日本の男尊女卑についての考察㉚(古事記⑤出雲神話④天津神現る!①)
今回、皆様のおかげで考察㉚となりました。
誠に嬉しく思います。
今後ともよろしくお願い致します。
前回は、ようやく豊葦原中津国は
平定し、国造りも終わり
オオクニヌシにも穏やかな日々を
送れるだろうという話でしたが、
その頃、高天原では、
太陽神天照が豊葦原中津国を
じっと見て考えました。
『あの国は確か、
我が弟スサノオが統べていたはず、
その弟の姿は見当たらず
数えることスサノオ六世の
オオクニヌシが統べるようになったか。
よくぞ、ここまで整えたものだ。
しかし、私の直族ではないのだな。
否!豊葦原中津国こそ
我が直族が統べなければならない筈だ。』
と何か閃いたようにアマテラスは
我が子、天忍穂耳
(誓約の時にアマテラス
の勾玉から生まれた男神)
に命じてナカツクニに派遣しました。
天浮橋に到着し
ナカツクニを覗き見るオシホミミ
「あぁ、なんて強大な国なんだ
我の役目としては荷が重すぎる。」
と言って命に背いて帰ってしまいました。
アマテラスはそれならばと
次は、天津神達と相談し
天菩比命を選び
ナカツクニに派遣しました。
ナカツクニに到着した
アメノホヒ、
オオクニヌシとの交渉するも
彼の人柄に感銘を受け
オオクニヌシの家来となり
三年過ぎても高天原には
なんの便りもせず
そのままナカツクニに
定住してしまいました。
それを知ったアマテラスは
この度も上手くいかなかったと
さらにナカツクニに執着を強めました。
今までの失敗を踏まえて
天津神達は協議を重ねました。
すると、思比金は
アマテラスに進言しました。
「こうなれば、天津国玉が子、
天若日子をお遣わしください。
ワカヒコには、天之麻加古弓と
天之羽々矢を持たせナカツクニに
向かわせましょう。」
アマテラスはそれは良き考えだと
早速、ワカヒコに特別な弓と矢を
持たせナカツクニに派遣しました。
ワカヒコは意気揚々と
ナカツクニに到着し
オオクニヌシと合間見えます。
ナカツクニに迫る危機!
オオクニヌシ大ピンチ!
出雲国は?ナカツクニは?
一体、どうなってしまうのか!
この続きは次回
出雲神話④天津神現る!②にて
お話を進めさせて頂きたいと
思います。
ここまで読んでいただけまして
誠に嬉しく思います。
次回もぜひ よろしくお願いします。