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僕の野球。⑩〜高校野球#6〜
燃焼。
高校2年の夏、母校としては9年ぶりの一勝。
その勝利に少しでも貢献できたことで、
僕は完全に燃え尽きてしまうことになります。
新チームとなり夏を経験したはずの自分は当然チームを引っ張っていかなければならない存在です。
新チームは人数が試合ができるかできないかギリギリの人数でした。
昨夏のチームのレベルと比較しすると圧倒的な差がある。
それをどうしても前チームで試合に出た分感じてしまう。
そんな中、また去年と同じような苦しい練習をしないといけない。
そんなことを考えるとやる気が全く出ませんでした。
もともと先輩たちにおんぶに抱っこでここまできて、新チームになると次は自分が中心となってやらないといけない。
全く自信もなかったし、勝てるチームになれる気が全くしませんでした。
『やめたい』
そう思うようになりました。
自然と逃げることしか考えなくなったのです。
弱い自分に立ち向かうことができませんでした。
野球を続けるのか。
高校野球を始めて2回目の夏休み。
自分の代は人数も少なかったので自分も中心となってやらなければいけなかった。
それにも関わらず辞めたいと思い、耐えきれず親に相談しました。
長い話し合いの末、出た答えは意外にも、
『お前の好きなようにしたらええ。』でした。
めちゃくちゃ意外な答えでした。笑
絶対怒られると思って相談したことなのにこんなにあっさりとした答えだったのでびっくりでした。
選択
野球人生最大の決断でした。
小学校から続けてきた野球。
親も献身的にサポートしてくれている。
その野球を続けるのか辞めるのか。
その選択は僕に重くのしかかり、涙が止まらない毎日でした。
野球は嫌だ。
でも野球は好き。
そんな矛盾した考えが脳裏によぎり続け、僕はある選択をします。
『休部』
野球部に戻る選択肢も残しつつ、辞める可能性も残す。
1番中途半端でたくさんの人に迷惑をかける形をとってしまいました。
迷惑はかけますが、この期間にいろんなものを見てまた野球をしたくなるきっかけを作ろうと思いました。
みんなが練習してる中、こんな自分勝手なことをしてもいいのかもっと考えるべきだったと思います。
でも当時そこまで考えられるほどの余裕はありませんでした。
結局その後チームに再合流することになるのですが、休部期間戻るかわからない自分に、何も言わずに待っててくれたチームメイト、父兄の方々、指導者には感謝の気持ちしかありません。
そして、当時の関係者の方々本当に申し訳ありませんでした。
ここに謝罪と感謝の気持ちを残しておきます。笑
甲子園。
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休部期間は夏休み甲子園に行きました。
2017年の夏。第99回全国高校野球選手権。
広陵、中村奨成のホームラン。
明豊、奇跡の逆転勝利
三本松、二松学舎を破ってのベスト8進出。
特に三本松は自分達が負けた高校で、その高校が甲子園でベスト8まで勝ち進んだことは同じ香川県民として誇りが高いと思いました。
そうやって甲子園という最高の舞台で輝く球児を見ると自分も
『野球がしたい。』
そう思うようになりました。
謝罪と復帰
夏休みが明けた9月。
僕は誠心誠意を込めて謝罪し、チームに復帰させてもらえることになります。
ご精読ありがとうございました!!
続きはまた明日!投稿します!