軍隊の思い出を盾に夜中に辛ラーメンを食べる韓国人旦那
お酒を飲むと夜中に辛ラーメンを食べたいと言い出す旦那さん。
なのでうちには辛ラーメンのストックが万全だ。
先日、足を組んでくしゃみをしただけで腰を痛め、会社を早退して病院へ行くほど痛がっていた。
病院ではあと10キロ痩せて運動もしてくださいと言われてしまったのだ。
病院で減量を促されるって、これはどう考えても太っている。
半年ほど地味にダイエットはしており、せっかく一週間食事を少なめにしても、たった一日でも夜中に辛ラーメンを食べたら、その一週間の努力は水の泡だ。
「辛ラーメン食べたい」と夜中に言い出した際、医者に指摘される前まで私は、
「ダイエット中だからやめといた方がいいんじゃない?」
とやんわり警告していたが、けっきょく食べる。
なので最近は、
「ダメ!ぜったい食べちゃダメ!!」
と無理矢理ねじ伏せている。
毎度あまりにも悲しそうな顔をするので、まるで私が虐待をしているかのような気持ちになる。
「私も我慢するから一緒にがんばろ?」と声掛けをする。一苦労だ。
しかし、先日はそんな声かけも聞かず、スタスタとキッチンへ向かい、辛ラーメンを作り始めた。
私の静止を聞かないのには理由があった。
どうやらYouTubeで、軍隊の時の辛ラーメンの食べ方動画を見かけたらしい。
それを見て「懐かしいからやってみたい」と言い出したのだ。
あくまでも“食欲で食べたいんじゃなくて、ノスタルジックな気分になりたいだけなんだ”と、大義名分をぶん回しているので、「夜中はやめておこう?」という正論が通用しなくなってしまったのだ。
加えて、「連休最終日だから…」という“ダイエットも仕事も明日から頑張るから今日は許して”まで発動させたので、私の言葉はもう届かなかった。
辛ラーメンを食べることは、軍隊の時の楽しみの一つだったらしい。
鍋にお湯を沸かし、かやく、スープ(粉)と共に麺を入れる。
いわゆる一般的な袋ラーメンと作り方は一緒だ。
しかし、お湯を沸かせるわけでもなく、コンロも鍋も食器もないので、水道から出るぬるめのお湯を袋に直接注いで、ふやかして食べていたそう。
お湯を袋に直接注ぐ???
百聞は一見にしかず。
これがその軍隊式である。
軍隊式というか、そんな名称はなく、めんどくさがりな若者は割とこうやって食べたりするらしい。
出来上がりはこんな感じ。
旦那さんの感想としては、軍隊の時よりお湯の温度が高いから普通にめちゃくちゃ美味しく出来てる!とのこと。
水道のお湯とポットのお湯じゃぜんぜん違うよね、そりゃ。
しかも、大勢が列をなして水道のお湯を使うため、後半はさらにぬるかったという。
洗い物も出ないし、画期的といえば画期的な食べ方である。
ORβITのメンバー、ユンドンくんもこの食べ方を動画で紹介しているのでぜひ見て頂きたい。
彼の場合は、ホテルで食器類がなかったから、といった感じだろうか?
アイドルともなると急に理由がオシャレ。
旦那はキッチンでゴソゴソ作ってて過程を見てなかったので、なるほど最初に砕いて高さを出すのね〜と勉強になった。
一口もらってみたが、なんだか普段より美味しい気がした。
何かに似ている、この感覚…
と思ったら、海の家で食べるカップラーメンだ。
なんだかいつもより美味しく感じるんだよな…
今回はまんまと深夜の辛ラーメンを許してしまったが、
これを期にひとまず5キロ落とすまでは夜中の辛ラーメン禁止という約束だけは取り付けた。
翌日、すぐに「辛ラーメン食べていい?」と聞いてきたがもちろん我慢させた。
そもそもAmazonでまとめ買いしているこのストックをやめたら良いのでは?とも考えたが、
昼間は辛ラーメン食べてもセーフルールなので、ストック自体に罪はない。