
ヒストリック・パウパーをやっていると、子供の頃を思い出します
私がMTGを始めたのは第4版(日本語版は1996年4月に発売)ですので、小中学生くらいの話になります。
その当時はカードショップなどというものは無く、デパートとか少しマニアックなおもちゃ屋さんにMTGが売られていたくらいで、勿論シングルカードなんてものも無し。
今でこそカードを見ればレアリティが分かるようになっておりますが、当時はそれすらありませんから、子供の頃の私は兎に角手にしたカードそのものの魅力(イラストやフレーバーテキスト含む)にハマりながら、デッキなんてとても呼べない様な代物をせっせと組んでおりました。
当時は基本土地が一緒に入っているスターター・パックというものがあり、それをいくつか買って土地を揃えるところからのスタート。
情報は何もないのでどのブースター・パックを買えば良いかも分からず、少ないお小遣いでせっせと集めたものです。
その時に何かの本でMTGを扱っていて、コンボとして紹介されていたのが《マーシュ・バイパー》と《炎の鞭》のコンボ。


ずっと後に出てくるMTG雑誌・ゲームぎゃざで連載していた漫画の登場キャラクター・古門守が使っていたのも思い出深いです。
まだまだ学校でもMTGはマイナーな遊びでしたが、それでも何名かのクラスメートと一緒に遊んでおり、その時の一人が愛用していたのが《浄化の鎧》入り白ウィニー。


当時のMTG界隈でも『アーマースキン』という名前がついていたくらい強かったデッキで、勿論その子が使うデッキは環境デッキよりも格段に質は落ちるものだったと思いますが、それでも本当に強かったです。
ファッティや派手な効果ばかりを好む子供にとっては、マナカーブを考えたり同じ役割のカードを揃えて組むデッキがこんなにも強いなんてと、衝撃的な体験でしたよ。
脈絡のない昔語りを延々して申し訳ありませんが、パウパーをしていたら当時の様子を思い出したというお話です。
派手で強力な効果や戦略は刺激的なものですが、たまにはこういう牧歌的なものも良いですよね。
大会上位に食い込む様なデッキは、パウパーと言えども洗練されてデッキパワーも高いので、のんびり楽しみましょうという雰囲気では無さそうですが。
大会とは関係のないレベルで、あれこれデッキの束を作ってのんびり楽しむのもたまには良さそう。