10の説明より、1の教具
本日は、あれこれ言うより、教具の工夫をした方が強いこともあるんだ。
このように感じた出来事を紹介します。
今年度は、秋の陸上記録会に向けて、走り幅跳びの指導をしています。
走り幅跳びは、走って遠くに跳ぶ競技です。
遠くに跳ばなくてはならないので、みんな前に跳ぼうとします。
しかし、実際は高く、遠くに跳ばないと、遠くまで跳ぶことはできません。
そのためには、ふみきるときに体を上に引き上げなくてはならないんです。
これが難しい。
「ふみきる時には、ひざを曲げないでピンっとするんだよ。」
「目線は下ではなく、前に向けて跳ぶといいよ。」
「ふみきる方と逆の足はへその位置まで引き上げるといいよ。」
あれこれ言うのですが、なかなか伝わらない。
たったこれだけで!?
あれやこれやと考えていたのですが、ふみきり板の少し奥に、カラーコーン2個にゴムを引っ掛けたものをセットしました。
(#ミニハードルでもいいです!)
上に跳ばないと、引っかかってしまうようにしたんです。
「これに当たると、電気がビリビリとながれるで~!」
なんてゲーム性をもたせながらやってみました。
すると、あれこれ言わなくても自然と上に跳ぶことができるようになっていったのです。
ここから得た気付きは、
あれこれ言うより、道具の工夫が強いこともある
です。
言葉で言わなくても、環境の工夫、道具の工夫でなんとかできないか考えることって大切ですね。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^♪