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外部コンサルタントの活用法

コンサルティング業界の市場規模が年々確実に拡大しています。
ご自身の会社では利用されたことはありますでしょうか?
都心は分かりませんが、地方では現在依頼している、また以前依頼したことがあるという会社様はまだまだ少ないのではないでしょうか?

コンサルティング業界の全世界の推定市場規模は、およそ10兆円から20兆円と言われており、そのうち米国の市場規模は6兆円から10兆円、ドイツが1兆円から2兆円となって、その大半を占めています。

一方、日本の推定市場規模は、2016年で1800億円から3000億円程度と言われていました(ユーロモニター社の調査結果)。

ただし、2018年にはIDC Japanの調査によると前年比7.8%増で4000億円を超え、特に「デジタル関連」のコンサルティング領域では2018年度で前年比40.5%の成長を遂げており、2023年には2568億円に達すると予測されております。そのため、2023年には1兆円規模に達するとも言われております。

日本のGDP(国内総生産)がアメリカのGDPの約三分の一であることと照らし合わせると(単純換算で2兆円~3.3兆円になる)まだまだ市場が拡大する余地はあるといえます。

ここ最近の市場規模拡大に一番寄与しているのがDX関連だと思います。
業界リーダーではアクセンチュアが挙げられますが、人材募集欄を見ていても必ず登場していますね。(米国では解雇による人員削減を行う報道が最近されていましたが。)

まだまだ「コンサルタント=胡散臭い」というイメージがあるのではないでしょうか?

私自身も就職活動の時に(20年以上前の話ですが)、銀行のほかにVC(ベンチャーキャピタル)、コンサルティング会社も受けましたが、結局銀行の方が世間体もよく、給料や福利厚生もしっかりしているという印象から銀行に入社を決めた過去があります。

コンサルティング業界以外にも、目に見えないサービスに対する対価としてお金を支払う文化がまだまだ日本には浸透していないのが現状ではないでしょうか。

銀行の役割として事業資金の貸出がありますが、借入は事業成長のスピードを上げるためという役割があります。
それと同じく、コンサルティング業は自社の経営課題の解決するスピードを上げるためにあると思います。また限られた経営資源を最大限に活用するためにはコア事業以外の経営課題はアウトソーシングするという考え方もあると思います。

ここで一番のポイントは、「目的が明確か?」という点だと思います。
これは借入も同じですね。資金使途が明確で、投資効果が十分かという点です。この点が曖昧なままにコンサルタントを依頼するとお互い良くない結果を招く事となります。

コンサル会社も契約が欲しいので、クライアントの依頼が曖昧であっても契約欲しさに目的が曖昧なまま契約する懸念があります。よく自社では「目線が合う」という言い方をしますが、ゴールが明確で、そこまでのアプローチ方法について具体的であればあるほど、当初の目的を達成できる確率は高まると思います。

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