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【シティS1】ハッサム解説【レイジングサーフ環境】

どうもこんにちは、せいやです。

皆さんのおかげで今期シティリーグ、準優勝を飾ることができました。直近の反応を見ると、「ハッサム!?」と驚きの声が多数。それもそのはず、巷に溢れる環境デッキと比べてあまりにも実績も情報も少なく、なぜ上がれたのか不思議に思う方もいるのではないでしょうか。今回はそんなハッサムデッキについて解説したいと思います。


※2023.10.8㈰開催のシティリーグ参戦時点のものとなります。


【はじめに】

遡れば、今年7月に拡張パック「黒炎の支配者」が発売された時。
看板ポケモンであるリザードンexのほか、バンギラスex、キラフロルexと強力な進化exが並ぶ中、自分が目を付けたポケモンが同期のこのハッサム。

ハッサム(sv3)

なんといっても特筆すべきは上のワザ「パニッシュシザー」。
過去から現在に至るまで、特性を持つポケモンを一切出さないデッキなどはまずありえず、最低でも1エネ60は保証されると言っていいでしょう。何なら200以上も夢ではなく、ジャイアントキリングを達成しやすいのもこのハッサムの魅力です。

さてここで、現在の環境をおさらいしてみましょう。

(ポケカブック様より引用)

はい。見ての通り、どこもかしこも特性だらけですね。
リザードン、パオジアン、サーナイトに至っては場のポケモン全員特性持ちなんてこともざらです。

昨今ではその強力な特性を使わせまいと、頂への雪道をはじめ、クレッフィ、ミカルゲ、ディンルーexなど様々な対策カードが出ております。当然相手もそれを見越してスタジアムの上書きやロストスイーパー、さぎょういん、ソルルナ等で押し通そうとしますし、なんなら雪道ミライドンや雪道ミュウ等のように自分だけ好きに使ってから雪道で蓋をするという形まであります。

そこにきてハッサムは、むしろ特性を持っててくれたほうが都合が良いという点で他の特性対策とは一線を画していると言えます。


なに?相手が雪道をすぐどかしてくる?
それは無理やり特性を止めようとするからだよ
逆に考えるんだ
「使わせちゃってもいいさ」と考えるんだ


特性持ち参照での技持ちにはアップリューという先駆者がおり、ゾロアークバレットの選択肢として既に一定の評価を得ていました。
そのアップリューよりHPが高く、パオジアンex等弱点を突ける余地のあるハッサムなら更に期待が持てること、もとよりハッサムは好きなポケモンの一匹だったこと。これはぜひとも使いたいと思いデッキを組み始めました。

問題は、ハッサムだけでサイドを取り切る事が困難なこと。
HP140は非ルールの1進化としては高めであるものの、火力インフレの激しい現在やはり一発退場が常。そして、いかにパニッシュシザーが強力といえどロストマインやげっこうしゅりけんのように同時きぜつを狙えるものではないため、相手のルール持ちを倒さない限り息切れの問題が起こります。となるとハッサムとは違うラインでの攻め手、もしくはふつうのつりざお等での再利用を考える必要があるのに加え、毎ターン攻め手を立てられるだけの回転力も必須となります。そもそも戦略が相手依存で自己完結性に乏しいのが構築の難易度に拍車をかけているため、だからこそ皆、「ハッサム自体は面白いけど。。。」となってたんじゃないかと思います。

事実、自分もデッキ作りには四苦八苦し、いろんなカードを試していました。そんな中、デッキが完成したのはなんとシティリーグの本番前日!
前置きが長くなりましたが、以下、デッキリストです。

【ルミナスハッサム】

○採用カード解説○

【ハッサム、ストライク &バサギリ】

デッキの核です。ハッサムで戦うありきなのでここは無条件で4-4投入。たねのストライクは151のものを採用しています。逃げエネが0なのが特に優秀で、進化先の選択やかがやくリザードン、ジラーチ等を突き出すことができます。そして影のエースとなっているのがバサギリ。対アルセウス、ミライドン要員のほか、終盤で特性持ちが減った時や序盤に特性持ちを並べてこなかった時のサブアタッカーとして1枚だけ採用しています。
特性もベンチも並んでない時だけがネックですが、上記環境デッキにおいてその状態はほぼ事故と言えるので、まあなんとかなる。そう思うことにしました。

【サーナイト、エルレイド、キルリア、ラルトス】

ご存じサーナイトラインによるリファイン軸。現在のデッキ回転の主流はこのリファイン軸とビーダル軸(はたらくまえば)で自分も当初はビーダル軸で組んでたのですが、サポートやエネルギーを抱えて詰まることが頻発したため、適宜取捨選択できるリファイン軸に変更。後押しになったのはリファイン軸での悪リザードンデッキ。2進化で回るなら1進化でもいけるだろう、と。更にサーナイトのアルカナシャインでドローとエネ加速、エルレイドで確定サーチを狙っていきます。ルミナスエネルギーを入れてるので最悪自身で殴りに行ける点も優秀です。

【かがやくリザードン、ジラーチ、マナフィ】

かがリザは終盤の詰めとして。ルミナスエネルギーのおかげでこのデッキでも動くことができます。リストを見てのとおり入れ替え札0なので一発屋感はありますが、ハッサムラインが全滅した時の最後の砦でもあります。
ジラーチ、マナフィは進化前の天敵であるロストマインとげっこうしゅりけんへのケアとして。特にジラーチはエネチャージで基本鋼エネルギーを持ってこれるので次の布石と山札圧縮を兼ねられるのが強いです。忘れがちですがサーナイトデッキにおけるクレセリア、インテレウーラオスにおけるチャーレムも止められたりします。

【ハイパーボール、レベルボール、バトルVIPパス、ヒスイのヘビーボール】

各種サーチ札。サーチの重要性は既に知っていると思われますので省略。
個人的に最重要札はヒスイのヘビーボール。対ロスト、パオジアン等でジラーチ、マナフィがサイド落ちしてると致命傷になるのでここは抜けません。ヘビーボールも一緒に行ってたら……諦めます。

【すごいつりざお、ともだちてちょう、まけんきハチマキ】

まずつりざおとてちょう。リファインや博士の研究で切った重要札の復帰が主な役割です。これのおかげで5匹目のハッサムやボスの指令連発などができるようになるほか、倒されたジラーチの回収やエネルギーだけ戻してアルカナシャインでの加速など幅広く活用できます。
まけんきハチマキは先手を打たれた時の巻き返しとして。ハッサム、バサギリの打点補助はもちろんのこと、突っ込んできたVSTARをかえんばく250+30で返すことができます。あと、らせんぎり160+30で連撃ウーラオスを弱点込み380で倒せるところは、覚えておいていいかもしれません。

【サポート枠】

ナンジャモは序盤でも終盤でも活躍できる手札流しとドロー札。博士の研究とボスの指令は言わずもがなデッキ回転と攻め手として。キバナは進化先やまけんきハチマキ、ルミナスエネルギーなど足りないパーツ集め用に。特にキバナは手張り以外でエネ加速ができるため、バサギリのがんせきタックルやエルレイドのらせんぎりといった3エネ技が視野に入ります。かがリザもまた、相手の残りサイドが3枚の時から動けるようになる点が強みです。

【ボウルタウン、レッスンスタジオ】

ボウルタウンはベンチ展開用として。序盤の展開のほか、つりざおで戻したストライク、ジラーチ、マナフィを即置けるので安定感に一役買います。そして個人的に重要と思ったスタジアムがレッスンスタジオ。これを利用する環境デッキはほぼ存在せず、現時点に限れば完全に盲点のカードなので奇襲性に長けます。そしてこの打点10アップが超重要。パニッシュシザー等で倒せる範囲が格段に広がります。

○60→70
 ・ヒトカゲ、ラルトスなどの非ルールたねポケモン
○110→120
 ・ビーダル、アローラロコンVSTAR(弱点込みで240)
○160→170
 ・ネオラントV
 ・悪リザードンexが2発圏内
 ・まけんきハチマキ込み200なのでライコウV、ライチュウV、サンダーex等を倒せる
○210→220
 ・アルセウスV、ギラティナV、ルギアV、パルキアV、ミライドンexが一発圏内
 ・まけんきハチマキ込み250なのでおまもり付きでもライコウV、ライチュウV、サンダーex等を倒せる
 ・バサギリのけちらすがベンチ4匹で140なのでアルセウスVSTARとおまもり付きのミライドンexを倒せる
○260→270
 ・HP270のVSTARのほか、サイコエンブレイスでダメカンが4個乗ったサーナイトexが一発圏内

特に大きいのが210→220。相手も倒されまいとギリギリの範囲で特性持ちを並べるので、その計算を狂わせられます。同じ打点10アップにげんきのハチマキがありますが、どうぐと違ってスタジアムは後続にも使えること、まけんきハチマキと合わせて確定圏を広げられる違いがあります。

【エネルギー枠】

基本鋼エネルギーが6枚、ルミナスエネルギーが4枚。
構築とプレイと運の強い人は恐らく基本鋼エネルギー4枚でも運用できるかと思いますが、自分には無理だなと思ったのとサイド落ちを考慮して6枚。ここの枚数はほんと迷います。

✖以前まで採用してたけど抜いたもの✖

【ストライク(s11a)、ミミッキュ、クレッフィ】

s11aのストライクは、主にミュウ対策として151と一緒に入れていました。おんそくぎりで特殊エネルギーを全部枯らせば勝ち確定であるものの、限定的すぎるのが難点。ミミッキュは悪リザとミライドン用、クレッフィはロストとパオジアン用でしたがこれまた刺さってない時が厳しいことに加え、制限時間の浪費に繋がることを懸念し、最終的に不採用となりました。

【エンテイV、ライコウV、エルレイドV、シェイミV &勇気のおまもり】

エンテイ→高HP、対ミュウ、マスカーニャ
ライコウ→逃げエネ1、対パルキア、ルギア
エルレイド→対ミライドン、アルセウス
シェイミ→対悪リザードン

ビーダル軸におけるサブアタッカー枠。
ルミナスエネルギーを共有でき、各種対抗札として選択肢になりましたが、結局ハッサム、バサギリで一本化した方が再現性が高く、リファイン軸への切り替えと一緒に抜けていきました。

【あなぬけのヒモ、やまびこホーン、リベンジパンチ、なべメット】

・あなぬけのヒモはかがリザのかえんばく連発における入れ替え札、疑似ボスの指令的な点が強みですが、枠が足りずに泣く泣く抜くことに。
・やまびこホーンも打点アップの貢献、ボスの指令との合わせ技と非常に強力なのですが、上手い人は当然それ読みでつりざお使って山札に戻していきます。ロスト系も不要なキュワワー、ウッウをロストゾーンに送るため、思った以上に活躍しにくい印象でした。正直最後まで入れるか悩んだカードですし、今も入れる可能性が十分あるんですが、それこそがこのカード最大の強みなのかもしれません。入ってないのに入ってる読みで動いてくれたなら、間接的にアドを取ってるとも言えます。
・リベンジパンチは状況を選ばない間接的な打点向上役。特にHPの低めなミライドン系、exで無理やり突っ込んでくるサナには絶大な強さを発揮します。ただ、どうしても受け身な効果なので上手い人にはかわされること、他のデッキには効果が薄いことから逆転性のあるまけんきハチマキにその座を譲ることにしました。
・なべメットはハッサムにつけば小物との殴り合いや低打点を耐え、パニッシュシザーの試行回数を増やせること、ストライクやキルリア、ジラーチにつければげっこうしゅりけんへのカバーができることが良かったのですが、現環境を見るに前者は遭遇率が少ないのと後者もマナフィで一本化したほうがいいと思い、抜くことにしました。

【ヒナツ、ロストシティ、リバーサルエネルギー、基本超エネルギー】

・ヒナツは進化が重要なこのデッキで中核を担え、効果も実感してるのですがいかんせん序盤に引けないと辛く、かといって多投すると終盤で腐りやすくなるのが欠点です。全体的に見て、博士、ナンジャモの数を増やすことを優先しました。
・ロストシティはこのデッキ最大の敵であるかがやくゲッコウガ、ヤミラミを屠れた時の恩恵が大きいものの、マナフィとジラーチが既にいるため優先度を下げました。とはいえ敗因の大半がゲッコウガだったりもするので、本来余裕があれば入れたかったスタジアムです。
・リバーサルエネルギーはバサギリのがんせきタックル、サーナイトのブレインウェーブ、エルレイドのらせんぎりを手張り一回でやれる点が強いのですが、通常時はパニッシュシザー用のエネにならない、かがリザに使えないという点が痛く、今回は抜くこととしました。かがリザを抜くならリバーサルエネルギーは再考の余地があります。
・基本超エネルギーは単純にブレインウェーブの打点向上、あとエルレイドとミミッキュ用としての利点がありますがそこまで来ると「もうそれサナでよくね?むしろハッサムが異物化してない?」となり、自然に抜けていきました。

○各デッキごとの相性など○

正直ここまでの文章でほぼ言いたいことは言えてるし、主観も多く内容も重複する部分があると思いますが、一応参考までに。

【悪リザードン】

リザを立てるためにミュウ(ふしぎなしっぽ)、ビーダル、ピジョットex、アルセウスVSTAR等が採用されてる事が殆どで、見てのとおりほぼ全員特性持ちです。何ならかがリザも特性持ちですので相性としては互角以上。パニッシュシザーの打点には事欠きません。とはいえさすがにリザを一発に持ちこむのはほぼ不可能なので、リザ以外を狙うかヒトカゲの時に討ち取るのがベターです。ただし、マフォクシーVを入れてる型だと一気にサイドレースを持ってかれるので、いかにマフォクシーの存在に早く気づき、マナフィの要不要を判断できるかが鍵となります。

【ロストギラティナ、ロストマイン特化型】

ロスギラは若干不利、マイン特化型は若干有利。ギラティナ視点では非ルール狩りにロストインパクトを撃つのはコスパが悪すぎるので、進化せずひきさくで突っ張る可能性が高いです。もしここでキュワワー2匹、かがやくゲッコウガ1匹、序盤の殴り用にウッウ1匹が置かれてれば、パニッシュシザーの打点は210。後はレッスンスタジオ又はまけんきハチマキが用意できれば逆転の目が出てきます。同時に気をつけなきゃなのが、かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけん。マナフィを置く、もしくは先制してゲッコウガを取れるかで状況はガラっと変わります。
マイン特化型に対してはとにかくジラーチを置けるかどうか。向こうもボスの指令で倒しに来るでしょうが、ボスを使う=アクロマを使えてないのでロストの溜めを遅らせることができます。その間につりざおでジラーチを再度置き、後はロストマイン1発じゃ倒れないハッサムで押し切ります。

【パオジアン系】

パオジアン、セグレイブが揃った時点でこれらを全員パニッシュシザーで一発に持ち込めるため非常に有利な対面。
...…と思いきや、これまたかがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんが最大の壁として立ちはだかります。しかもこのデッキの場合、ボスの指令に加えて無理なくキャンセルコロンとクロススイッチャーが入るため、マナフィを置いても全く安心できません。どうにかパオジアンを倒し、サイドレースで先手を打ってかないとずるずるとやられる可能性があります。

【サーナイト】

悪リザードン以上に特性持ちが一瞬で並ぶデッキのため、ある意味パニッシュシザーが最も輝く対面。殴り合いでは非常に有利となります。切り札のザシアンVもまさかの鋼弱点なため、実質封じてるに等しい状態。これでザシアンVでスタートしてたら、ほぼ勝ち確定と言っても過言ではありません。しかしながら、サーナイトexが序盤から殴りだしてきたら恐いところ。また、クレセリアでベンチのキルリア、ラルトスを取られると厄介なのでジラーチをなるべく置くようにしたいです。基本有利ではありますが、結局のところスピード勝負となります。

【ミュウゲノセクト】

特性が並ぶ…と思いきやゲノセクトは大体3匹までしか並ばないため、パニッシュシザーが160止まりで苦しい戦いとなります。オドリドリを置いてくれる、あるいは4匹目のゲノセクトが置かれたならチャンスですが上手い人はまずしないのであったら運が良かったということで。また、コオリッポのブロックスライダーも怖いのでマナフィが要ります。サイコジャンプを使うために進化前のミュウVを置いてる事が殆どなので、まけんきハチマキをつけてボスの指令→パニッシュシザーができれば勝機が見えてきます。その他、かがリザを早めに準備できると難易度は少し下がります。

【ルギア(アーケオス)系】

大体の場合ルギアVSTARとアーケオス2匹で特性持ち3匹は確定。カビゴンも特性持ちなので打点確保は容易です。正面からカビゴンやアーケオスと戦うのは得策ではないので、打点を上げたパニッシュシザー、もしくはまけんきハチマキのついたかがリザでルギアを狙うのが勝ち筋となります。このデッキはベンチ狙撃、ダメカンばらまきはまずしてこないのでマナフィ、ジラーチは早々に切り捨て、全力でハッサムとキルリアを用意して回転力を上げられるかの勝負となります。

【ミライドン系】

ピン挿ししているバサギリが最も活躍する相手です。相手は基本ベンチフル展開なのでけちらすでほぼ全員が一発圏内。ハッサムのパニッシュシザーにしても、ライコウ達がワンパンにならないように相手がモココへの進化をためらったならしめたもの。レッスンスタジオがあればミライドンも倒せるようになるので、いかにバレないかが重要なところです。懸念点といえば、自ら張る雪道と闘抵抗を持つサンダーexの存在。ベンチ狙撃も持ってるため、スタジアムとマナフィは温存しておくのが吉でしょう。

【インテレウーラオス、ガブリアスほか】

正直このあたりは切り捨て。
当たったらほぼ負けかなと割り切ってます。
インテレウーラオスはエルレイドからの逆転が僅かながらありますが、ガブリアスはほんとにもうどうしようもない。これらが環境に増えたなら、なべメットの採用を本気で考えたくなります。
マスカーニャ、レジドラゴもかがリザで巻き返しができない限り不利。
アルセウス系もギラティナ、ヌメルゴン、ジュラルドン等に当たるとお手上げに近い状態。
ゾロアークバレットやだんけつのつばさ、ソルロックルナトーンといった非ルール同士との戦いも相当きついです。サイド2枚取りの手段がないので先制できなければ負け。ゾロアークに関しては先制できてもヤドランで最後捲られる可能性が高く、流れを断ち切るロストシティが欲しくなります。
(結果的にこの見切りがシティリーグにて功を奏したわけですが…。)


以上、ルミナスハッサムのデッキ解説となります。
このデッキでシティリーグへ参戦した結果は以下のとおり。

【予選】

一回戦 ロストバレット  🔴先攻(勝ち)
二回戦 悪リザードン   🔴後攻(勝ち)
三回戦 ロストギラティナ 🔴先攻(勝ち)
四回戦 雪道ミライドン  🔵先攻(負け)
五回戦 ロストギラティナ 🔴後攻(勝ち)

【決勝トーナメント】

一回戦 パオジアンセグレイブ 🔴後攻(勝ち)
準決勝 パオジアンセグレイブ 🔴後攻(勝ち)
決勝  ロストギラティナ   🔵後攻(負け)

・一回戦はジラーチを何度も立てつつボスでヤミラミを討ち、ロストマインへのハードルを上げさせた上での圧勝。
・二回戦は互いに事故り泥沼化したものの、アルセウスが殴った返しにバサギリのがんせきタックルでそのアルセを倒したのが決定打に。
・三回戦はレッスンスタジオ込みパニッシュシザー220が完全に想定外だったらしく、そのままサイドレースで先制し勝利。
・四回戦は概ね想定通りの動き。が、最後の詰めで山札が鋼エネ5枚ナンジャモ2枚になり、アルカナシャインでバサギリにエネつけば勝ち確定だったところ、まさかのナンジャモ2枚引き。とどめをさせず逆転負け。
・五回戦は対ハッサム経験者ということで、始まって早々キュワワーを置かずギラティナのアビスシークを主軸に。ただその分ロスト稼ぎの速度は落とせたのでバサギリとかがリザを準備してギラティナを倒し、最後はナンジャモで詰まらせて粘り勝ち。

決勝トーナメント。
一回戦、準決勝ともにパオジアンで超有利……に見えるも実際はどっちも後攻で展開が遅れ、げっこうしゅりけんに怯える流れに。どうにかパーツが揃う前にこちらが間に合い勝利。
決勝戦もまた後攻。ボールもサポートもろくに使えず、ベンチ展開もできず力を発揮できないまま、あえなく撃沈しました。

それにしてもロストとの遭遇率の高さよ…。もっと仮想敵のミライドン、サーナイトと当たりたかったなあと。あと、じゃんけん負けすぎ問題。予選最終から決勝に至るまでぜんぶ負けからの後攻でしたので非常に苦しい戦いとなりました。次の課題はじゃんけんですかね……?

【まとめ】

結局のところ、ハッサムは周りのデッキパワーの高さを逆利用したもの。
相手が回るほど強く出られ、事故るほど動けないという変わった立ち位置です。先述のとおり、自己完結性に乏しいので定石というものもなく、およそ初心者にお勧めできるデッキとは言えません。しかし、思考停止で最高速の動きばかり見てるプレイヤーには、まさしくパニッシュ(懲らしめる)的な存在。そこの駆け引きが楽しい人にとっては病みつきになるカードだと言えます。

【対パオジアンで先攻取れたときの自分(内心)】

【おわりに】

当記事を読むことで、デッキ構築や環境読みの参考になってもらえたら幸いです。好きなポケモンで構築と練習を重ねるのはとても楽しいこと。付き合ってくれた方にはいくら感謝しても足りません。次のシティリーグでもハッサムを煮詰めるのか、他の推しポケモンでやるか。これまた環境次第ではあります。

そして今回、実績を残せたことも踏まえ、全文無料の有料記事、即ち投げ銭方式という形で支援ができるように致しました。

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長文記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。それでは。

ありがとう。ハッサムたち。

《この先には文章はありません。》

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