生徒会の枠を超えた、生徒のための中高協
昨今、現役の生徒たちによって、主に日本・地域の生徒会活動活性化を目的に活動する生徒会団体が各都道府県で作られ始めている。
生徒会団体といえば、生徒会役員のみが運営しているというイメージが強いが、そんな中で生徒会役員という狭い枠組みではなく生徒のための組織として団体を運営している
生徒会団体「日本中高生協議会」がある。
今回はその4代目代表である川勝美結さんに
日本中高生協議会についてお話を伺っていく。
日本中高生協議会概要
”生徒会”ではなく”生徒”を対象にする
まず初めに、なぜ中高協は生徒会ではなく、”生徒”を対象にしているのだろうか。そこには、4代目代表川勝さんの経験が反映されている。
川勝さん自身は、もともと生徒会役員をしていたが
任期を満了し現在生徒会役員ではない。
その経験を生かして、生徒を対象とすることで
生徒会活動の可能性を広げようと邁進しているのである。
そんな中で、対象の範囲を広げてもなお
中高協が継続できている秘訣はいったいどこにあるのだろうか。
中高協の強み
①業務のシステム化
中高協では、以下の様に業務の「システム化」を行うことで
無駄な業務を減らし、従来より多くのイベントを運営することを可能にしている。
②全国に広がる運営
生徒会団体は特に、多摩地域などの東京都近辺に多く見られる。
しかしそんな中でも中高協は東は仙台西は福岡と広範囲の地域からの運営を募ることで広報活動の範囲を広げ、全国からイベント参加者を獲得することを可能にしている。
運営委員所在:福岡、愛媛、大阪、岡山、香川、長野等
③絶えないコミュニケーション
組織を運営していくうえで、最も重要といっても過言ではないのが「コミュニケーション」である。
そこで中高協は生徒のための団体という事でコミュニケーションをとりつつ運営委員自身が楽しめるような工夫を施しているのだ。
代表に一番思い出に残っていることを質問した際に
一番に中高協内の関係性の良さを挙げたところから
運営内での充実したコミュニケーションが伺える。
ー中高協で最も思い出に残っていることは何ですか?
川勝:定例会後にみんなで雑談したり、勉強会をしたりする
そのアットホームな空気感がとても楽しくて印象的です。
編集後記
生徒会の枠にとらわれない日本中高生協議会。
生徒の利益を考え、活動する姿はまさに生徒会役員が追い求めている姿ではないだろうか。
筆者はこれからの中高協の活発な活動を切に願っている。
【取材担当】
阿部亮太(生徒会活動振興会 代表)
大地優香(同会 編集部)
【文】
大地優香(同会 編集部)
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