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「あつまれ!学校のリーダーズ」を開催しました!

 12月26日に生徒会活動振興会、初のイベント「あつまれ!学校のリーダーズ」を渋谷区地域交流センター大向にて開催し、10校、約40名の参加者が集まりました。(遅くなりました!)東京だけでなく、栃木、群馬、茨城の北関東圏の学校も参加してくれました。

開会式の様子

 今回は、全3部のプログラムを一日かけて話し合いました。この記事では、各部での実際に行った内容と参加者の方の声を掲載します。是非、最後までお読みください。


開催内容

第一部 自校の生徒会の現状を知ろう

 第一部は、今回のために作成した生徒会診断を事前に答えて頂き、その確認をする所から始まりました。8つのタイプに分けることで、自分の学校の現状や他校との共通点、相違点を認識してもらいました。参加校の中では「外務・先生重視・伝統型」の高校が多く、校則がなかなか変えられなかったり、職員会議での不採用が多いことなど各々の悩みを共有していました。

実際に使用した「生徒会診断 あつまれ学校のリーダーズver.」

 アイスブレイクを挟んだ後、グループごとに別々のテーマについて話し合いました。テーマは、「校則」「生徒との関わり」「組織体制」「学校行事」「引継ぎ」「外務活動」の学校も直面しそうな6つを選びました。各グループに大学生を中心とした振興会メンバーがファシリテーターとしてつき、問題点や他校との違いを知りました。事例を見たり、他校の人と話し合ったりすることで、そのテーマにおける自分の学校の位置を認識しました。

第一部の様子


第二部 生徒会の目標を決めよう

 第二部では、「生徒会の目標を決めよう」と題して話し合いをしました。まずはじめに、生徒会活動の目的はそもそも何なのかを考え、目的達成には、何が必要なのかを学校ごとに分かれて話し合いました。第一部で話し合ったテーマを中心に考え、それを学校のグループで共有し、自分の学校は何からやっていくべきかまで話し合い、優先順位付けも行いました。

第二部の様子

 普段の生徒会イベントでは学校ごとで話す時間がほとんどなく、個人個人の交流や、せっかく参加したのに学校に帰って共有や実践ができないということが多いと思います。今回は、学校にしっかり持って帰ってもらえるようにするために、他校から聞いた話を学校ごとで共有し、どうやったら自分の学校に活かせるかを考えられるようにしました。第二部では、ほとんどの時間を学校内で、その学校に合った目標を考えたり、課題を出したりする時間としました。


第三部 今後の課題を考えよう

 皆さんは、SWOT分析をご存じでしょうか。
第三部では、このSWOT分析を使って、現状を分析し、今後の課題や今後の活動について考えました。生徒会の取り巻く環境について内部環境と外部環境に分け、またその2つをさらにプラス要因とマイナス要因に分け、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」の4つの観点から自分の学校について考え、アイディアを集めました。

SWOT分析

 この4つの項目を第一部で考えたテーマごとに考え、模造紙に付箋でそれぞれが意見を加えながら、その学校ごとの唯一無二なSWOT分析を作成しました。

SWOT分析の様子
SWOT分析の完成した様子

 また、自分の学校だけでなく、他校のSWOT分析も見ることで、自分の学校との違いや共通点を見出し、より良い分析になるよう試みました。

他校のを見ながら検討する様子

 最後には、学校ごとにSWOT分析の結果やイベントを通しての感想を発表してもらい、会を閉めました。大学生も混ざりながら、よりアクティブなそして学校に直接的に役立つようなプログラムになったと思います。また、東京からだけでなく、関東圏の様々な中学校・高校から生徒の皆さんが来てくださいました。

発表の様子

参加者の声

参加者の中には、生徒会活動振興会の活動に興味を持ち、参加してくれた方がいました。そんな参加者の皆さんからの声を集めました。以下の3つを聞きました!
①ペンネーム  
②イベントの感想
③今回のイベントで学んだこととこれをきっかけにやりたいこと

①とも
②私は生徒会では広報を担っていて外務活動に参加したことはあまり多くはなかったので、他校の方と交流できる貴重な機会になりました。カッチリとした話し合いだけでなく気軽に話せるような空気感で人見知りの私でもそこまで臆することなくコミュニケーションを取れてよかったです! 
③自分の学校の現状を改めて振り返ることで生徒会内での課題点を共有できました。特に組織体制や引き継ぎなど普段の交流会ではあまり話題にならないような分野について話し合うことで他校と比較することができ、改善策なども多く得ることができました。今回取り組んだSWOT分析は今後定期的に行い活動の活性化に繋げていきたいと感じました。また、私の学校では外務活動が盛んという訳ではないので二校間交流など積極的に参加し生徒会活動の糧にできればと思いました。

①E・K 
②各分野に分かれていて、グループごとに話すので、その分野についてよりたくさんのことを話すことが出来ました。また、自校と話す時間もあったので、各グループで得た情報を共有して自分たちの学校について考えることが出来ました。
③自分の学校の反省点や良いところを知ることができたので、この交流会で得たことを生かして、これからの生徒会活動に取り組んでいきたいと思った。

①みどり 
②他校との情報交換だけでなく、自校の役員との情報共有もイベントのプログラムとして組み込まれていたので、すぐに自分の学校の課題点などを見つけられました。 
③このイベントに参加する前までは、生徒との関わりをあまり重要視できていませんでした。ですが、このイベントに参加して、生徒との関わりの大切さに気づきました。

①tyousyou
②今まで様々な交流会に参加してきましたが、最もしっかりした交流のテーマややり方が企画されていたので、思考の目的が明確になり、非常に実りのある交流になりました。また、その中で相手校の特色もよく知ったので、他校との大きなつながりを構築することもできたと思います。
 ③弊校の課題を考える中で、自分たちの組織体制の曖昧さに、また、他校の話を聞いていてその重要性にも気付かされました。なので、より分かりやすく機能する組織構造を採り入れていきたいと思います。また、交流の有用性を実感し、意義を明確に理解したので、より積極的にこういった交流をしたり、既にあるつながりをさらに深いものへとしていけたらと思います。

最後に

あつまれ学校のリーダーズは、今後の開催やさらなるステップも検討中です。大きい休みには、一回ほど、イベントを行おうと思ってます!他のイベントも検討中なので、ぜひお楽しみに!

                次回もお楽しみに

文:利根川育実(生徒会活動振興会 企画部長)



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