「悪魔の傾聴」もう読まれましたか?
おはようございます。
人間関係の悩みの99%はコミュニケーションという言葉は聞いたことがありますか?
職場の同僚との雑談、親戚との会話、などがもっとスムーズにできたなら。
そんな悩みを解決しそうな1冊に出会いました。
この1冊を読んで思ったことは、「相手の言動を観察することがとっても大切」ということです。
そして、その具体的解決策が紹介されています。
今日から取り入れられるし、ゲーム感覚で自分の会話レベルを上げられる。
そう感じました。
基本技術「ピックアップ・クエスチョン」
まず、1つめの技術は、ピックアップ・クエスチョンです。
ピックアップクエスチョンとは、すでに相手が話した単語や趣旨を拾い、即時に短い質問を投げかけるテクニックです。
自分が聞きたい、知りたい質問ではなく、相手の語りをもっと進めるための質問を投げかけるのです。
例えば、以下のような場面👇
【相手】
「実はアイドルが好きで。特に好きなのはハロプロですね。この前、ジュースジュースのライブに行ってきたんです。」
【自分】
「へー。ジュースジュースのライブはどこでやったの?」
「そうなんだ。ジュースジュースの誰が好きなの?」
このように、相手が話したことをフックにして、相手の興味関心や、話したいことを探っていくんです。
ゲームみたいで楽しくないですか?
この技術を身につけるためには、相手の話をよく聞くことがとても大切になります。まさに「傾聴」。
基本技術「話を転がす雪だるま術」
この章で心に残った言葉は、「話の主導権は常に聴き手にある」です。
こちらが質問する内容によって、相手の話す内容は変化していきます。
なので、主導権は聴き手にあるというのも納得しました。
では、どんな部分をピックアップして質問していけば、相手の興味関心や話したいことが広がっていくのでしょうか?
それは、この3つです。
「欲望」「感情」「生活」
この3つが含まれているのは、相手が話したどの言葉なのかを考えてピックアップしていくんです。
例
【相手】
「私、6月30日に会社を辞めました。来月から隣町の携帯ショップで働きます。」
【自分】
「え?どうして辞めちゃったんですか?」
(※理由を聞くのは「欲望」「感情」「生活」を見付けるためのいい質問ですね!)
【相手】
「給料安いし、上司にパワハラされてうんざりしたんです。時給が50円も高い隣町の携帯ショップで働きます。カッコいい男の子もいるし、けっこう楽しみ。」
(この会話の中での「欲望」に当たる部分は、カッコいい男の子もいるしにあたります。)
【自分】
「へ~。新しい職場にカッコいい男の子もいるんだね?」
こんな感じで、相手の
「欲望」(どんなことを求めているのか?)
「感情」(どんなことに喜び、悲しみ、いらだつのか?)
「生活」(どんな生活を送っているのか?)
といった部分をどんどん見付けて会話を転がしていくのです。
始めは小さかった丸い雪の玉が、転がっていくうちに、どんどん大きな雪だるまになるように、相手の情報を聞き出していきましょう。
まとめ
まだ途中までしか読んでいませんが、「悪魔の傾聴」はきっとコミュニケーションで悩む方の助けになる一冊だと思いました。
相手は、自分の話を聞いてくれる人を好きになる。
好きになってもらえる話の聞き方のヒントを、もっとたくさん見つけたいと思います。
みなさんも一緒に見付けてみませんか?