2022秋の旅④ 憧れの「太平洋フェリー いしかり」に乗る(1日目)、の巻
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※情報は2022年10月時点のものです。
いざ、名古屋港フェリーふ頭へ
時刻は16:30。
遊びすぎて胸いっぱいなのですが、この旅の本命「太平洋フェリーに乗って北海道に行く」はこれから。
その場所に向かう前に名古屋港駅目の前のファミマで買い出しを。
名古屋港フェリーターミナルには売店はなく、その周辺にもお店はないので、飲み物は事前に買っておくことにしました。
麦茶1リットルとウコンの力を買い、名古屋港バスターミナルへ。
名古屋港バス停
地下鉄名古屋港駅の、港とは反対側の出口のすぐ横のマンションの下に
バスターミナルはありました。
フェリー会社のHPの、名古屋フェリー埠頭へのアクセス案内を見ると、
バスは「築地口駅発野跡駅経由」「名古屋駅」の2路線が書かれていますが、実はそのうちの「築地口駅発野跡駅経由」は「名古屋港バス停」が始発なのです。
なのでここ名古屋港からは乗り換えなしでフェリー埠頭に行けてしまいます。気づいた自分をほめてあげたい。
ここでもドニチエコきっぷが大活躍。
普通の路線バスに乗車。
野跡を過ぎると殺風景な道が続きます。
最寄りの鉄道駅である「金城ふ頭駅」からは徒歩20分ほどなのですが、
「この道を歩くのはあまりおすすめしない」とYouTubeにあったのはそのとおり。
名古屋港フェリーふ頭
さっきから名古屋港名古屋港と連呼していますが、
ふじのある「名古屋港ガーデンふ頭」と「名古屋フェリー埠頭」は
それぞれ場所が違うのでご注意あれ。
名古屋港からフェリーふ頭まではバスで約30分。
そろそろ着くな、と思ったら巨大なフェリーがどーん。
予想外に大きかった。
フェリーターミナルに着くとまずはカウンターで乗船手続き。
事前にフェリー会社のHPで乗船名簿を入力しておいたので、あっという間に受付終了。
2階へ上がると待合室があり、ベランダ?に出ることができます。
今から乗る太平洋フェリーの「いしかり」、とにかく大きくてマンションみたい。
全長199.9メートル。
日本でも最大級の大きさとのこと。
太平洋フェリーいしかり
いざ乗船
乗船開始は出航時刻の90分前である17:30からとのことで、すでに始まっていました。
写真を撮り終え、呼吸を整えていざ乗船。
笑顔のクルーに迎えられて船に乗り込むと、あらまあステキ。
さすが「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」連続受賞するだけのことはあるわ。
お部屋
雰囲気に負けそうになりながらも自室へ。
今回のお部屋は「1等インサイド(窓なし)」。
1等ってセレブ!
ではなく、清水の舞台から飛び降りたわけでもなく、「早割」で激安だっただけです。
この早割、適用期間は決まっていますが、乗船日の28日前までの予約・購入で、最大で50%OFFになる超おトクな運賃!
さらにさらに、これも適用期間が決まっていますが、特等・1等の一部の個室を一人で使っても貸切料金不要!
自分のようなぼっちにはありがたいシステムです。
で、結局いくらかというと、名古屋ー苫小牧11,700円!
これ、2泊分よ、2泊3日。そして名古屋から北海道への運賃込み。
安すぎでしょうに。
ただし、早割は席数(部屋数)限定なので、発売と同時に瞬殺です。
一瞬の気の迷いも許されません。
発売日までに会員登録を済ませ、予約操作のシミュレーションを行っておきましょう。
お部屋は6デッキ前方。
予約の時に部屋の位置が選べます。
船は後方のほうが揺れが少ないのでそっちが良かったのですが、個室は前方にしかありませんでした。
これが1等インサイドだぁっ!
洋服掛け、荷物置き場、テーブル、トイレ、シャワー、テレビ、スリッパ、
ナイトウェア、タオル、バスタオルが備えられています。
歯磨きセットはないので持参するか売店で購入してください。
また、洋服掛けの上の棚に救命胴衣が入っています。
これがなければ船の上にいることを忘れてしまいそう。
そうこうしているうちに18:00となり「お食事の準備ができました」のアナウンスが。
今から食べれば、19:00の出航が見れるのでそそくさとレストランに向かいます。
実はこの日、家を出る前に軽くご飯を食べた後はチルアウトを飲んだきりでほぼ絶食状態。
でもここの夕食は評判がいいので、お腹いっぱい食べるためになんとかガマンできました。
夕食
夕食はメインダイニングのレストラン「サントリーニ」で。
営業時間は毎夕18:00~20:00。
バイキング形式で2,100円
券売機で食券を買い、中へ。
翌日のお昼に撮った写真ですが、レストランの中はこんな感じ。
たくさん取りましたよ~(だってお昼食べてないもん)
ドリンクバーもあるよ~
さすが評判がいいだけある、本当に美味しい!
まずお味噌汁を一口飲んでおおっ!となった。ダシがいい。
おかずも全部美味しかったけど、自分はローストビーフが一番かな。
ソースのほかに、ワサビ、ニンニクチップもトッピングできるのよ。
手造り豆腐は後で取りに行こうと思ったらお腹いっぱいで食べられなかった。ざんねん。胃が7つ欲しい。
名古屋港を出航
お腹がはちきれんばかりに食べたらもう18:50。
19:00出航なので7デッキに上がり、外へ。
外にいて銅鑼の音は聞こえず、じわーっと出航。
これから苫小牧まで2泊3日、40時間の船旅の始まり~。
出航して最初の見せ場がこれ。
伊勢湾岸道の名港西大橋をくぐるのだけど、、、
下から見てるとギリッギリ。煙突ぶつかりそう。
続いて中京工業地帯の夜景観賞。
ため息が出るほど美しい。
お次は中部国際空港。
頭上を飛ぶ飛行機、誘導灯の列、そして花火まで上がってクルーズ船状態。
これだけで4,000円払ってもいい。
ちなみに上の写真とこれからの写真に救命いかだが写っている理由。
これ以外の場所は手すりの下がズドーンと海なので怖くて怖くてとてもじゃないけど近づけず、
救命いかだや救命ボートの場所は手すりが内側なので安心して居られたのでした。
また、「船に乗っている」ことを表すために、写り込ませています。
1時間以上も外に居てしまいました。
この日は10月だというのに暖かくて、風を受けても苦にならない。
でもさすがに疲れたので部屋に戻ります。
売店
部屋に戻る途中に「御船印」のポスターを見つけたので売店へ。
「御船印」とは、「御朱印」のお船版。
通常版以外に「就航50周年記念」版もあったので両方購入。
そして「パンの缶詰」も購入。
売店には名古屋・仙台・北海道のお土産があり、太平洋フェリーグッズも多数。
お菓子やカップ焼きそば(やきそば弁当)、ジュース、酒、アイス、日用品など種類は豊富で、酔い止めもありました。
事前の調査でスジャータのカップアイスを売っているとのことだったので、
「タイヘイヨウフェリースゴクカタイアイス」をやろうと思っていたけど別のメーカーでした。
お風呂
さすがに21:00になったので、早くお風呂に入らないと。
のれんをくぐると入口から広い!
下駄箱もたくさん。
洗面台は10個、うち感染対策で使えるのは6個。
ドライヤーも強いのが4個。
脱衣かごたくさん。でも使えるのは半分くらい。
貴重品を入れる小さいコインロッカーもあります。
ここまでちゃんとしてると浴室も期待大。
中に入るとこれまた広い!
湯舟は2つ。
洗い場は11か所。立ちシャワー2か所。
体を洗って湯舟に浸かるといい湯加減。41度くらいかな。
大きい湯舟はジェットバス、小さい湯舟はジャグジー。
広い窓に面していて、浸かりながら外の景色を眺められる。
(この時は真っ暗闇。)
ただ、船が揺れているらしくお湯にうねり?があって落ち着かない。
今日のところは早めに切り上げ、明日ゆっくり入りましょう。
なんたって乗船時間は40時間あるからね。
マッサージチェア
お風呂の前には「無重力マッサージ」チェア!
歩き疲れて足がパンパン。やるしかないでしょ。
それに地元にあって気になってたのよね。
ここは15分300円。地元は13分300円。
船の上の方が安いとは。
やってみると、背もたれが真横に倒れるので背中のツボにグッとくる~。
ただ、自分は足が短いため、足裏の揉み玉は撫でる程度でした。
でもキモチイイ。
お洗濯
お部屋に戻り、一息ついたらちょっとだけお洗濯。
荷物を減らしたいのと、部屋が乾燥するから濡れたものを干した方がいいと聞いたもので。
洗剤はお弁当用の醤油入れに詰め替えて持ってきました。
ちなみに船にもコインランドリーがありますが、そんな量でもないので手洗いで。
部屋着
個室にはナイトウェアが備え付けられてはいるものの、部屋の外には着ていけないので、そこそこ出歩けるゆるゆるの部屋着を持参しました。
イメージとしては「近所のイオンに買い物に行けるレベル」です。
備え付けのスリッパは、外のデッキで滑りそうなので部屋の中とお風呂に行くとき以外は履きませんでした。
テレビ
個室にはテレビがありいくつかのチャンネルが映ります。
紹介し忘れていましたが、部屋の鍵はカードキーでドアを開けて部屋に入ってすぐのところに差し込むと部屋の明かりが点く仕組みです。
で、カードキーを差すとまずテレビで安全や注意事項のビデオが繰り返し流れます。
これが結構ヘビーな内容で・・・
こんなことを船で注意しなきゃいけないのか、でも実際に問題が起こるからこんなビデオにするんだろうし。
一気に現実世界に引き戻され、映るたびにイヤーな気分になりました。
そのため部屋に戻るとまずチャンネルを変えます。
一番見ていたのはこのチャンネル。
そして案内所で見つけた「船内ビデオ放映のご案内」。
21:00から「大怪獣のあとしまつ」。見よ~!
と思っていたけど忙しくて見てる余裕なし。
40時間もあるのになんで忙しのだろう?
夜空のムコウ
時刻は22:00。
そろそろ寝たいなと思ったけれど、これは星を見るチャンスかも!と思って再出動。
外に出ると、雲多し。
夜風が気持ちいいのでしばらく海を眺めていたら、
雲の間から出てきた月が、真っ黒の海を照らしてまるでスポットライトのようでした。
しばらく見とれていましたが、心の声が「いい加減寝ろ!」と怒るので寝ることにしました。
旅の道連れ
すでに遠い記憶になりつつある、今日のお昼に愛・地球博記念公園で買ったキッコロのぬいぐるみ。
ずっとカバンの中にいるのはかわいそうなので枕元に座ってもらうことにしました。
これがなかなかよくて、部屋に戻ってくると無邪気な顔で「おかえり!」と言ってくれているみたいなの。
旅にぬいぐるみを連れていく人の気持ちが少しわかったような気がします。
1日目終了
23:00。さすがに疲れたので寝ます。
万歩計を見たら25,000歩。
ベッドに入ると、揺れている。
そういえばお風呂で気づいたけど忘れてた。
いったん気になるとひたすら気になる。
どんぶらこ~どんぶらこ~、とゆっくり揺れている。
でも寝る。
明日は早起きして日の出を見るのよ。
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