儲かる会社ほど先のことを考えている
儲からない会社は「今日、明日の仕事のことで目一杯。」
新入社員ならまだしも、社長がこんな事言ってる会社さんに出会うととても不安になります。
銀行員時代、従業員数は少ないのですが、それなりの年商でとても儲かっている建設業の会社がありました。その社長からお話をお聞きすると、「大体2年くらい先の案件を探している。探しているというか作っている。」という話でした。
建設業は多重構造になっていて、下請けになればなるほど儲からない仕組みなのですが、要は発注者となるクライアントと案件組成段階から一緒になって取り組んでいるというわけです。
製造業などでもある程度の規模になれば、機械設計担当者をメーカーに送り込んで、設計段階から自社の製品を採用してもらうように働きかける動きはありますが、建設業では稀なのではないでしょうか。
ちなみにその会社、リーマンショック直後、「しばらく仕事なくなるし、会社畳むわ。」と本当に畳んでしまいました。
無借金経営でしたが、従業員さんもいるのに従業員が可哀そうではないかと少しもやもやしていました。
気になって、転勤後にその会社を調べてみたら数年後に再度会社を立ち上げてましたが、従業員さんは戻られたのでしょうかね。