「たまご」の9割が危険な理由
今や栄養素が豊富に含まれていて完全食として広く知られるようになった『たまご』ですが、実は
日本の9割近くのたまごが抗生物質や農薬の影響を受けている可能性
があるんです!
栄養素だけでみるととても重宝されるたまごですが、選び方を間違えると抗生物質や農薬の影響を受ける可能性が大いにあります!
そこで今日は
・完全食「たまご」の栄養素
・日本のたまごの9割が危険と言われる理由
について簡単にお話していきます!
この記事が読み終わるころには
・たまごに含まれる栄養素の豊富さ
・日本のたまごの危険性
・色の違う卵の栄養素はほとんど変わらない
この3つを理解できるようになります!
〇 完全食「たまご」の栄養素
たまごは「完全食」と言われるぐらいなので
栄養素がかなり豊富です!
ざっくり話していくと、
・たんぱく質
・ビタミンB群
・ナイアシン
・セレン
・鉄
・ビオチン
などの栄養素が含まれていて、特にたんぱく質とセレンという栄養素が注目されています!
「たんぱく質」は牛肉や鶏肉よりもコスパよく摂ることができ、
日本人が不足しやすい「セレン」を摂れるのも貴重です。
〇 日本のたまごの9割が危険な理由
完全食と言われるほど栄養素が入っているから「摂りすぎなければ大丈夫!」と考えている方、
残念な事にそれは大きな間違いです!
実は日本の9割近くのたまごに危険性が潜んでいます。
・鶏の飼育方法の危険性
鶏の飼育方法には大きく分けて2つあります。
① ケージ飼い
ケージ飼いは簡単に言うと以下の写真の飼い方をすることです。
ケージ飼いのメリットは
・個体管理がしやすい
・生産効率が上がり、コストも抑えられる
デメリットは
・鶏のストレスが溜まりやすい
(ストレスがたまると病気に罹りやすくなったり腸内細菌の働きが低下する)
・病気を防ぐために抗生物質を打たなければならない
ということが挙げられます。
②平飼い
平飼いは以下の写真の通り、ケージではなく仕切りの中で飼育していくことです。
平飼いのメリットは
・農薬や抗生物質の使用を減らせる
・鶏のストレスが少ない
デメリットは
・個体管理が難しい
・鶏同士で餌の取り合いやケンカが起きる
事です。
この二つの飼育法を比べてみると、ケージ飼いの方が抗生物質を打ったり鶏のストレスがたまるため、卵を選ぶ際には避けた方が良い飼育法になります。
しかし、残念な事に日本のたまごの9割近くがケージ飼いによるものなんです!
抗生物質を使わない平飼いのたまごは1割しかないため、スーパーで売っているほとんどのたまごが抗生物質が使われているんです!
〇 たまごの色が違っても栄養素が変わらない理由
結論から言うと、たまごの色や黄身の色で栄養素が変わることはほとんどありません!
白いたまごより茶色いたまごの方が栄養素がありそうに見えたり、黄身の色が濃い方が栄養価が高い印象がありますが
それは鶏のエサに「色素」が混ぜられているだけなんです!
黄身の色を濃くするためには餌に色素の濃いものを混ぜると濃くなります。
なぜ色素を濃くするのかというと、その方が『たくさん売れる』からです!
皆さんもたまごを食べるとき、黄身の色が濃い方が卵の栄養価が高く見えたり、美味しそうに見えたりしませんか??
たまごには黄身が濃い方が「良いもの」という印象が強く濃い方が多く売れるため、餌に色素を混ぜてでも黄身の色を濃くしているんです。
栄養価は変わらないのに....
まとめ
・たまごの栄養価は高く、タンパク質は他の食品よりもコスパ良く摂れる
・ケージ飼いで飼育された鶏のたまごは抗生物質や農薬が使われている
・たまごの色や黄身の色で栄養価はほとんど変わらない
たまごは栄養価こそ高いものの、物を選ばないと知らない間に抗生物質や農薬の餌食になってしまいます。
もちろんそれらによって大きな影響が出てるわけではないのですが、出来る限り「平飼い」で「農薬が使われていない」ものを選ぶようにしましょう!