クリスマス*メッセージ
マタイ 1章18〜24節
聖 書 マタイ 1章18~24節
説 教 「神の計画と人の応答」
誤った決断
神様から受胎告知を受けて、身ごもったということをマリアから知らされたヨセフは「どうしようか」と一人で悩み苦しんだことでしょう。
ヨセフは婚約者が不貞をはたらいたのではないかと疑っていたようです。
そしてその結果、ヨセフが下した決断はマリアと離縁することだったのです。
マイナス思考からの解放
人間が一人で悩み苦しんで得る結論は、消極的でマイナス思考でしかない。
そして、誤った決断をしやすい。
ヨセフはマリアと離縁(婚約解消)しようとしました。
しかし、それは神様の御心(ご計画)ではなかったのです。
主はヨセフに語りかけられました。(20節)
それは、まず
①「恐れないで(心配しないで)」=「恐れるな」「心配するな」「こわがるな」ということ。
そして
②「その胎内に宿っているものは聖霊によるのである。」
=神の御子イエスを産むというマリアの受胎は神から出たことであり、御子イエスをこの地上に送るという神のご計画の中で起ったことだ。
さらに
③「マリアを妻として迎えるがよい」
=御子イエスを地上に送るという神のご計画に協力してほしい。
=マリアが御子イエスを産むから、ヨセフと2人で育てていく)。
救い主をこの世に送るという神様のご計画に参与してほしいという招き。
ヨセフは、神様の言葉を聞いて、それを受け入れる決心をしました。
神様の言葉を聞いて、それを受け入れる決心をしたヨセフに、神様はさらに「神は私たちと共におられる(23節)」という約束を与えてくださった。
ヨセフはその後も何かあるたびに「神が共におられる」という御言葉を想い起こし、励まされたことでしょう。
そして、それからヨセフは、
神様の力とご加護に支えられて、
愛する家族 (妻マリアと幼な子イエス) を愛し、家族を守る愛の生涯でありました。
結 論
*ヨセフが一人で悩み苦しんで得る結論は、消極的でマイナス思考的なものでした。
しかし、神様の御言葉を聞いたときに、一見、マイナスにしか思えない出来事でさえも神様から出たことであることを知り、
それを積極的、前向きに受け入れることが出来たのです。
何か思いがけないことが起ったときには、一人で悩んだり、勝手に判断してしまったりしないで、神様によく祈って、御言葉を聞くことが大切です。
参照聖句
[11] わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。
エレミヤ書 29:11 新共同訳
わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり わたしの道はあなたたちの道と異なると 主は言われる。 ・・・わたしの道は、あなたたちの道を わたしの思いは あなたたちの思いを、高く超えている。
イザヤ書 55:8-9 新共同訳
今週の祈り
救い主イエス・キリストを私たちのために,この世につかわしてくださった父なる神様の御名をほめたたえ、感謝いたします。
どうか、私たちがこれからも、ヨセフの生きざまにならって、何よりも神様のみことばに耳を傾けて、神様を信じて歩んでいけますように。
また、あなたが与えてくださいました家族や、主にある兄弟姉妹を愛して,お互いに支え合って生きていくことができますように導いてください。アーメン。
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