アセクシャルの女性の覚悟(精子提供事例)
私は連絡をいただいた後、カフェでお話をする機会をいただいている。
目的は2つあり、女性にとって私が提供者として相応しいか判断していただくこと、そして相手の女性が提供して大丈夫な方か私が判断する事の2点だ。
もちろん、「相手の女性が提供して大丈夫な方か」にはいくつかの要素がある。大きく分ければ提供後トラブルが無さそうか、きちんと母親になる決意ができているか、子供を大切にしてくださりそうな方か、だ。
その女性はアセクシャルだった。
アセクシャルとは無性愛、異性への性的欲求も愛情も抱けない人のことを言う。
これまで強引にお願いされる形でお付き合いをしたことはあったそうだが、血のつながりの無い異性が同じ部屋で生活をする事自体が受け入れられず、触れ合う事も苦痛だったそうだ。
子供は欲しいし、親に孫の顔を見せたく婚活も頑張ったのだそうだが、残念ながらその活動も苦痛であり、悩んでいたところ精子提供を知り、baby platinumの男性たちの中から私に連絡をくださったとのこと。
「見つけた時は開放的な気持ちになった。」
と彼女は笑った。自分に無理をせず、母親になることができるという事は彼女にとってこの上ない幸せな事だという。
ご両親も理解をしており、子育てのサポート体制は整っているという。仕事も安定しており、収入的にもシングルマザーでやっていけるとのこと。
そんな話をしている彼女の目には母親になる覚悟を決めた女性の強さを感じた。そのしっかりとした眼差しは彼女が自分の将来と生まれてくる子供の事を真剣に考え、悩んだ末の決断であることが表れているように感じた。
私には断る理由が無かったので、私からは提供の意思を示し、女性も
「お話してさらに安心した。」
との事だったので、後日彼女の用意した段取りに従って提供をした。
彼女はまだ母親ではないが、母親となる女性の強さを感じた。
いい結果となり、彼女に素敵な未来が待っている事を祈っている。
ベイビープラチナパートナー
アキヒデ
https://www.babyplatinumpartner.com/2020/05/31/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD-%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%92%E3%83%87/