Hilfe(ヒルフェ)

神様どうか私を
殴ってください
それであなたの気が 済むのなら
いつか私の生きた
あの町を見て
顔を見合わせて一緒に 笑うため

この歌が聞こえるのなら
手を差し伸べてください
私一人じゃ絶対
生きてらんないから
何も出来ないような私は
出来損ないで罪ですか
それでもいいなら私を
どうか救ってください

でも神様は 全て平等で
贔屓するのは いつも人間なの
見ないふりを 続けるのなら
何も いらないよ 心の奥泣いているんだ

もう私なんていらないのなら
正直に言ってください
私が 何かを したのかは分からないけど
それで誰か救われるのなら
早くほんとに教えてください
私の命で誰か 救われるのなら

人1人が消えたところで
神様なんとも思わない
そりゃそうじゃんか私は
嫌われ者だから
「死にたくて死んだわけじゃない
そんな子も世界にいる」だとか
分かってるんだよそんなこと
言われなくたってさ

でも世界には その真逆もいて
死にたくても 死ねない人もいる
もし私がさ 代われるのなら
いつだって 誰かの 代わりになってあげるのに

消えることの無い人生を
ほらあなたはただ望んでるの
そうやって 私も 逆に消えること望んでるの
それでもなんにも出来ないの
それが現実だと思い知ったの
そうやって人はいつか 成長するのかな

泡になってもう 聞こえなくなる
私の声が
あなたの心に届いて 響きますように
私みたいに投げ打って 
人に後悔なんてさせないよう
全て、ほら全て吐き出して

なにか辛いことがあるのなら
周りの人に話しかけてみて
何か 力に なれる人がいるのかもね
苦しくて泣いてもいいよ
逃げたければ逃げたっていいんだよ
壊れて しまう 前にちゃんと向き合って

信じなくたっていいよ私の
ことも社会のことも全て
消えて 消えて 泡のように溶けてゆくの
記憶も体も痛みも全部
どこかなくなっていったのなら
私の ことも 思い出さなくなるんだね

ひとりじゃないよあなたは
だから命を諦めないでいて
全て 全て 抱え込まなくてもいいんだよ
夢がなくたって生きてけるの
生きる糧がなくても生きてけるよ
だからほら前向いて
生きていて

苦しくても歩いていこうよ
共に息吸いあって



こんにちは、成績不振です。
新作歌詞の、「Hilfe」いかがでしょうか。
今回は「命」をテーマにした歌詞を書いてみました。
正直これ書いてる途中涙止まらなかったです。

誰かの心臓になれたなら良かったのに、そう思うことはよくあると思います。
私は「生きたい!」と考えていた頃はむしろ誰か俺の心臓の代わりになって欲しいと胸が痛み出したあたりで思いました。
でも今は少し死にたいと思う時ができて、そう思った時に浮かんだのがこれです。
そりゃ死にてぇ時もあるさ。
でも死にたくて死んだけど、死んで後悔するやつもいる。
自殺で後悔なんて、自業自得です、後悔するのがおかしいんですよ。でもしちゃうんです。きっと。
だから後悔しないように生きろと。
そう思って、描きました。

死にたくなくても死ぬやつはいる、なんてのは詭弁です。死にたいと思うのは仕方ないんです。そこから後悔してでも死ぬのか、後悔しないように生きるのか、それはその人次第です。でも俺の意見はただ一つです。最後に、それを一言だけ言って締めます。

後悔してでも生きろ。

それでは、またお会いしましょう。
次は多分誰かのキャラソンか、ちょっとダークな歌詞で出て来ると思います。ぜひお楽しみに!

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