュラルドン、WTB等が幅を効かせています。特にパルキア、ミュウゲノセクトの安定感は異常とさえ言えます。そのシェア占有っぷりは凄まじく、昔の遊戯王で言うところの「魔導征竜」みたいな事態になりかけています。この2つへの対面を考えずにはいられないのが現状です。
【今はベンチが危険すぎる】
フィオネやディアンシーの護りがあるとはいえ、今の環境、ベンチが全く安全ではありません。げっこうしゅりけんやボスの指令、クロススイッチャーで狙われるのは日常茶飯事。パルキアに至ってはネオラント、クロバットがどうこう以前にベンチに何か置いただけで打点補助になってしまいます。リスク以上のメリットを踏まえてベンチ管理が必要となるので、その点裏工作ラインの万能感ほんとすごいですよね……。
【今だからこそ刺さる…!?】
そこで、元々好きなポケモンの一つであるメタグロス、今でこそ刺さるのではないかと考え、デッキを固めてみました。あまりにも水が強すぎて炎が皆無なことから、ぶっちゃけ鋼は握り得。あわよくばはくばに弱点突いたりもできます。そしてできたのが、アルセウスと組ませたメタグロス、略して「アルグロス」です。
以下デッキリスト。
なんだこのカード?なんだこの構成?と思う方も少なくないと思います。特徴的なカードを一つずつ解説していきます。
◎メタグロスV・Vmax
まずは主役。ダイラッシュは最初こそ100と頼りないですが、以後はベンチに下がらない限り2エネで250を反動無しで連発可と、超絶パワーを秘めています。「俺は止まんねえからよ…!」と聞こえてきそうです。ベルト着ければ280と、VSTARワンパンも見れます。2体使う想定なので、サイド落ち踏まえて採用は3-3です。
◎アルセウスV・VSTAR
影の主役。もしかしたらこっちのが主かもしれません。先攻2ターン目からの進化⇨スターバースの流れは皆がよく知るところ。これでペースを掴み、メタグロスへの繋ぎとしていきます。アルセウスは1体立てられれば十分な一方、初手に出したい思惑もあるので採用は4-2としてます。
本音言うとメタグロスのみで作りたかったんですが、ハピナスと違い進化を必要とする関係上、たね4は初手の引き直しリスクがあまりにも高いと考え、自立して戦えて安定感向上にもなるアルセウスを入れた次第です。また、はからずもサイドプランを2-3-3とできるのも強みであります。
◎ポケギア3.0・カブ・博士の研究
ぱっと見でもわかるように、このデッキにシステムポケモンなぞというものは存在しません。昨今では「単」を名乗りながらその実ベンチのシステムポケモンにおんぶにだっこというデッキを目にしますが、たかだか主力一体で闘うという単純な行為に、前歯だのやりくりだの裏工作だのと…………
上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!
また、なまじベンチに並べるから負け筋になるというなら、
「最初からいなければ問題なかろう」
ってことでカブ4投です。彼はベンチ0の時に手札リフレッシュかつ新たに8枚ものカードを引き込めます。これが非常に強く、序盤でも終盤でも活躍の場が見込めます。また、少しでも確率を上げるためにポケギア3.0もフルの4投。カブでなく博士であっても、山を大きく掘り進めることができます。
◎セイボリー・ポケモンセンターのお姉さん
パルキアにしろミュウゲノセクトにしろレジギガスにしろ、ベンチにちょっかい出しつつ3ドローできるセイボリーは中々良い味を出してくれます。また、居座る前提で特殊状態にはめっぽう弱いことから、回復も兼ねてお姉さんを入れています。対アイアントでも混乱回復に重宝するカードです。
◎すごいきずぐすり・あまいミツ・当たりつきアイス・結晶の洞窟
今の環境、さすがに一発300以上のダメージはそうそう飛んでこないので回復の余地があります。ダブルターボエネルギー+すごいきずぐすりで120回復を狙えるし、ミツとアイスはコイン次第であるものの、ノーコストなのが非常にありがたい。結晶の洞窟と合わされば全回復も夢じゃありません。
【このデッキ独特の強み】
見ての通りベンチを並べないデッキなので、ダイラッシュの天敵と言えるボスの指令・クロススイッチャー・あなぬけのヒモ等は基本腐ります。パルキアとしても打点が伸びず、相手側はいかに早く回すかにシフトするので、これらのベンチ干渉カードは博士やクイボと共にトラッシュ送り、となりやすくなります。それこそがこのデッキの裏の強みであり、終盤で最後のメタグロスをベンチで育ててる時に相手は気付くわけです。
「ボスが足りない……」と。
ここまで持ち込めればこっちのもの。後は駆け抜けるだけです。さすがに何度も通じる手ではありませんが、決まった時の安心感は大きいです。
【採用を見送ったカード】
◎キャンセルコロン・フヨウ
実はこのデッキ、ミルタンクとジュラルドン相手には基本詰みという、大きな欠点があります。その対策としてこの2枚を最初入れてたのですが、最近は遭遇率が低いこともあり回転力を優先して見送り。彼らが増えてきた時は再度検討するかと思います。
◎頂への雪道
上記のジュラルドン突破もさることながら、ミュウゲノセクトや相手のアルセウスを止める等活躍の場が多いカードですが、レジギガスはじめ非V勢に全く刺さらないことから、実質相手にのみ影響のある崩れたスタジアムを優先しました。ここも今後の同行次第、ですかね。
◎ビッグパラソル
先述のとおり、特殊状態やワザの効果には滅法弱いところですが、これもやはり現環境を見て不要と判断。これもまた、強力な効果が飛び交うようになったらおまもりと交代かなと思ってます。
以上、アルグロスの解説でした。思いついたことをそのまま書いてるので加筆修正するかもですが、とりあえず参考になったらいいなと。ではでは。