見出し画像

2-2 判断するときに役立つ3つのフィルターの活用術

LGBTに対する答えを求めて、ネット上で検索して探してみると映像で表現されていたり、漫画で表現されていたり、時には記事にして表現されていたりします。様々な人が様々な表現方法で自由に意見を述べているのです。

ではここで「恋愛」や「LGBT」に関する事がもしも人間を成熟させるための天の試練であり試験であったとしたら、それらをどのように判断してその試験に合格する事が出来るのか、まずは「LGBT」に関して先ほど(2-1で)あげた図をもとに以下の3つのフィルターを通して見てみることにしましょう。

2-2-1 「二性性相」(ペアシステム)というフィルターを通してスキャンしてみる

まず第一にペアシステムという二性性相の視点からスキャンしてみます。結論からいうと人間は心と体のぺシステム(二性性相)、男性と女性のペアシステム(二性性相)から成り立っているという事です。

これは動物の世界でも、植物の世界でもこのペアシステムからなっていて、過去においても、現在においても、おそらく未来においても変わらない事なので「そんなの当たり前じゃないですか!」と言いたくなるようなところに実は大きなヒントがあるのです。

これを「性相(心)と形状(体)の二性性相」、「陽性(男/+/凸…)と陰性(女/-/凹…)の二性性相」といいます。

いま存在している自然界がそのようなペアシステムとなっているという事は、すべての存在界の原因も同じペアシステムとして存在していなければなりません。

その原因となる存在のことを科学的にはサムシング・グレート(偉大なる何者か)といったり、宗教的にはそれを神といっているのです。
(詳しくはこちらを参照)

ではこの自然界の法則のフィルターを通して、このLGBTの情報をスキャンしてみましょう。そうすると以下の図👇のようになります。

画像1

「カラダの性」(形状)が男性でも、「ココロの性」(性相)は「男性的な心(+)」と「女性的な心(-)」があるし、女性でも「男性的な心(+)」と「女性的な心(-)」を属性的に持っています。

どちらの気持ち(性相)が強いかで男性的・女性的となるので、男性のような女性がいてもいいし、女性のような男性がいても決しておかしくはないと判断できるのです。しかし根本的に形状からみた性別には何も変わりはないのです。

2-2-2 家族愛の「四大心情圏」(三対象の愛)というフィルターを通してスキャンしてみる

第二に「スキになる性」(スキになる対象)に対してですが…先にもあげましたが同性を好きになる事自体は決して間違いではありません。「スキになる」といってもLIKEなのかLOVEなのか「愛」については本当にあいまいな事が多すぎます。

そこで「愛」について説明する時に家庭の中に現れてくる家族愛を通して説明すると非常にシンプルなので、そこに現れてくる四大心情圏(三対象の愛)という視点からスキャンしていきたいと思います。

家庭の中には…
まず父親と母親が子供に注ぐ愛として①「父母の愛」があります。また夫が妻に、妻が夫に注ぐ愛を②「夫婦の愛」といいます。兄が弟妹へ姉が弟妹へ、また弟が姉兄に妹が姉兄に注ぐ愛として③「兄弟姉妹の愛」があります。更に息子が父母に、娘が父母に注ぐ愛である④「息子・娘として(親孝行)の愛」が家庭の中には現れてきます。

この4つの愛のうち相手(対象)を喜ばせようと発する言葉や行動が「愛」というカタチとなって現れてくるのです。この4つの愛を総称して四大心情圏(または三対象の愛)といいます。(詳しくはこちらこちらを参照)

実は目に見えない神様の愛はこのように家庭の中にまるで光が当たると屈折して現れるプリズムのように4つの愛という見えるカタチで現れてくるようになっていたのです。

画像2

では「スキになる性」(スキになる対象)をこの視点からスキャンしてみましょう。

まず男性から「女性が好き」という感情の中には、息子として母親を慕う思いから湧きあがる④「子として(親孝行)の愛」、兄が幼い妹をかわいく思う気持ちから湧きあがる③「兄弟姉妹の愛」、弟として姉を慕う思いから湧きあがる③’「兄弟姉妹の愛」、夫が妻をいとおしく思う気持ちから湧きあがる②「夫婦の愛」、父親として娘をいとおしく思う気持ちから湧きあがる①「父母の愛」があります。

画像3

次に、男性から「男性が好き」という感情の中にはどのような愛があるのでしょうか。
息子として父親を慕う思いから湧きあがる④「子として(親孝行)の愛」、兄が幼い弟をかわいく思う気持ちから湧きあがる③「兄弟姉妹の愛」、弟として兄を慕う思いから湧きあがる③’「兄弟姉妹の愛」、父親として息子をいとおしく思う気持ちから湧きあがる①「父母の愛」があるのです。

画像4

女性から「男性が好き」「女性が好き」という観点もこのフィルターを通してみてみると、どのような感情が相手に注がれているのかに気づくことが出来るはずです。

もともと人類は家族から始まりました。それが拡大していくにつれて社会をつくり国・世界となったのです。

人類一家族という言葉があります。家族であれば「カラダの性」が男性で「スキになる性」(スキになる対象)が男性でも、男が好きな男は=G(ゲイ)とすぐに判断するのではなく、スキという感情の中には、父として息子に抱く父親としての愛情や、弟として兄が好き、兄として弟がかわいいなどといった愛もあるし、息子として父親を慕う愛情があるんだという事に気づかされます。

女性からみても同じで、この四大心情圏(三対象の愛)のフィルターを通してみる時、ハッキリと見えてくるものがあるのです。

画像5

Parents,Couple,Brothers&Sisters,Child

「カラダの性」(形状的側面)からみて男性の愛の感情の本質はG(ゲイ)の方であってもF,B,YB,S(父,兄,弟,息子/Farther,Brother,Young Brother,Son)の愛から湧きあがってきているものであり、「カラダの性」(形状的側面)からみて女性の愛の感情の本質はL(レズ)の方であってもM,S,YS,D(母,姉,妹,娘/Mother,Sister,Young Sister,Daughter)の愛から湧きあがってきているものなんだという事が理解できるのです。

人は成長する過程でこの4つの愛を段階的に育んでいくようになっていました。聖書における愛の誘惑はこの成長していく途中でおこったのです。よって愛に対する感性が未成熟のまま人類歴史が出発したため、いつの間にか相手に湧き上がってくる「スキ」という感情のすべてが、いつしか自分でもよく分からず②「夫婦の愛」かのように取り違え、綴られてきた歴史であり、現在の世界となったのです。

また人はこの地上に誕生するまで約十月十日、母親の胎中で過ごしますが、胎中では必要のない目や鼻、口などが形成されるのと同じように、いま生きている人生はこの愛を成熟させて次のステージに登っていくようになっていたのです。

画像6

次のステージとは即ち死の事であり、死んだあとの世界(霊界)でその価値が発揮されるようになっていたんだということも付け加えておきます。この内容に関しては別の機会に設けたいと思います。(感心がある方はこちらをどうぞ)

さてここで、説明している中で②「夫婦の愛」だけが抜けている事に不思議に思った人もいるかと思いますが、それは第三にあげる理由からハッキリしてくるでしょう。

2-2-3 「三大祝福」というフィルターを通してスキャンしてみる

さて私たちは普段、ものごとに対して何を基準に「それは間違っている!」とか「それは正しい!」とか判断しているのでしょうか。ある人は「多くの人がそう言っているからそうなのではないか」と判断したりします。

もちろん民主主義の世界では多くの国民の声(選挙)で政治家が決まるし、多数決で憲法も決まっていきます。また人の意見や経験上(体験してきた土台)で判断しているというのも現状ではないでしょうか。

私たちが迷ったときに果たして何か物ごとを判断するときの基準などあるのでしょうか。何をもって「それは善いこと」であり、「それは善くないこと」だと判断できるのかという事です。

画像7

それを知るためにはまず幸福の三要素を知らなければなりません。結論的にいうと人間は幸せになる為に存在しています。「不幸になりたい」と思って行動する人は誰もいません。みんな「幸せになりたい」と思って行動し生活しているのです。

それも一時的にではなく可能な限り永く続いてほしいという願望を持っています。人間は長いあいだ永遠の生命を求めてきた歴史があります。「君に永遠の愛を誓おう!」といって、永遠の輝きをもつダイヤモンドを愛する人に贈ったり、黄金の輝きは不変だからこそ市場価値があるのではないでしょうか。

それはなぜかというと、このすべての原因であるところの神に、我が子のように人間を「喜ばせたい」「幸せにしたい」それも永遠に…という親心にも似た強い願望(動機)が出発点となって、そのとてつもない大きな愛が爆発して(ビックバンから)この世界が創造され、人間が誕生したからなのです。

それゆえに人間には永遠の喜びを求める心が存在しています。この思いは不変に過去においても現在においても未来においても変わる事はないでしょう。

その時、神が人間に語った三つの祝福の言葉(創世記1章28節)があります。これこそが第三のフィルターである幸福の三要素「三大祝福」です。

一つ目は「人格を磨く=立派な人になれ」という事、二つ目は「幸せな家庭を築く=結婚・家族」、三つ目は「豊かに暮らす=管理・環境・自然との共存、有効活用」です。(詳しくはこちらを参照)

ではこれをどのようにフィルターとして用いるのかというと、自分自身に対して以下の3つの問いかけをしてみてください。

何かに迷ったとき、どうすればいいのかと思ったとき…
まず第①「それは自分自身の人格を磨く(人間性を高める)ものなのか?」という問いかけです。そして「それをし続けていくとこんな喜びや幸せがある」…というものが見える場合、それは自分にとって善いこと、正しいものと判断できます。逆の場合もこれによって判断できます。

次に第②、今とろうとしている自分の行動(いまの生活)は「それは将来出会うパートナー(夫や妻)が喜べるものなのか?」「将来築く家庭が幸せになるものなのか?」という問いかけです。

極端な例をあげると、自分の将来のパートナーとなる人は、異性問わず同性ともたくさんの人と愛の関係を持った人がいいのか、そうでない人がいいのかという問いかけをしてみると見えてくるものがあるはずです。

神は太初から人間に子孫繁栄を願われていたという事は先にあげた内容(創世記1章28節)を通じても知ることが出来ます。それが神にとっても人間にとっても最高に喜べるものだからです。それがなければもちろん歴史はあり得ませんし今の自分も存在しなかったでしょう。

このように考えてみる時、子孫の存続は男性と女性の生殖器(精子と卵子)の結合によって成されるものです。同性同士では子は誕生しません。これは自然の原理であり法則となっています。

そして第③の問いかけは「もの(時間、環境、自然界、財)をしっかり管理(整理・活用)出来ているか?逆に管理されていないか?」というものです。

しっかりと管理出来るようになるにはそれなりの知識を持たなければなりません。そういった意味では学生にとっては勉強もこの分野に入るでしょう。

例えば研究分野では長い歴史を通じて研究し尽くされてきたので、もはや研究の余地などはない!という考え方は全くの間違いです。

今でさえ車は鉄で出来ているのは当たり前という世の中ですが、近い将来は鋼鉄よりも5倍の強度を持ちながらも、その半分の重さしかないセルロースナノファイバー(CNF)という木の繊維から作られたものが鉄にとって代わる素材となる可能性もあります。

画像8イメージ: www.autoblog.com

この素材は軽いうえ強度があるので車のみならず飛行機やビル、橋といった今まで鋼鉄で造られていたものまで全てが変化していくことになるでしょう。

話しは変わりますが地球温暖化に伴って台風による被害は日本でも年々高まってきていると実感している人も多いのではないでしょうか。この台風の影響で破壊されるものは数多くあることも事実です。それだけのエネルギーを持ちながら今まで自然災害としてそれに備えるしかなかった今までの人類歴史に一つ提案をしてみたいと思います。

画像10

それは台風の莫大なエネルギーを逆に利用するという案です。その妄想は更に発展します。台風の目に発電機を投下してその風力によって莫大なエネルギーを確保する。そうして得たエネルギーを台風が日本に上陸する前に逆回転させて台風を消滅させてしまうという案。

またその莫大なエネルギーをワイヤレスで地上につなぎ次世代エネルギーとして電源を確保したり、宇宙へ飛び立つ時のエネルギーとしても活用する。その時にはロケットという概念がなくなるかもしれません。

国土交通省中部地方整備局の調べによると大型の台風のエネルギーは、日本の総発電量の約50年分に相当するというデータがあります。これだけのエネルギーを一つの台風で毎年確保できれば恐らく電気料金を払う必要もなくなるでしょう。全世界の未来は相当面白くなるのではないでしょうか。

ここまでは個人的妄想ですが、調べてみるとやはり考えて既に行動に移している人もいました。風力のエネルギーは陸上と洋上を合わせると太陽光発電の12倍ものエネルギー資源量があると言われています。

画像9

しかしこの方々はエネルギーの確保までに留まっているので、先にあげた個人的な妄想⁈の方が壮大なプロジェクトである事は間違いありません。

個人的にこんな妄想をする事が大好きなんです。こんな素人でもイメージして考えられる構想であれば、わずか数年のうちに誰かの手によってそのような時代が訪れるでしょう。

今までの常識がそうでなくなる時代に突入しています。研究し尽くされたと思われる分野でもまだまだ発見されていないものはたくさん残っているのです。

物質や空間、環境など…これらの性質をよく理解して、その性質を生かして活用する事、それも人の愛による主管、自然万物との共鳴が第三祝福になります。

この方向に逆行するようであればそれは決して良い方向には向かっていないという事がわかります。

ここにあげた幸福の三要素「三大祝福」というフィルターを通してその行き着く方向性からあらゆるもの事を判断できるのです。

先にあげたLGBTに関する「スキになる性」(スキになる対象)に対してはこのフィルターを活用してみた場合、第②の問いかけをしてみるとはっきりしてくるでしょう。

2-2-4 取り扱い注意

ここで注意しておきたい事は、このフィルターを活用するとき、決してやってはいけない事があります。それはこのフィルターを相手に対してベクトルを向けるのではなく、自分自身に対してベクトルを向けるフィルターであるという事を理解しておかなければなりません。

もしもこのフィルターを相手にかけてしまった場合はその相手をまるで裁判官のごとく裁く鋭いツールとなってしまいます。このフィルターはあくまでも自分自身に対して当てはめるツールとしなければならないのです。

2-2-3ではっきりと答えを出していない理由もここにあります。このフィルターを通して自分自身で判断して生きていく方向を自らが決定していくのです。

これからも生きていく中で迷う事はたくさんあります。迷ったときはこのフィルターを通して一度考えてみてください。そして自分の心の奥底から湧きあがってくる内なる声に耳を傾けて様々なものごとに対して本心から喜べる道を選択していって欲しいと思っています。

次は、これらのフィルターを通して判断した人たちがどのように対処してきたのか具体的な事例をもってお話しをすすめていきます。


§2規範教育カリキュラム(目次)
1、本然の世界にもあった愛の試練

原理講論:成長期間(原理結果主管圏) p79〜
1-1 人間が果たすべき責任とは何か?
1-2 取って食べるときっと「死ぬ」の意味①
1-3 「取って食べる」とは?
1-4 取って食べるときっと「死ぬ」の意味②
1-5 天使長の誘惑

2、現代における誘惑
聖書:創世記3章1節
2-1 どう判断する?「恋愛」と「LGBT」
2-2 判断するときに役立つ3つのフィルターの活用術
2-3 異性(同性)から告白されたときの対処

3、完成した人間の姿
~天使長は知っていた?!~

聖書:創世記3章1節~
3-1 知識が豊富な天使長ルーシェル
3-2 人間が完成した本当の姿とは…
3-3 霊性の開花

4、隠れた能力を引き出す感情のマネジメント 
原理講論:堕落論p122~
4-1 「感情のマネジメント」と「隠れた能力」との関係
4-1-1 SEXに関して
4-1-2 マスターベーションに関して…
4-2 「負の感情」に対するとらえ方
4-3 「負の感情」をマネジメントする
4-4 まとめ

5、真のお父様の学生時代(TFの志操観) 

〜真の父母様の生涯路程〜
5-1 天宙主管の前に自己を主管せよ
5-2 一番難しい事は何でしょうか…
5-3 真のお父様は生まれながら全てをコントロールできた?
5-4 心と体の統一はいかにするか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?