精子提供がワイドショーで紹介されましたが・・・
ここ数日「スッキリ」、そして「グッとラック!」で続けて精子提供について報じられ、そのネガティブな一面が前面に出る結果となっている。
スッキリではSNSで精子提供が行われ、その中には男性から性行為を求められた事例等を紹介。グッとラック!では高学歴、高身長の精子だと思って提供を受けたところ、実際には地方大学の外国籍男性の精子だった事が判明して訴訟問題となっている事等が紹介された。
どんな世界でも成熟するまでは様々なトラブルが発生する。精子提供はそれそのものが人間の最もデリケートな部分に絡む問題であるからこそ、制度化しない限りはトラブルは無くならないと思う。
男性は「タイミング法」という言葉がある限り、自分の性欲の発散を目的とする人はいなくならないと思う。
女性の中には最初から子供を自分のステータスの材料としたい人たちがいる。そういう人たちであればあるほど、ハイスペックな男性の精子を手に入れようとし、SNSの罠に嵌る傾向にあると思う。
私はそれらの問題がこの世界にはある前提で、提供方法は「シリンジ法」だけとし、女性に提供する前には必ずヒアリングを行う。
どうして精子提供を望むのか、結婚はどうしてしないのか、周囲の理解は得られているのか、子育ての際に手助けしてくれる人はいるのか、どんな子供になって欲しいと考えているのか。
それらの質問に対して、納得のいく回答をされた方にのみ提供を行っている。もちろん、その対話を通して相手の方が母になれるくらい精神的にしっかりされている方か、子供に愛情を注げそうな方かも私なりに判断している。
結果的には同性愛者であったり、アセクシャルの女性への提供がほとんどになっている。
私は上記のようにトラブルを回避しているが、世の中全てがそうなるかと言えばそうはいかないと思う。よって、やはり国がしっかりと制度化するしかないと思う。
必要なのは国が提供する男性と提供を受けたい女性に対して、しっかりと審査をすること。男性に対しては性病はもちろん、疾患や持病が無いかを判定すること。女性に対しては「どうしても精子提供が必要な状況か」と「子供を育てられる人か」を判定すること。
そしてなるべく提供者と女性の間にトラブルが起きないように対策を打つ事だ。
ちなみに、現在一部の医療機関でも精子提供は行われているが、女性は男性のプロフィール等は一切分からないのだそうだ。個人的にはこれは少し無理があると思っている。
確かに両者の接点は極力少ない方がいい。しかし、提供者がどんな人物か分からずに提供を受けるというのは、どんな顔の子供が生まれてくるのか想像する事もできず、それは逆に不自然であるとも思う。
国が合格を出した男性と女性が、一度くらいは面会し、両者が合意して初めてシリンジ法で提供が行われ、提供後はトラブルが起きないように国が法制度を整えておく、というのが理想であると思う。
少子高齢化が進む日本。これ以上トラブルを起こさない為にも、一刻も早い制度化が望まれる。
ベイビープラチナパートナー
アキヒデ
https://www.babyplatinumpartner.com/2020/05/31/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD-%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%92%E3%83%87/